ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

男女区別のない年代分け

2007-09-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
ちょうどよい曇り空の今日は、クロス・ディバーシタティ(Crosul Diversitatii、diversitateは英語のdiversity=相違・変化)、雨が近いのか湿気を含んだ空気のなか、一人で出かけていきました。(マイダーリンはクロアチア遠征中)
 
ブカレスト市内の多くのクロスが、シャルル・ド・ゴール広場発着、ここから凱旋門を経てビクトリア広場を廻り戻ってくる約3.5キロ(主催者発表は4キロ)のコース。一部に古くからの石畳が残っていて平地だけれども走るにはちょっと脚にタフなコースです。
 


会場ではいつものラン仲間に出会い、又、顔見知りに出会い、すぐに「ヒロコ、コッチダヨ。」と誘ってもらってエントリー。たいていのクロス(=短い距離のマラソン大会)は当日エントリー、参加費タダですがTシャツがもらえます。子供達もエントリーを待っています。

きょうのカテゴリーは14歳未満、14-19歳未満、19-35歳未満、35-55歳未満、55歳以上。あれ?男女の区別が有りません??確認してもらうと、男女合同のカテゴリー分けだそうです。入賞はそれぞれのカテゴリーのトップスリー。

私と同年代の女子選手、「男女ノ区別ガ無イナンテ、女性ヲ馬鹿ニシテ、無視シテイルワ!」とお怒り、そして出走取り止め。いつも男女わけのある年代別クラスならば入賞ラインに入る選手です。

わたしは?もちろん走ります、風邪を吹っ飛ばすためにも荒療法、きょうクロスをブンッ!!と走っておいて、明日の20キロに備えます。気分よく走ることが出来れば、ここまで来た甲斐があるというもの。



女子の55歳以上にはこんなチャーミングなご婦人方もいらっしゃいます。ランを楽しんでいるメンバーは、まず、出走。

男子は入賞を狙ってみんな真剣、子供達は運動会のノリで前へ前へと並んでくるスタートライン。何度も走っているこのトライアングルのコース、きょうは脚の動きだけを見て走ることにします。スタートダッシュものすごく、案の定、子供が転んで団子になってしまいました、うまくすり抜け、走りやすい位置を確保。

そのまま折り返しのビクトリア広場を過ぎ、私の前後はふと誰もいなくなりました。前も離れているし、後ろも離れているみたい。明日のレースのことを考えてラストスパートは無し、何とか走りきったと思ったら15分かかっていました。



1週間前は14分20秒で走ったコースです、風邪を引き込んで、ようやく起き上がったのが昨日。仕方ないです、それでも走れてよかったです。上の写真はクールダウン中の私とラン仲間ジョルジュ。走暦5ヶ月のジョルジュは総合8位(年代別4位)、もうちょっとのところです。今後に期待。



私の年代のトップスリー、左からビクター(44歳)、アレクサンドル(42歳)、一人おいてマリアン(35歳)。あいだのお一人はラザール氏79歳、9月上旬のイタリア・リッチョーネでのマスターズ世界選手権で見事シルバーメダル獲得。まず健康で長生きすることがメダル獲得への第一歩!周りへの気遣いも忘れず、わたしにまでイタリアからの絵葉書をいただきました。



きょうのレースには車椅子部門も在り、男子2名・女子3名の参加で、全員に表彰が在りました。障害者福祉がかなり遅れているこの国で、車椅子レースに参加するのは大変なこと~~来年の北京パラリンピックにもルーマニアから選手団が派遣されることが決定(=一昨日TV発表)、福祉ですら遅れているのに、スポーツとして取り組むにはスポンサーと周りの協力なくしては成り立たない、それでも選手たちは精一杯戦っています。

 
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