港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

高輪一丁目公園の説明会が開催されました

2012-03-30 08:47:05 | 高輪地区のできごと
3月28日、高輪一丁目公園の住民説明会が開かれました。
対象となったのは松ヶ丘会の住民の方、白高町会、高輪一丁目アパート自治会、伊皿子自治会、松阪町会などの周辺自治会の町会長です。30名以上の方が出席されました。
一通り区の説明が終わった説明の後、質疑に入りました。
まず、なぜ公園にトイレを設置しないのかという質問がありました。公園利用者としては当然の疑問です。答えとして、一つは外から公園がみえないため防犯上管理ができないということと、近隣住民が設置しないよう要望があったとのこと。
 また、トイレの利用について近くにある子ども中高生プラザの施設の利用ができるかどうかも、区の方からきちんとした説明がありませんでした。
 一般的に公園にトイレは必須の施設であると思いますが、設置しないのであればその対応策をきちんと考えてほしいと思いました。
 また、防犯についての不安が指摘され、防犯カメラの設置について意見としてだされましたが、区の回答はあいまいでした。
 夜間閉鎖になりますが、閉鎖時間についても今後住民と協議して決めたいとのことでした。
 今年の5月から工事に入るのに、区として確固たる方針が示されておらず、やや不安に感じる説明会でした。
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港区の江戸 三田寺町ツアー

2012-03-28 22:57:04 | 高輪地区のできごと
港区文化芸術助成事業「第6回私と町の物語」のイベントの一つ港区の江戸 三田寺町ツアーに参加しました。
立命館大学の中村琢巳先生の講義を聞きながら、面白い話がいっぱいの有意義なツアーでした。
まず、三田寺町の特長は二つあり、一つは三田寺町が関東大震災、第二次世界大戦の大空襲の被害を受けず、江戸時代の建物がほとんど残っていること、もう一つはいろいろな宗派のお寺が混在して建てられているとの説明でした。
様式の違った江戸時代の種々の寺院建築を見ることができる貴重な場所だそうです。
まず、真言宗の宝生院(1635年)を見ました。外観は塗り壁で質素な感じですが、内部の空間はきらびやかで飾りも多く豪華な印象でした。江戸時代には様々な建築ルールがあり、まず外壁は防火上安全な塗り壁にし、外観はあまり飾りをつけて派手にしないこと。梁間3間以内の大きな建物はつくらせないなどの約束事があった。しかし、梁間3間のルールは増築などをしたようにし実際は大きな建物をつくっていた、外観は派手にしないかわりに内部は飾りなどをした豪華なつくりにしたなど、うまく抜け道をつくり建築が行われていたことなどの説明がありました。
次に浄土真宗の明福寺を見ました。浄土真宗の建築様式は細かく決められており、大きいお寺も小さいお寺もプランはほぼ同じだそうです。信者が集まって念仏を唱える場所を広くとっていることが特徴で、内外陣の境界を豪華にしています。約200年前の建物ですが、梁や柱は、輝いておりあまり古さは感じられません。手入れがきちんとされているようでした。柱は円柱で、円柱の方が大きな木材から切り出すので、高価だそうです。
最後に真言宗の明王院を見ました。真言宗でも江戸時代の札所めぐりのお寺で宝生院とはまた、違った建築でした。入り口の紅白のしだれ梅が見事に咲いていました。
見物は本堂の格天井に描かれた絵です。寄進された240枚の絵が天井にはめこまれています。寄進した方はお寺周辺のかたが大半ですが、その他の地域の方もいるとのこと、武家と商人の寄進は半々位だったそうです。
三田寺町はまさに江戸の寺町がかなり残っているにもかかわらず、街並みは現在ではその雰囲気をあまり伝えていないのが残念です。

宝生院の質素な塗り壁の外観

きらびやかな内部

明福寺の門

明福寺の豪華な内外の空間の境

ししの襖絵

明王院の外観

明王院の格天井

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高松桜まつり第4回のうちあわせをしました

2012-03-27 21:57:09 | 高輪地区のできごと
今日の打ち合わせは5町会の関係者以下15名が出席しました。
イベントの会場が高松児童遊園から四十七士切腹の碑の前の広場に変更になりました。
イベントの内容や順番はほぼ決まりました。
出店者の申し込みは予想をはるかに上回り約50店にも達し、机が足りないかもしれないとのこと
対応を求められました。お店の配置もこれから決めなければなりません。
ウエザーマップや日本気象協会の予想では、4月7日が満開のようです。
天気が晴れるとよいですが。
細かい作業の分担などいろいろ議論がありました。
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「あいはーと・みなと」で懇談会が開かれました

2012-03-25 08:00:49 | 高輪地区のできごと
精神障害者福祉施設「あいはーと・みなと」で「障害を持ちながら地域で生きる」というテーマでパネラーと利用者の懇談会が開催されました。私もパネラーの一人として出席しました。
白高町会、一心会、松ヶ丘会の各会長、朗読を指導された篠原先生、利用者代表の方がパネラーでした。
それぞれのパネラーから「あいはーと・みなと」との関わり、感じたこと、地域とのつながりをどうするかなどの発言がありました。
それぞれのパネラーは、体や心の障害を持つということは誰もが体験することなので特別な目でみないで、お互い支え合う地域社会をつくりたいということで一致しました。
白高町会・一心会会長は、大震災の時「あいはーと・みなと」の方々をどう支え合うか対応策を一緒に考えたい、松ヶ丘会から地域のイベントにできるだけ参加して地域で顔なじみになってほしい、篠原先生は自分が親を介護した体験から家族の支えが一番大事であるなどのコメントがありました。
 フリートーキングの中で、高輪区民センター1階にある「ろぜはーと」の売店の前にいすとテーブルを置き、喫茶店のように売っている方との接する場にしたらどうかとか「あいはーと・みなと」のさおり織などの作品をインターネットで販売することはできないかなど積極的な意見もでました。
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高輪台小学校の卒業式に出席しました

2012-03-23 12:46:31 | 高輪地区のできごと
今日は、私(安藤)の母校の高輪台小学校の卒業式に出席しました。
卒業証書を受け取る時、卒業生一人一人が中学生になった時の抱負を述べます。
勉強では、国際化社会を反映し英語をがんばりたいという子が多く、一人はこれからシンガポールの中学に入るので、英語で話せるようになりたいという子もいました。
将来釣り人になるので、釣りの修行をしたいという子もいました。みな夢を持って卒業していくのは素晴らしいことですね。
また、卒業生のことばは誰かが代表して読み上げるのではなく、全員が壇上に並び、一人一人一言ずつ言葉をつないでいくので、誰もが主役になれ、出席しているPTAの方にとっても好ましいことだと思いました。
最後に、校歌を歌いましたが、高輪台小学校の校歌は北原白秋作詩、山田耕作作曲という伝統ある校歌です。
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女川町災害廃棄物受け入れについての質問会第2回の開催

2012-03-23 08:48:31 | 港区のできごとあれこれ
女川瓦礫住民説明会有志の会、港区まち創り研究会共同主催で3月27日(火)午後7時より、「芝コミュニティはうす」にて第2回の質問会を開催します。入場無料です。どなたでも参加できます。
第1回の質問会で、時間の関係で回答できなかった質問や前回より詳細な内容を質問する会です。
港区清掃リサイクル課の担当者の方2名が出席されます。
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女川町の災害廃棄物の受け入れについての質問会が開催されました

2012-03-21 22:17:05 | 港区のできごとあれこれ

女川瓦礫住民説明会有志の会、港区まち創り研究会共同主催で災害廃棄物の受け入れについての質問会が開催されました。
港区リサイクル課高木課長以下3名の方がおみえになり、質問書に回答されました。
時間の関係ですべての質問の回答をすることは、できませんでした。
議論のほとんどが基準値8000ベクレルを下回った場合は、焼却された廃棄物を埋め立てることができるかどうかということで時間が費やされました。
区は国(環境庁)が検討委員会などを経て定めた基準なので、それに基づいているとの回答でした。質問者側は、IAEAの国際基準が100ベクレル以下なのに、国の8000ベクレルの基準は信用できないとし、区としての独自の方針を打ち出せないかということを強調しました。徳島県では災害廃棄物の受け入れに協力したいと表明しながらも、8000ベクレルの基準についての説明に納得がいかないとし、あくまで100ベクレルの基準に従って受け入れる考えを示しています。
 また、埋め立てた廃棄物のセシウムが雨水で流れ出して汚染していかないかという不安も提示されました。
 このあたりの不安を区民から払拭していくには、区側の説明、資料が十分でないように思いました。ただ、このことの基本は国の問題ですが、区としてただうのみにしないで、独自に調査し、検討することが宿題として残されました。
 一方、区民の方から、被災地の住民のことを考えると区として支援できることは支援したい。廃棄物の受け入れが安全であれば、受け入れるべきとの意見もでました。
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武井雅昭港区長の所信表明について

2012-03-21 09:11:12 | 港区のできごとあれこれ

武井区長の第1回港区議会定例会で所信表明した内容が「広報みなと」に掲載されている。当研究会が関心のある項目をとりあげてみたい。
 どの項目も表題だけで、内容がよくわからないものが多い。
① 建築物の高さに関する都市計画案を策定します

 これは、「絶対高さ型の高度地区指定案」の策定を意味すると考えられるが、現在検討中の「建築物の高さの基本的な考え方」を踏まえてとある。この基本的な考え方が全く公表されていないので内容がわからない。区民の要望が多い高さの制限について、もっと区民と話し合う場を設けてほしい。

② 市街地再開発事業においては、事業完了後のモデル評価を行い、費用対効果を検証します。

港区の場合、ディベロッパー主導型の再開発が多い中で、多額の補助金が必要かという議論がタウンフォーラムでも論議されていた。これも評価の仕方が大丈夫かという懸念が残る。

③ 国際戦略総合特別地域や特定都市再生緊急整備区域の指定を踏まえ、地域特性に応じた良好な街づくりが行われるよう対応していきます。

国際戦略総合特別地域は、国の内閣官房地域活性化事務局の制度である。
我が国経済成長のエンジンとなる産業・機能の集積拠点を形成するための指定となっている。規制の緩和、税制上の優遇措置、財政上の支援、低利の融資などがある。
港区の場合、外国企業のオフィスの立地を想定していると考えられる。
特定都市再生緊急整備特別地域は、国の法律に基づく制度で都市再生の拠点として、都市開発事業などにより緊急及び重点的に整備を行う地域である。
港区では新駅構想を含む品川・田町周辺の再開発エリア184haが指定されている。
具体的にはどのように動いているか、どうするかは全くわからない。


④ 田町駅東口北地区公共公益施設は、東日本大震災を踏まえ設計の見直しを行っており平成25年末までの竣工を目指します

 設計の変更の内容が明らかにされていない。防災面だけなのか、税収が減っているのに、このような大規模施設の建設が必要かなどについては明らかにされていない。

⑤ コミュニティバスは、本年度から本格運行を開始します。

 コミュニティバスの運行は、区民の足としてまた環境にも貢献する施策として評価したい。さらに、ベンチを置くなどバス停の環境の向上を図りたい。

⑥ 芝浦港南総合支所での政策で、放置自転車対策をはじめ、環境にやさしい自転車の有効利用を調査するとともに、自転車シェアリングについて検討します。
 これは大いに評価したい。芝浦だけでなく、港区全域で考えてほしい
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高松中学校の卒業式に出席しました

2012-03-19 21:35:17 | 高輪地区のできごと
今日は、高松中学校の卒業式に地域の関係者の一人として出席しました。
始まる前に、地域の方々と歓談するのが楽しいです。高松桜まつりのことも話題になりました。卒業式は、たっぷり2時間かかりました。
卒業生の答辞を述べた女子中学生は涙で途中言葉が途切れることが何度かありました。
同級生の方が一人、卒業を前にして亡くなったことが想い出されたのでしょう。
純粋な中学生の気持ちは美しいものです。
久しぶりに蛍の光を歌いました。このごろの卒業式では珍しいです。
卒業式や入学式は、地域の関係者として出席していても何か感動するものがあり、努めて出席するようにしています

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「我が街並み守れ 広がる高度地区」  朝日新聞記事より

2012-03-18 11:23:10 | 港区まち創り研究会
朝日新聞3月18日に以下の記事が掲載されている。

建築物の高さに上限を定める都市計画法の「高度地区」を設定する動きが、首都圏の自治体で広がっている。高層建築をめぐる紛争予防を目的に東京都内で導入が進み、近県へと普及した。守ろうとしているのは街並みや景観である。
千葉市の工業地区の工場跡地に建てられるマンションの高さ48mを超えるものが3棟もあり、周辺住民の反対の談話が掲載されている。千葉市では上限を定める高度地区の設定を検討しており、臨海部で31m、内陸部で20mを考えている。
 高さの上限を具体的な数字で示す絶対高さ型の高度地区は京都や奈良では以前から普及していたが、首都圏では横浜、川崎両市など数えるほどだった。それが04年には、世田谷区、練馬区など都内の4区7市が導入。埼玉県では06年にまず和光市、千葉県では09年に和光市が採用した。
 東京工大の大澤昭彦助教(都市計画)によると、神奈川を含む1都3県で39自治体が設定している。マンション紛争は今に始まったものではないが、高さ規制の目的が質的に変化していることに大澤さんは注目する。90年代までは規制の狙いが日照や通風の確保だったのに対し、近年の高度地区の設定は景観や街並みが重視されるようになっているという。
導入が検討中のさいたま市は、「持続可能な街づくりには良好な住環境や景観の維持が必要」と意義を説明する。
 反対もある。団地を建て替える時に建物を大型にし、生み出したスペースを販売して建設費を賄うといった手法がとりにくくなる。「財産権の侵害」という声もある。
 そうした異論を受け、千葉市は建て替えには例外規定を設け、対象も住居系地域に限定する方針。
 都市プランナーの蓑原敬さんは「人口減少時代を迎え、首都圏でも住宅の数が今以上に必要になることはない。高度地区をめぐる議論を通して街並みや景観が地域の貴重な資産との認識が広がってきた」と指摘する。


超高層建築物が特に多い港区でも、検討中の高度地区の設定を早く実現してほしいと考える。マンション建て替えの議論もあるので、ある程度の例外規定は考えざるを得ないが、良好な街並みや景観を実現するためには絶対高さ型の高度地区の指定は必須である。
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