ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

賞金レースの逆転現象

2007-07-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


場所を移動して宿を取り、あくる日曜日はサロニック・プラホバで4キロのクロス。スピードレースで賞金も出るとあって、若い選手がたくさん来ています。年代別クラスわけもあり、ベテランにもチャンスがあるので79歳のマスターズ連盟の秘書の方にも出会いました。
 
カテゴリーはジュニア13歳以下2キロ、別スタート。
メインレースの4キロは、14~17歳ジュニア、18~39歳一般の部、40歳以上は5歳刻みで年代別クラスわけがあります。
 
ここで賞金レースの逆転現象発生。

男子の部総合順位=1位19歳、2位36歳、3位40歳、4位24歳。男子総合3位40歳のステファンは40歳以上の部のクラスわけ、このカテゴリーで優勝・優勝賞金80レイ(=約4000円)。男子総合4位のフローリンが男子一般の部の3位入賞となり賞金200レイ。実力に応じてもらえるはずの賞金、ステファンよりも遅く走った若い選手が、ステファンよりも多くの賞金をもらっています。
 
女子の部総合順位=1~3位20歳代、4位40歳代、5位14歳。女子総合4位の選手は、40歳代のクラスわけ、このカテゴリーで優勝・優勝賞金80レイ。女子総合5位の14歳の選手はジュニアのクラスわけ、このカテゴリーで優勝・優勝賞金200レイ。
 
カテゴリー別に賞金が設定されていて、一般に厚く、次にジュニアに厚く、40歳以上のベテランには広く浅く、の賞金額です。ベテランのエリート陣は、これがこの大会のルールとわかっていても腑に落ちず。「僕達ハズット走リ続ケテイテ、健康ノ象徴ダヨネ。モウチョット、ベテランメンバーヲ、大事ニシテ欲シイヨネ。」・・・う~ん、ベテランを大事にしているから、年代を細分化しより多くにチャンスがあるようにしてあるのですが・・・。
 
そうだ、男女別の総合(=オープン)の表彰があればいいのです、そうすれば男子総合3位のステファンは賞金額で正当に着順を評価されます。オッケー、問題解決。でも、女子総合の4位40歳代の選手と女子総合5位ジュニアの選手の賞金額の逆転現象は?自分の子供みたいな若い伸び盛りのジュニアと戦っているのですから、何とかならないかしら?
 


私の結論は、走ることが好きで走っているのだから、入賞や賞金は本当のおまけ。大会ルールとして年代別クラスわけが設定されていて、クラス別に賞金額が異なるのも、大会ルール。これが不服ならば、最初から参加しなければいいのです。私はこんなふうに考えて自分で納得しています。
 
「デモネ、理不尽ヲ感ジルコトハ、ドンドン主催者ニ伝エタホウガイイヨ。」という意見もあります。「イロンナ意見ヲ吸イ上ゲテクレテ、来年ハマタ、モット良クナッテ行クノサ。」、年代別ではトップクラスのビクター、たとえばクロス・ロッテリーの入賞の常連ですが、このクロスで優勝賞品に車がもらえるのはジュニアと一般の部だけ。「ベテランノ部ニモ、車ヲ出シテ!」と、毎年主催者とバトルしています!?!
 
そういえば日本でも、少し以前の話ですが、とあるマラソンの優勝商品、男子にはお米1年分、女子の優勝者にはそれがありませんでした。「同じ距離を努力して走ってこの違いはおかしいわ!」と訴えた女子の優勝者、翌年にはお米1年分をゲットしていました。自分の主張をし、そして翌年にきちんと連覇を果たしお米を持って帰るところ、なんと潔し!
 


写真はルーマニアマスターズ連盟のお役員ラザール氏、御歳77歳、彼のおかげでリア・マノリウ・スタジアムヘの入場許可を得ました。いまだに私の名前をうまく発音してくださらないのですが(失礼)、いつも会うたび笑顔を見せてくださいます。彼も今日のレースで入賞。

一番上の写真は、表彰式のアシスタント、ハイスクールの生徒さんたち。


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