女川瓦礫住民説明会有志の会、港区まち創り研究会共同主催で災害廃棄物の受け入れについての質問会が開催されました。
港区リサイクル課高木課長以下3名の方がおみえになり、質問書に回答されました。
時間の関係ですべての質問の回答をすることは、できませんでした。
議論のほとんどが基準値8000ベクレルを下回った場合は、焼却された廃棄物を埋め立てることができるかどうかということで時間が費やされました。
区は国(環境庁)が検討委員会などを経て定めた基準なので、それに基づいているとの回答でした。質問者側は、IAEAの国際基準が100ベクレル以下なのに、国の8000ベクレルの基準は信用できないとし、区としての独自の方針を打ち出せないかということを強調しました。徳島県では災害廃棄物の受け入れに協力したいと表明しながらも、8000ベクレルの基準についての説明に納得がいかないとし、あくまで100ベクレルの基準に従って受け入れる考えを示しています。
また、埋め立てた廃棄物のセシウムが雨水で流れ出して汚染していかないかという不安も提示されました。
このあたりの不安を区民から払拭していくには、区側の説明、資料が十分でないように思いました。ただ、このことの基本は国の問題ですが、区としてただうのみにしないで、独自に調査し、検討することが宿題として残されました。
一方、区民の方から、被災地の住民のことを考えると区として支援できることは支援したい。廃棄物の受け入れが安全であれば、受け入れるべきとの意見もでました。