港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

港区景観街づくり賞その2 パークサイドシックス

2011-09-29 08:24:14 | 港区のできごとあれこれ
港区景観街づくり賞その2 パークサイドシックス

ミッドタウンの反対側 高い樹木に囲まれている
港区街づくり景観賞を受賞したパークサイドシックスを見に行った。 
パークサイドシックスはミッドタウンの緑地に接する絶好の立地条件にある。SOHO的にオフィスでも住宅でも使える5階建ての高級賃貸集合住宅である。設計は坂倉建築設計事務所である。
まず、敷地内にある高木をそのまま生かしたプランニングがよい。都心にありながらも、周囲を樹木に囲まれたような建物となっている。景観賞受賞の一つの理由であろう。
外観は、微妙にテクスチャアがあるコンクリート打ち放し、ミラーガラスの窓を縁取るコンクリートのフレームの外観がおしゃれである。一階のオープンテラスの店舗もよい。
樹木の陰に見え隠れしていて建物全体は見えにくいが、ミッドタウン周辺のあかぬけた雰囲気の景観に寄与している建物といえる。

ミッドタウン側からの見る

ミッドタウン側 樹木の間に見え隠れする

店舗のテラス
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開かれた議会にするには   港区議会から

2011-09-27 22:21:19 | 港区まち創り研究会
開かれた議会にするには    港区議会小田議員と清家議員の質問


たまたま、港区役所のロビーでテレビに映った区議会議員の質問を聞きました。
小田あき議員は、情報の共有化の手段を高度化するため、行政や議会でのイントラネットの利用、議会の公開の手段としてインターネット中継を導入すべきということが主な趣旨でした。議会の公開についてのインターネット利用は、当研究会の松本さんの誓願にもあり、タウンフォーラム第一グループの提言もありました。新人らしい斬新な視点の質問だと思います。
 また、清家あい議員は、質問というより議会についての見解や疑問を述べていて、おもしろかった。議会というのが行政と区民とをつなぐ役割だったのが、行政が区民にすりよってきているので、議会の存在意義が薄れてくる。例えばタウンフォーラムは、区民参加としてよい提案をしているが、逆に議会はいらないのではないかという声も聞かれている。区長は議会が選んでいない。議会が行政に働きかけるのが難しくなっている。
 北海道の栗山町では、町民に開かれた議会にするために、インターネット中継など様々な工夫をしている。これから区民から親しめる議会や議員になるには、どうすればよいか真剣に考える必要がある。議員が地域に戻って議会報告をすることを一案である。
議会のこれからのあり方について、しっかりした意見だと思いました。
 区民に開かれた議会にするにはどうするか、区議会議員全員で考え、議論してほしいと思います

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港区景観街づくり賞--麻布ガーデンズ

2011-09-25 09:23:48 | 港区まち創り研究会
港区景観街づくり賞とみどりの街づくり賞の麻布ガーデンズ


 港区景観街づくり賞とみどりの街づくり賞を両方受賞した麻布ガーデンズを見に行った。
 超高級マンションが多く立地する元麻布に立地する。ほとんど人通りがない閑静な住宅地である。建物は地上5階建て比較的大きな高級賃貸マンションである。毎月の家賃が120~250万円であるが、ほとんど空きがないという。特定の居住者を対象としている。

みどりの多い閑静な住宅地

 基本設計は坂倉建築設計事務所、施工は大成建設、造園は石勝エクステリアである。
 窓先のプランターや壁面緑化を積極的に行っている。建物の緑化が成功しているといえる。敷地周囲も緑化している。入り口のシンボルツリーや庭園の植栽も見事である。

入口付近 多様な植栽
全体に樹木や草本の種類を多くしており、緑化の技術も素晴らしい。みどりの街づくり賞にふさわしいと思う。
 窓の上の木製のルーバーのデザインやテラスのガラスの壁面の処理、建物まわりの石垣など建物全体の質感は高い。2010年グッドデザイン賞を受賞している。

木製のルーバー、壁面緑化がよい
 ただ、筆者(安藤)の感想は、高級住宅地にある高級賃貸マンションという特殊な状況の中で建てられている。まわりの環境も素晴らしく、ちょっと、近寄りがたい雰囲気すらある。景観街づくり賞は、区民が親しめる場所にあり、親しめる雰囲気の建物で景観に寄与しているともっとよいのではないかと思う。
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祝 2万アクセス突破

2011-09-24 06:38:19 | 港区まち創り研究会
祝 2万アクセス突破!

 ブログ開設、164日目で2万アクセスを突破しました。
 ご高覧ありがとうございます。
 街づくり、港区にご興味のおありの方、どうぞ当研究会の講演会においでください。
 また、どなたでも会員になることができます。一緒に手をつないでいきましょう。
 また、ブログについてご意見をお寄せください。
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港区まち創り研究会定期会合

2011-09-23 09:21:12 | 港区まち創り研究会
港区まち創り研究会の定期会合

昨日、港区まち創り研究会の定期会合が「芝コミュニテイはうす」でありました。
久しぶりに上田さんが参加されました。健康がすっかり回復されたそうです。
車座になって、一人一人の近況報告を聞くのが楽しい会です。
松本さんからは、かって芝浦に魚市場があり、その記念碑を建てようと議会に請願されたそうです。
今後のセミナーの話があり、10月29日の日本建築家協会の講演会に協力することはみなさん大賛成でした。
さらに、11月5日の当研究会主催講演会のわかりやすいキャッチフレーズとして「地域に根付く市民ネットワークづくり」という提案が宮口さんからあり、了承されました。おもしろくなりそうですね。
次回の定期会合は10月20日午後7時から「芝コミュニティはうす」です。
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自転車+船 東京めぐり

2011-09-23 08:33:55 | 港区まち創り研究会
9月23日の朝日新聞から以下の記事を見つけました
当研究会で講演された須藤敦司さんの主催するイベント企画です


自転車+船 東京めぐり
25日、来月1日 建築・街並み探訪
まちづくり専門家らガイド


 浅草寺にスカイツリー、銀座に浜離宮・・・。東京の町を1日かけてレンタル自転車などで走るユニークなツアーが、25日と10月1日の2回、まちづくりの専門家や自転車愛好家らの呼びかけで開かれる。江戸から近代、現代と、時代によりさまざまな顔を持つ東京のまちの魅力を、再発見してもらおうとの企画だ。

名付けて「ダイバーシティ/トーキョー」ツアー。26日から東京・有楽町の東京国際フオーラムで会議がおこなわれる「第24回世界建築会議」にあわせ、来日する海外の建築家に東京の魅力をアピールする意図も込められている。
 出発地点は、会場のある有楽町。そこからレンタル自転車で皇居から丸の内のオフィス街をツーリングし、秋葉原から上野へと走る。上野の博物館地域を楽しんだ後、浅草で、浅草寺やスカイツリーの外観を見学。その後、船に乗り換えて隅田川を下り、浜離宮へ。ウォーキングで有楽町に戻る。自転車の走行距離は約15キロで船は約35分だ。
募集は両日とも計30人。このコースと、逆に進むコースの二手に分かれ、レンタル自転車をうまく1日でシェアする予定だ。
5人で1グループ。それぞれに建築家か都市計画の専門家と、自転車愛好家がガイドとして付く。参加費は昼食代、船代などすべて込みで5千円。26インチの自転車に乗れない人は、参加できない。
 事務局長を務める設計事務所勤務の赤間太一さん(37)は「東京の魅力を楽しんでもらうには、東京を形作るさまざまなエリアを、そのエリアにふさわしい交通手段で回るのがいいと考えた」と企画意図を説明する。都市計画の専門家や大学教授、建築家、自転車の良さをPRするNPO、旅行会社などが実行委員会に加わり、1年ほど前から議論を重ねてきた。
 委員長を務める「日本都市計画家協会・自転車まちづくり研究会」代表の須藤敦司さん(54)は「街並みを体感してもらうには自転車は大変よい交通手段。新しい市街地観光のモデルプロジェクトとして、定期開催も考えたい」と話す。
 申し込みは名前、参加希望日、人数、連絡先の携帯電話番号・メールアドレスなどを記入の上、メールでsupport@divercitytokyo.orgへ。問い合わせは赤間さん(080・3361
・1913)。

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港区景観街づくり賞とみどりの街づくり賞の施設が決まりました

2011-09-22 15:51:03 | 港区まち創り研究会
第1回 景観まちづくり賞の受賞施設は以下の通りです

1 汐留ビルディング  海岸1-2-20
2 TABLOID   海岸2-6-24
3 パークサイドシックス 赤坂9-5-12
4 麻布ガーデンズ   元麻布3-7-10

第8回 みどりの街づくり賞の受賞施設は以下の通りです

1 麻布ガーデンズ        元麻布3-7-10
2 パークコート赤坂ザタワー   赤坂4-14-14
3 グランドメゾン白金台     白金台2-27-9
4 ウエスト青山ガーデン     南青山1-22-10

順次これらの受賞施設をご紹介します

今回はグランドメゾン白金台です

場所は桜の名所である白金台公園(猿町公園)の向かい側にあります。
4階建てのマンションです。
入口にシンボルツリーを配置しています。
敷地の周囲に低木・高木を組み合わせた2m幅の緑のベルトをつくっています。
片方は、完全に外側にあり、歩く人の目をたのしませています。
また、屋上やベランダにも緑を配置しています。
まさに、みどりにつつまれたようなマンションです。
こんなマンションが増えるとよいと思いました。


マンション外観とみどりのベルト

みどりのベルトの詳細

シンボルツリーが印象的です

公園側の外観、みどりが内と外にあります 屋上のみどりも見えます
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日本建築家協会港地域会と港区まち創り研究会協同セミナーの開催

2011-09-21 18:18:03 | 講演会の記録
日本建築家協会港地域会と港区まち創り研究会協同セミナーの開催

テーマ 「日本の街はなぜ美しくないのか」

日本建築家協会港地域会の鈴木理巳さまからご連絡があり、表記のテーマで協同セミナーを開催したいとのことです。

講師はドイツ在住の建築家水島 信さんです。

10月29日(土)午後1時半からで場所はおってお知らせします。

港区まち創り研究会としても、取り上げて見たいテーマでしたので、心より応援したいと思います。

いろいろな観点から議論できそうですね。

ぜひ、みなさま多数のご参加を期待しています。

詳しいご案内は後日、いたします。
コメント (1)
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世界の街から22--アメリカ ミルウォーキー美術館

2011-09-19 10:00:46 | アメリカの街から
世界の街から22 都市を象徴する建築アメリカ ミルウォーキー美術館

今回は、一つの建築の作品を紹介したい。
アメリカ在住の建築家柴山正隆氏の案内で、シカゴから車で建築家カラトラバの傑作ミルウォーキー美術館を見に行った。これほど独創的で美しい建築は今まで見たことがなく、久しぶりに建築作品で感動した。
 カラトラバはスペイン人で建築、美術を学んだ後、スイスのチューリッヒ大学で土木工学を学んだ。建築構造学に詳しく、生命体の構造・骨格にヒントを得ていると言われている。美術館は、ミシガン湖のほとり、公共施設が集まっているゾーンにある。
旧館は、フィンランド生まれで、ケネディ空港TWAターミナルビルの設計などで有名なエーロ・サーリネンの作品である。旧館と新館は長い通路で連絡している。

遠くに見えるのが旧館の美術館
 全体は鳥が飛び立つような形態で、骨組みは鳥の骨格のようである。屋根は吊られている。屋根の一部がなんと開閉するのである。屋根が開けられた状態では、ホールにふんだんに光が入り、閉館時間には羽を閉じるように屋根が閉められる。



閉館時間にだんだん閉じられる

閉じられつつある

完全に閉じた状態


道路と庭園にかけられた吊り橋から入る


ミシガン湖からの姿

ダイナミックな内部空間

内部空間

下の階に続く吹き抜け

連絡通路の空間

柔らかい光

通路の空間

光をうまく取り入れている

カフェ

駐車場

 立面も平面もほとんど優雅な曲線で構成されており、宇宙船の中にいるようで未来的である。しかし、構造力学に裏付けされた形態は、無理がなくどこを見ても合理的で美しい。
カラトラバが美しい橋をいくつも設計しているのが頷ける。間接的に取り入れられた光も演出も柔らかく優美である。単調で暗くなりがちな駐車場も造形的な柱の構成で、見応えのある空間になっている。
 また、ミシガン湖側から見る美術館の姿も素晴らしい。シドニーのオペラハウスとともに、一つの建築が都市を象徴する好例である。
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内部被爆から子どもを守る会からの報告

2011-09-17 06:11:54 | 港区まち創り研究会
内部被爆から子どもを守る会の中村さんから以下の報告がありました

昨日の港区議会で阿部浩子さんが放射能関係の質問に立ち
  区長から以下のような回答がありました。


①給食の測定器は、杉並と同様購入し、幼稚園小学校、保育園すべて計測予定。
  区民も、計測できるようにするとのこと。

②除染も順次行う予定。


請願や区長への要望、ひととおり形になりそうな様子です。

測定限界値、測定方法、区民が計測できるあり方など、まだいろいろ対話が必要な部分はあります。でも、かなり大きな前進です。
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