MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

秋の花 (木蔦、八手、海紅豆、蒲公英)

2016年11月05日 | あらかると


落葉広葉樹のユリノキや欅、柿や花水木などが次々と、
紅葉(黄葉)の色合いを濃くしており、秋本番を迎えているが、
この時期に花を咲かせている植物もある。

「八手の蕾」
八手は日本原産の植物で、学名 Fatsia japonica FatsiaのFatsia は、
「八手(はっしゅ)」の読みに 由来するといわれている。

手を広げたような葉の形から名前は八手だが、
実際には奇数であることが多く、
以前に調べた結果では、3、5、7、9、11などに分かれており、
偶数は極めて珍しかった。


「開花直前の八手の花房」


「八手の開花」
八手の写真は同じ日に同じ場所で撮っているが、
生えている場所により開花の遅早があるようである。


「木蔦(キヅタ)の花」
疎林や林などで見られる木に絡まっている常緑樹の蔦で、
この時期が当地の開花期である。


「海紅豆(カイコウズ=アメリカディゴ)」
基本的には夏の花で、一枝だけに咲いていたので、
遅咲きと言うよりは「返り咲き」のようである。


「蒲公英」
日当たりの良い場所では真冬でも咲いていることがある。
下の写真は昨日の大町公園での撮影で、
止まっている蝶はヤマトシジミ(大和小灰蝶)。


巻頭の写真は「木蔦の花」で、
止まっているハナアブは「アシブトハナアブ」のようです。
花の色も地味で余り目立たない花だが、
ハナアブにとっては命を繋ぐ糧となっているようです。
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