港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

ネット使って行政参加

2013-06-30 10:08:52 | 港区まち創り研究会
 6月30日朝日新聞にこんな記事が掲載されていました。

 「行政への住民参加」とよく耳にするけれど、しょせんは一部の人たちの話--。そんな見方を変えるような、ソーシャルメディアを使った新たな試みが今、広がりを見せている。
サイトで施策募集
「若者の投票率を上げる施策を、一緒に考えて下さい!。」東京都港区の横尾俊成区議(32)が昨年アイデア募集サイト「Blabo!」(http://bla.bo!)に書き込んだ。
「駅に投票所があると良い」、「選挙に行けばポイントがもらえて商店街で使えるようにしては」……。サイト利用者から次々と回答が寄せられた。「共感できる」と思ったら、書き込みごとに付いている「ブラボー・」と書かれたボタンを押す。どの提案に人気が集まっているのか、一目瞭然だ。 これを受けて9月、横尾さんは人気があったアイデア三つを議会で取り上げ、区に提案。その中に、「区民が行政に実現してほしいことをオンライン上に書き込むと、実現までのプロセスが見えるシステムの導入」を入れた。投票率アップの前提として、区政への関心を高める必要があると考えたからだ。区のホームページのうち区民の提案と区の回答を一覧するコーナーの拡充を促した。

 こうした声も受けて区は今年度、このペーージの増強のための予算908万円を初めて計上した。「横尾区議も求める『透明性』を尊重しながら、どんなページにするかを考えている。「Blabo!」からの意見も、これまで区に上がってこなかったサイレントマジョリティーの声の一部と受け止めている」と同区区長室。

区内に住むIT会社社長、伊勢修さん(30)も「見えるシステム」を評価する一人。「今の区のページは見づらくて、誰も見に行かない。優秀な技術者を使って、使いやすいホームページにしてほしい」と期待を寄せる。
 横尾区議の提案とてもよいと思います。区のホームページに区民の提案と区の回答を一覧にするコーナーの拡充ぜひお願いしたい。区政もどんどんオープンにしてわかりやすくしてほしいと思います。
 タウンフォーラムで住民の意見を聞くことはとてもよい制度と思いますが、実際参加する区民の時間とエネルギーは相当なものです。忙しいサラリーマン世代はそんな余裕はない。そんな時、ネットを使って住民参加ができれば、もっと住民の声が幅広く集まるのではないでしょうか。



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「みなと第九を歌う会」の合唱団員の募集を開始します

2013-06-29 08:43:59 | みなと第九を歌う会
今年も「みなと第九を歌う会」の第九の演奏会が11月30日、東海大学高輪キャンパスで行われますが、いよいよ合唱団員の募集を開始します。
今年は、合唱指導では著名な山口浩史先生をお招きし指揮・指導をしていただけます。すごいです。昨年指導された崖圭子先生も補助で指導されます。山口先生は熱血的な指導の中にも、やさしさとユーモアもあり人気です。
今年は演奏はプロの演奏家ピアノ2台で行いますが、さらに、他の楽器で演奏に加わりたい方も公募する予定です。
「みなと第九を歌う会」は、来年以降もずっと続けて第九コンサートをさらにグレードアップして港区の名物にしようと意気込んでいます。今年も参加すると、ずっと続けられますよ。ぜひ、合唱団に応募してください。
できたてのちらしを掲載します。

往復はがきまたはメールで、住所、氏名、電話番号ご希望のパート(ソプラノ、アルト、テノール、バス)、経験の有無、楽譜希望の有無をご記入の上、お申し込みください。
あて先 港区高輪2-16-46-401 みなと第九を歌う会 実行委員会
メール ymtjr108@gmail.com

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日本建築家協会港地域会のセミナーが開催されます

2013-06-27 21:23:48 | 港区のできごとあれこれ
日本建築家協会港地域会第11回MASセミナーが7月6日(土)午後1時半から開催されます。
今回のテーマは「暮らしから街並みを考える」です。面白そうなテーマです。
ご興味のある方はどなたでも参加できます。どうぞおいでください。
以下がちらしです。



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世界の街から89---フランス サンマロ

2013-06-25 06:12:53 | フランスの街から
サンマロは、以前訪れた娘からの情報で一度は行くとよいと薦められ、モンサンミッシェルからバスで行くつもりだった。しかし、バスの運行時間が変わり、乗換駅で何時間も待たなければいけないことがわかりタクシーでいくことにした。
 当日、タクシーを呼んだら、その日は戦勝記念日で祭日なので午後からしか仕事をしないという。午前中出発のつもりが午後1時にモンサンミッシェルをでることになった。
 モンサンミッシェルからサンマロまで約1時間で着いた。タクシー代は1万5000円もかかってしまった。
 さびれた田舎町を想像していたが、フランスでは有名な観光地なのだろう。祭日でもあり街は大勢の人で賑わっているのに驚いた。
 早速レストランに入り、名物の生かきを注文する。大きなからのついた新鮮なかきがおいしかった。それ以外の料理もおいしく比較的安かった。
 サンマロはランス川河口にありイギリス海峡に面している。現在はフランスの高級リゾート地になっており、イギリスからも観光客がきている。
6世紀から修道士の住まいとなっていた。16世紀ごろは海賊の居城となって発展し17世紀にはフランス第一の港町として栄えた。12世紀に築かれた城塞に囲まれた石づくり建物が並ぶ旧市街地がある。
 この旧市街地の建物は5,6階建てでデザイン、材料などほとんど統一されている。どの建物もグレードが高い。道は石畳でつくられ風情がある。比較的広い道路と狭い入り組んだ路地の構成となっている。ところどころに広場がある。
市街地の周りの城塞は歩けるようになっており、海の景色が楽しめる絶好の散歩道である。統一されたデザインの建物、道、広場が一体となった空間はまさに中世の街にタイムスリップしたような気がしてくる。第2次世界大戦の時、壊滅的な被害を受けたが、市民の力で石を一つひとつ積み上げて中世の街なみを復元したのである。この街なみを維持するために、厳しい規制や保存の手法があるのであろう。ここで、泊まってゆっくり過ごしたかったが、帰りのTGVの切符を買ってあったので、残念ながらパリに帰ることにした。もう一度訪れて見たい場所である。

サンマロ航空写真 グーグルアースより 左側は海

にぎやかな商店街 みやげもの屋もいっぱいある

商店街

レストランで生かきを食べる

統一されたまちなみ

統一されたまちなみ

右側は市街地を囲む城塞

城塞の上を歩く 

城塞から見た市街地の景観

海がきれいである

歩いて渡れる島がある

まちなみ 建物が立派 正面にカテドラル

カテドラルの内部 ステンドグラスがきれい

広場

広場に植えられた花

路地空間

迷路のような路地

観光表示板

路地

石畳と路地

手入れの行き届いた広場

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都議会議員選挙が終わりました

2013-06-24 06:53:20 | 港区まち創り研究会
都議会議員選挙は菅野弘一さん、来代勝彦さんが当選されました。おめでとうございます。
お二人とも、このブログのアンケートにていねいにご回答をいただきました。これからも地域のためにご活躍されることを期待します。候補者アンケートの結果を掲載してから2週間になりますが、2週間のアクセス数は5337、訪問者数は2041人と急増しています。
 この候補者アンケートに対する関心の高さがうかがえます。
しかし、都民全体の投票率は43.5%と前回より、10.99%も低くなっているのは残念です。
特に、港区の選挙区は32.52%と全選挙区の中でも最も低くなっています。
もっと都政に関心を持ってほしいと思います。
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世界の街から88---フランス モンサンミッシェル

2013-06-23 06:00:36 | フランスの街から
 日本でTGVの切符を買ってあったが、フランスでの鉄道の旅は初めてなので、広いモンパルナスの駅構内でやはりうろうろする。20分前にしか発着ホームが表示されない。時間ぎりぎりでなんとか乗れることができた。TGVに2時間乗り、レンヌ駅に着く。TGVの車両はなかなかシックできれいである。レンヌ駅から買ったサンドウィッチを食べながら、約40分バスに乗りモンサンミッシェルに着く。バスは結構すいていた。
 モンサンミッシェルは海に浮かぶ島の中にあると想像していたが、むしろ半島上の突端にあるような感じである。なんでも近年、砂州化が進んでいてこのような状態になってしまったようである。現在、もとの島の状態に戻すために、土木工事が進められている。
 モンサンミッシェルはもともと10世紀に修道院として建てられ何度も増改築して、現在の姿になった。18世紀末フランス革命の頃は監獄として利用されていた。
 19世紀になり再び修道院となり、陸と島の間に堤防が築かれ、道路で行き来できるようになった。1979年には世界遺産に登録されている。
 そんな過去の歴史から、比較的静かでひっそりした場所を考えていたが、陸と島の間はシャトルバスがひっきりなしに行き来しており、島の下部の街の中は観光客でごったがえしをし、土産物屋がひしめいている。一大観光地となっており、外国人特に、若い日本人が多いのに驚く。ちょっとがっかり。
モンサンミッシェル特産のオムレツを有名店で食べる。ハリウッドスターなど有名人の写真が店内にずらりと飾ってある。その中に、何と高松宮夫妻の写真をみつけた。1931年に訪れたようだ。ふあふあの巨大オムレツはそれなりにおいしいが30ユーロもする。ちょっと高い。
島の上の方にある教会はゴシック様式を基調に、何度も増改築しているのでいろいろな様式がまざっている。細かい装飾もほどこされている。大聖堂の中は圧巻である。よく、こんな場所に建設した技術に感動する。
大聖堂に隣接し、中庭を囲んで回廊があるラメルヴェイユがある。アルハンブラ宮殿の「ライオンの中庭」によく似た空間である。
島外で、モンサンミッシェルに一番近いホテルに泊まる。バルコニーからモンサンミッシェルがよく見える。遠くから見るモンサンミッシェル全体は形がよい。夜のライトアップも楽しめる。
翌日またモンサンミッシェルを訪れる。街の部分で、大勢の人がいかないコースを歩く。小さな中庭、路地、階段があり迷路のように続く空間が面白い。モンサンミッシェルはいろいろな楽しみ方ができる。

TGVの中。シックである

モンサンミッシェルの平面図

モンサンミッシェルの変遷 最初に建設されたころ

モンサンミッシェルの変遷その2

モンサンミッシェルの変遷その3

アプローチから見る外観

入口 右に見える樋はロンシャン教会の樋に似ている

島の下部

みやげもの屋がひしめきあっている。観光客も多い

オムレツ店にあった高松宮夫妻の写真

周辺の海は砂州化が進んでいる

土木工事が進んでいる

モンサンミッシェル寺院 細かい細工がほどこされている

大聖堂の内部 ゴシック様式

ラメルヴェイユ 列柱がきれい

教会の下部 柱ががっちりしている

モンサンミッシェル

モンサンミッシェルをホテルから遠望

ライトアップされている

迷路のような空間

階段や路地で構成された迷路空間
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世界の街から87--フランス パリ モンマルトル周辺

2013-06-22 08:29:42 | フランスの街から
再び、フランス報告を続けます。
 モンマルトルはパリで一番高い丘にある。それ故、丘の上にある白いサクレ・クール寺院はどこからでも見え、まさにパリのランドマークの一つとなっている。1912年に建てられた美しい白亜の建物の視界を遮るような高層建築がパリにないのはほんとにうらやましい。サクレ・クール寺院は近くで見ても、バランスのとれたドームの建物で見応えがある。
 モンマルトルは、もともと修道女がワインをつくっていたところであるが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ムーラン・ルージュなどの歓楽街が形成された。一方、この付近の安アパートに芸術家が住み着くようになった。ピカソ、モディリアーニ、アポリネール、ジャン・コクトー、マティスなどが住んでいた時代があった。
 現在は高級住宅地になっているが、歩いても自由で芸術的な雰囲気が伝わってくる。それは、このモンマルトル地区は歴史地区に指定され、当時の景観や特徴を保持するようにしているからである。広場には手風琴を奏でながらシャンソン歌う女性、サクレ・クール寺院のまわりで、ハープやヴァオリンを演奏する人、テルトル広場では、自分の絵を売る画家がひしめいている。観光客が歌や絵画、詩などで芸術の街パリを想い描いていた光景がこのモンマルトルにはある。ピカソなどが出入りしたシャンソン酒場「ラバン・アジル」の建物はそのまま残されておりは今でも営業をしている。ぶどう畑も残しているところもある。
 モンマルトルは100年も前の街の雰囲気を伝えようとしている努力に頭が下がる。観光客も騙されながらもその雰囲気を楽しんでいる。そんな街がモンマルトルである。
追記
 現在、モーリス・ユトリロ展が高島屋で開催されているが、ユトリロのほとんどの絵はモンマルトルを描いている。
ラパン・アジルだけでも生涯400点もあるようだ。
画家が何度描いてあきない街なみがモンマルトルにある。

サクレ・クール寺院を遠望する

サクレ・クール寺院

サクレ・クール寺院内部

ヴァイオリンを演奏する人

ハープを演奏する人

手風琴でシャンソンを歌う人

テルトル広場で絵を売る画家たち

モンマルトルのまちなみ

モンマルトルのまちなみ

名所の説明版 パリのあちこちにある

ぶどう畑を残している

シャンソン酒場 ラバン・アジルの建物
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港区精神障害者地域活動支援センター事業運営協議会が開かれました

2013-06-20 06:30:18 | 高輪地区のできごと
港区精神障害者地域活動支援センター事業運営協議会というといかにもいかめしい会議のようですが、簡単に言えば「あいはーと・みなと」の活動報告とその活動を地域で支援していこうという会議です。私も近隣町会会長の一人として出席しました。
 港区福祉支援部障害者福祉課の方、みなと保健所の方、港区社会福祉協議会の方なども出席されました。平成24年度の事業報告、平成25年度の活動計画の説明がされ、その後フリーディスカッションになりました。
 障害者福祉課の方から「心のバリアフリー」などの説明がありました。
 地域の町会から桜まつり、みなと第九を歌う会のコンサート、防災訓練など地域の行事に参加していただくようお願いしました。しかし、利用者の体調などによりまとまった人数の参加も難しい場合があるようです。
 小山所長から職員と利用者の信頼関係の確保に苦労しているなどの報告がありました。
 小山所長以下職員の方の苦労は大変なようですが、ほんとによくやっていると思います。
 他の施設では、地域と連携をとっているところはなく「あいはーと・みなと」がこのような施設のありかたの手本となっているようでした。
 近隣にこれから新しい住民も増えていきますが、「あいはーと・みなと」をなんとか地域で温かく見守り支えていきたいと感じました。
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「みなと第九を歌う会」のコンサート今年も開催されます

2013-06-18 08:08:07 | みなと第九を歌う会
6月13日、「みなと第九を歌う会」の磯邊代表以下数人の実行委員が港区国際化・文化芸術振興係の方と打ち合わせをしました。「みなと第九を歌う会」が今年度の港区文化芸術活動サポート事業の助成金を受けられることが決定しました!!
助成を決める審査委員会の意見が伝えられました。
昨年行った第九のコンサートは審査委員の評価が高く、申請団体ではかなり上位にランクされたそうです。
その理由として、第九コンサートという大きな事業を補助金も受けず手作りで開催したこと、観客が400人も来てくれたことなどです。
これも東海大学高輪キャンパスの全面的な協力があったことや高輪合唱団の方々の努力のおかげです。ドイツ大使館の後援もよかったと思います。
審査委員の方の言葉として、今後10年続けてほしいこと、助成金がなくても続けられる素地をつくってほしいなど温かい励ましがあったようです。
これから、今年のコンサートをどのようにするか実行委員で詰めることになりますが、助成金が受けられたことではげみがつきました。
近々このブログで詳細をお伝えします。ご期待ください。
コメント (3)
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菅沼三千子和賀江塗港区役所永久保存記念展にいきました

2013-06-16 08:08:14 | 高輪地区のできごと
菅沼三千子和賀江塗港区役所永久保存記念展、高輪区民センター2階の展示室で6月14日、15日2日間だけ行われました。
 この作品は、四半世紀前に漆塗師菅沼三千子さんがデザインし、鎌倉彫から発展させた独特の創作漆器です。和賀江塗命名の由来は、この作品が出来上がった時、鎌倉と逗子の境界に位置する築島である和賀江島に打ち寄せる波と黄昏時の美しい夕日から塗師の心に閃いた名前だそうです。
妹さんの阪田さんからていねいな説明を受けながら一つ一つの作品を拝見しました。基本は、素材の木を彫り上げて漆を塗ることですが、菅沼さんは、様々な発展形を示しており、おもしろかったです。形も大小様々で、彫られている模様のデザインも斬新なものです。素材の木も桂だけでなく、大きなけやきの木を切り取り、うつわにした作品では、木の年輪からくる自然の模様を浮き出させており、印象に残りました。また、素材も金属、ガラスまで発展させてそれに漆を塗りワイングラスやワイン立てにしている作品もありました。阪田さんは、菅沼さんの工房が高輪地区にあるので、高輪地区からこの創作漆器を発信していきたいという希望を持っておられます。教室を開いてお弟子さんも育てているところだそうです。

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