港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

能登半島地震について

2024-01-07 09:37:19 | まちづくり
1月1日の能登半島地震、驚きました。被災された方、心よりお見舞い申し上げます。
過去に1月1日に起き、大きな被害をもたらした地震は調べてみましたがありませんでした。
阪神淡路大震災は1月17日でした。
正月ということで、帰省されていた方も多かったようです。
被災された方々は心理的ダメージも大きかったように思います。
亡くなられた方も100名を超え、被害も大きく、長引きそうな感じです。
その理由の一つは、半島でかつ複雑な地形なので、輸送路が少なくかつ土砂崩れなどの被害にあいやすい。
そのため、一度、輸送路が分断されると孤立化しやすい。食料、水の確保が喫緊の課題とされます。
木造の古い家屋の倒壊も災害の大きな理由です。
倒壊した家屋の下敷きになっている方もおられるのに、救援の対応が遅れている可能性もあります。
また、地域全体の高齢化も被害の大きい理由の一つでしょう。
これから本格的な冬を迎え、寒さと降雪などを考えると、気が遠くなるような不安を持たれるでしょう。
ともかく、時間がかかっても、これから日本全体から地域への救援活動に期待したいですね。

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1970年大阪万博の想い出

2023-10-01 17:23:26 | まちづくり
2025年、大阪万博が開催されることになっている。
1970年の大阪万博以来、55年ぶりである。1970年の大阪万博の日本館の展示で「21世紀の日本列島の将来像」というテーマで早稲田大学グループが展示の一部を行うことになった。
というのは、その前の大学対抗のコンペティション「21世紀の日本」というテーマで論文を提出することになっていた。早稲田大学もいろいろな学部の先生が参加しまとめ、内閣総理大臣賞を受賞したのだ。
フィジカルな将来像については、吉阪隆正研究室、武基雄研究室、都市計画家の秀島乾さんが参加してまとめた。
中心となって作業したのは吉阪研の戸沼幸市先生と大学院生であった。私も吉阪研究室の一員として参加した。
日本館の展示については、大きな日本列島の模型を展示することとなった。
吉阪先生の発案で日本列島を逆さまに展示することにした。この発想はすごいと思った。
日本列島を逆さまに展示することにより、太平洋側の都市より、日本海側の都市が浮かび上がり、また、中国、ロシア、韓国などの大陸の諸国の関係の重要さが増して見える。
こんな日本列島を見たことがなかった。
1968,1969年ごろ、作業した場所は古いデッサンなどをする本部のアトリエ校舎の5階で、壁に日本列島を逆さまにした立体模型をつくった。早稲田大学の主張は国土の均衡ある発展で、東大の東海道メガロポリス論に対抗する考え方であった。
今でもこの考え方は私は正しいと思う。現実は東京・横浜一極集中になりつつあるが。
この展示の説明会の時、通産省の当時役人であった若い堺屋太一氏が来られたとの覚えている。
大阪万博の日本館にこの模型がそのまま展示された。
当時、日本は高度成長期の前で、将来が輝いて見える時期で、大勢の人が大阪万博を訪れた。
今回の大阪万博はあまり盛り上がっていないように見える。

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関東大震災から100年!

2023-09-01 22:48:34 | まちづくり
今日は関東大震災からちょうど100年になります。
このブログ2017年7月10日に掲載した関東大震災の絵ハガキを再掲します。妻の父が持っていたものです。
鉄筋コンクリートの建物が倒壊、破壊しています。
東京駅に大勢の人が集まっています。
地割れもあります。恐ろしいですね。











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ガウディとサグラダファミリア展に行ってきました

2023-07-14 15:48:02 | まちづくり
国立近代美術館で開催されている「ガウディとサグラダファミリア展」に行ってきました。
ガウディの建築の中から「サグラダファミリア教会」にしぼって展示されています。
「サグラダファミリア教会」は建築家フランシスコ・ビリャールの設計で1882年に着工しました。だが、意見の対立によりビリャールは翌年辞任し、その後ガウディが引き継いで1926年の死まで、ほぼ独力で細々と建築を続けていました。着工から150年経過しています。
「サグラダファミリア教会」は私は2度ほど訪れています。
何度みても建築の素晴らしさを実感できます。
教会建築は窓をあまりつくらず、光を入れないのが一般的ですが、「サクラダファミリア教会」は結構開口部が多くなっています。その開口部にステンドグラスを入れ、別なドラマチックな効果を演出しています。
2026年にいよいよ完成されます。完成した時、もう一度訪れてみたいと思います。
今回の展示は、あまり見ることができない教会上部の模型が多く展示されています。
もちろん、ガウディ一人が設計したものではなく、何人もの建築家、彫刻家も関わっています。
詳細部も手の込んだ造形となっており、建物全体で一つの芸術作品となっています。
ドローン撮影を駆使したNHKの映像も素晴らしかったです。普段見ることができない視点での撮影で、建物上部のディテールがよくわかります。
会場は平日にもかかわらず大勢の方が観覧されていました。ガウディの人気は今でもすごいですね。

国立近代美術館

国立近代美術館入口

展示の模型

展示の模型

展示の模型

完成予想図
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CHAT GPTを試してみました

2023-02-26 20:49:22 | まちづくり
今はやりのAI「CHAT GPT」を試してみました。
的確な答えが返ってくるので、驚きでした。質問を続けているのが楽しくなります。
みなさんがこれを使いだすと、知識を得るとか勉強が必要なくなるのでは。
世界で最初につくられた都市はどこですか
世界で最初に作られた都市ということについては、定義によって異なります。しかし、一般的に考えられているのは、紀元前4000年から紀元前3500年の間に、メソポタミア地方にあるシュメール人によって、エリドゥという都市が建設されたということです。
エリドゥは、現在のイラク南部に位置し、都市国家として発展しました。エリドゥは、灌漑農業を発展させ、都市の成長と繁栄につながりました。また、エリドゥは、シュメール文明の中心地の1つであり、シュメール文明は、人類史上初めての都市文明の1つでした。

エリドゥの人口は何人ですか
紀元前4000年から紀元前3500年の間に建設されたエリドゥの人口については、正確な数字はわかっていません。ただし、考古学的な発掘調査により、エリドゥは紀元前3000年頃にはおよそ5,000人から10,000人程度の人口を抱える都市として発展していたと考えられています。
エリドゥは、当時の都市としてはかなり大きな規模を持っており、シュメール文明の中心地の1つでした。都市の発展には、灌漑農業による農業生産のエリドゥは上水道、下水道はありましたか
エリドゥが建設された時代は、上水道や下水道といった現代的なインフラストラクチャーは存在していませんでした。しかし、エリドゥは、水を取り込むための灌漑用の運河や排水用の排水路を持っていました。また、都市内には浴場やトイレのような施設もありました。
増加や、商業の発展などが寄与していたとされています。
エリドゥの都市計画は、縦横に道路が引かれ、市内を水路が流れていました。この水路は、浸透した水を都市の外に運び出すために使用されました。また、エリドゥは、その後の都市計画の発展に影響を与えたとされています。

エリドゥの都市の大きさはどのくらいですか
エリドゥの都市の大きさについては、正確な数字はわかっていませんが、紀元前4000年から紀元前3500年の間に建設された都市としては、かなり大きな規模を持っていたとされています。エリドゥは、縦横に道路が引かれ、水路が流れ、広い公共広場や寺院、宮殿、住居が建設されていました。
エリドゥの発掘調査によって、都市内に多数の建物が存在していたことが確認されています。また、エリドゥは、当時の都市としては珍しい城壁を持っており、周辺の砂漠地帯からの攻撃から都市を守ることができました。
一方で、当時の都市としては限られた規模であり、後にエリドゥよりも大きな都市が発展していきました。

寺院、宮殿、住居はどのような建築材料でつくられていましたか
エリドゥの寺院、宮殿、住居は、主に粘土やレンガで作られていました。当時のエリドゥでは、石材は豊富ではなかったため、代わりに土やレンガを主要な建築材料として使用していました。このような建築材料は、熱や乾燥、湿気といった環境条件にも耐えうる強度がありました。
また、エリドゥの建物は、しばしば塔状の構造を持ち、レンガや粘土で建てられた階段や狭い通路を備えていました。寺院や宮殿は、天井が高く、入口には大きな門がありました。また、住居は、しばしば複数の部屋や庭を持ち、一定の豪華さがありました。
これらの建物は、エリドゥの文化や宗教、政治的な権力の象徴であったとされています。


これって、私の都市計画の知識をはるかに凌駕しています。
これで、論文、講義ができますね。
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都市のモビリティ

2023-02-15 09:53:04 | まちづくり
現在、私の行動を支えているのは電動アシスト自転車である。
行動範囲はあまり広くないので、2km以内であればとても便利である。
車道を走ることもあるが、歩道も走る。歩道を走る時は、あくまで歩く人が優先で、歩く人が邪魔にならないよう気を付ける。
自転車の利点は、やはり楽である。運賃がない。荷物が運べる。坂道が楽である。歩くよりやや早い。手軽に停められる、等。
用事は買物、スポーツジム、銀行ATMなどでたいていは駐輪場があるので、自転車を放置することはない。
あまりスピードはださない。いつも若い人に追い抜かれるが、そう急ぐ必要もない。
デンマーク、オランダ、ドイツなどで自転車の利用が盛んであるが、日本の様子とは全く違う。
自転車道が整備されており、自転車走行レーンが分離されており、通勤、通学などで使われているため、すごいスピードで走ってくる。
都市のモビリティは自転車となっており、自転車優先都市である。
歩行者が多い商店街では、自転車の乗ってはいけないようで、ドイツでレンタサイクルを借りて知らずに商店街を走っていたら、おばあさんにものすごい目で睨まれた。
日本でも最近商店街では自転車は押し歩きするよう、指導されてきている。
ここ最近、電動キックボードが街で見られるようになり、7月には免許がなくても乗れるようになるようだ。
LUUPというレンタル電動キックボードが大分普及してきている。
電動キックボードはやはり、車道も歩道も走れる。
今後、接触事故が増えなければよいがとおもうが。

LUUPのホームページより


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トヨタのウーブンシティが着工

2021-02-24 10:35:06 | まちづくり
富士山のふもとにトヨタのウーブンシティ着工のニュースがテレビ等で報道された。
入居は4年後で最初は370人程度とのこと。2000人都市を目指す。
2000人は規模はあまり大きくない。1000戸程度なら、タワーマンション一棟程度である。
トヨタの社長の言葉でいくつか印象に残ることがある。
農業生産も行うとのこと。水耕栽培などで完全自給をするのであろう。
安心、安全、幸福をもたらすとのこと。
自動運転の車が走るので、交通事故は0になるであろう。情報管理が徹底した都市であるので、犯罪もできない都市である。火災もまず起きない。これらのことは徹底されるであろう。
おそらく、太陽光発電などによりクリーンなエネルギー都市でエネルギーコストもかなり低いのでは。
問題は自然災害である。
南海トラフ大地震が起これば、この地域はもろに被害を受ける。
このことは多分想定して、地震対策は万全に行っていると思うが。
実験都市という言葉を使っているが、都市の実験はかなり時間がかかる。
起こる課題を解決しつつ、実験を行うのであろう。
行政との関係、既存の諸制度との関係を整理するのに時間がかかるであろう。
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トヨタの「e-Palette」が都市を変える

2021-02-23 11:46:00 | まちづくり
次世代多目的電動モビリティ「e-Palette」が都市を変える。
「e-Palette」は自動運転の電気自動車で歩行者と共存できる車である。
トヨタのスマートシティ「ウーブンシティ」にも歩車共存道路に走る車に位置づけられている。
東京オリンピックで選手村を移動するのにこの「e-Palette」が実験的に使われる。
この車が素晴らしいのは、多目的なことである。
人を運ぶバスにもなるし、荷物を運ぶ宅配便の車にもなる、小さなコンビニにもなる、キッチンカーにもなる。
一台の車が多様に変化する。
「e-Palette」が走る「ウーブンシティ」をぜひ見てみたい。
港区の「ちいばす」を将来こんな風になり、スマホで呼ぶと、「e-Palette」が家の近くまで来るのでないだろうか。
タクシーにもなり、宅配をでき、コンビニにもなる。
未来の都市は便利そうである。

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世界はスマートシティラッシュに!

2021-02-20 22:58:58 | まちづくり
YouTubeなどで得られた情報では、世界各国は、AI,IOT、自動運転、電気自動車などを活用したスマートシティの開発競争が激化している。
これが2025年までにある程度実現していくことが考えられる。
サウジアラビアの新都市NEOMがすごい。
NEOMにおける重点分野として、①エネルギー・水、②モビリティー、③バイオテクノロジー、④食、⑤技術・デジタル科学、⑥先進的製造、⑦メディア・メディア制作、⑧エンターテイメント、⑨NEOMの基盤である生活、の9分野が掲げられている。また、都市開発においては新たな生活様式を最先端のテクノロジーによって実現することが謳われており、消費電力は太陽光や風力など再生可能エネルギーに100%依存、全面的なe-ガバナンスの実現、ネットゼロカーボン・ハウスを標準とする建築、などが生活の基盤となるよう設計される。開発プロジェクトの第一段階は2025年までに完了することが予定されている。
エジプトの新都市開発も進められている。
人口の増加に直面するエジプト政府は、第四世代都市と呼ばれる大都市を複数構築する計画を持つ。エジプト・トゥデイ紙は、新首都も含め、ギザの新地区や新ルクソールなど、20の都市を第四世代都市として開拓予定だと報じている。
 なかでも新首都は、エジプト初のスマート・シティになると見られている。当局に自動通報する火災報知器のほか、スマート交通管制システムなどを導入する。科学技術を教えるキャンパスも備え、エジプトで最もハイテクな都市になる予定だ。都市内にはアフリカで最も高いタワーの建設も予定されている。
アメリカもニューヨーク、サンフランシスコなど5都市にスマートシティ計画が勧められている。
カナダもいくつか計画が進められている。
インドでも多くの新都市開発計画がある。ヨーロッパでもロンドン、パリなどあちこちで開発が進められている。

いままでの都市技術、国や自治体の都市制度などが大きく変わると考えられる。
何か恐ろしいほどである。
その反面、google社が行おうとしたトロントのスマートシティ構想は頓挫している。
技術面ではなく、住民がすべての個人情報がgoogle社に把握されることからの反発である。
安心、安全便利な生活を送れる反面、情報管理が徹底されることである。
ドローンによる流通、空中タクシーなど、AIによる都市管理技術など、新しい技術システムはどんどん実現されるであろう。
このような都市に住む人は幸せな生活を送れるのか多くの疑問も多々ある。
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トヨタ自動車がスマートシティ「ウーブン・シティ」を計画

2021-01-02 10:21:13 | まちづくり
いよいよ、日本でもスマートシティの実験がスタートするようだ。
トヨタ自動車は自動運転の車が走る都市の実現を目指している。
日本でも新しい時代に対応したまちづくりが始まろうとしている。
日本経済新聞の記事から転載する。
トヨタ自動車の豊田章男社長は6日、静岡県で建設を計画するスマートシティー「ウーブン・シティ」について、2021年2月に着工すると明らかにした。高齢者や発明家など約360人が居住するという。
豊田氏は同日開催の20年4~9月期の決算発表会見に登壇し、「富士山にちなみ、2月23日に着工するスケジュールで進んでいる」と述べた。さらに当初の居住人数は360人程度になるとし、「高齢者や子育て世代といった社会課題を抱えた人と発明家が一緒に住み、社会課題に向けた発明をタイムリーに起こしたい」と狙いを語った。

スマートシティ構想の実現に向けて、トヨタは幅広く連携するとしており、豊田社長は「3000程度のパートナーに応募頂いている」と明かした。

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