港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から90--パリで気がついたこと あれこれ

2013-07-06 06:08:45 | フランスの街から
・パリのバス停
 パリのバス停あちこちでみかけたが、透明なプラスティックの屋根でベンチと一体となったものがほとんどである。さすが、フランス、シックなデザインである。
 壁の一面だけ、広告の大きな写真を貼れるようになっている。フランスに詳しい港議区会議員錦織さんから聞いた話であるが、その壁に男性と女性の等身大の全裸のヌード写真が貼られたことがあるそうだ。さすがに、男性のヌードはグロテスクということではずされたが、女性のヌードはそのまま貼られたそうだ。さすが、表現の自由な国フランスらしい話である。

パリのバス停 屋根とベンチが一体となっている おしゃれ

バスバースのある大きなバス停

(パリではないが)ランスのシャトルバスのバス停 かわいいがシック

・パリの治安
 美しいパリでも、いくつか治安の悪い場所がある。地区による格差があるようだ。北駅からモンマルトルに向かう道で、まわりの環境、歩いている人も全く違い、治安の悪さが肌で感じるところがあった。急いで通り過ぎたが、恐ろしいと思った。
 東京では、歩いて怖くなるようなところはない。地区による極端な格差がない。夜どこを歩いても安全なのは東京だけとよく外国人に言われるが、実感した。
・カメラを首から下げた観光客
 かって、「めがねをかけて首からカメラを下げていれば日本人」という表現があったが、今は当たらない。観光地に行くと、首からカメラを下げた観光客がものすごく多いが、ほとんど日本人ではない。フランス人なのか欧米人なのかわからないが、デジタル一眼の重そうな高級カメラ(ニコン、キャノンなど日本製が多い)を首から下げている。かえって、日本人ツアーを見ると、軽いコンパクトカメラが多く、首から下げている人は少ない。
・パソコン、タブレットPC
 街でタブレットPCを見ている人が多かった。それもアイパッド・ミニの大きさのものが多い。かなり普及しているようだ。TGVの中では、机のある席に座って携帯パソコンで作業している人をよく見かける。
・日本のカジュアルレストラン
 ルーブル美術館の北側の地区に、日本のカジュアルレストランが多くあるのに驚いた。
 野田岩(うなぎや)、札幌ラーメン、うどん屋、寿司屋などカジュアルな日本のレストランが出店し、どこもフランス人でいっぱいである。日本人らしいてきぱきしたサービス、ヘルシー、手頃な値段などで受けているようだ。
・コンビニがない、外食の値段が高い
 日本ではどこにいってもコンビニがあるのが便利である。フランスには、コンビニらしきものが見あたらない。昼は簡単にランチボックスですまそうと思ってもないので、やむを得ずレストランに入ることになる。すぐに、20~30ユーロ円位になってしまう。
・セーヌ川とエッフェル塔
 セーヌ川川下りは、川幅が広く、水もあまりきれいではなく細かい情緒は感じられないが、エッフェル塔など多くのパリの名所が川から見えるのがよい。
 エッフェル塔は高いだけでなく、建物としてもプロポーションがよく、デザインとしての質が高い。足下が抜けているのがよい。東京タワーとは大分違いがある。

セーヌ川とエッフェル塔

セーヌ川と自由の女神像

エッフェル塔 プロポーションがよい

エッフェル塔  足下が抜けているの
がよい
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世界の街から89---フランス サンマロ

2013-06-25 06:12:53 | フランスの街から
サンマロは、以前訪れた娘からの情報で一度は行くとよいと薦められ、モンサンミッシェルからバスで行くつもりだった。しかし、バスの運行時間が変わり、乗換駅で何時間も待たなければいけないことがわかりタクシーでいくことにした。
 当日、タクシーを呼んだら、その日は戦勝記念日で祭日なので午後からしか仕事をしないという。午前中出発のつもりが午後1時にモンサンミッシェルをでることになった。
 モンサンミッシェルからサンマロまで約1時間で着いた。タクシー代は1万5000円もかかってしまった。
 さびれた田舎町を想像していたが、フランスでは有名な観光地なのだろう。祭日でもあり街は大勢の人で賑わっているのに驚いた。
 早速レストランに入り、名物の生かきを注文する。大きなからのついた新鮮なかきがおいしかった。それ以外の料理もおいしく比較的安かった。
 サンマロはランス川河口にありイギリス海峡に面している。現在はフランスの高級リゾート地になっており、イギリスからも観光客がきている。
6世紀から修道士の住まいとなっていた。16世紀ごろは海賊の居城となって発展し17世紀にはフランス第一の港町として栄えた。12世紀に築かれた城塞に囲まれた石づくり建物が並ぶ旧市街地がある。
 この旧市街地の建物は5,6階建てでデザイン、材料などほとんど統一されている。どの建物もグレードが高い。道は石畳でつくられ風情がある。比較的広い道路と狭い入り組んだ路地の構成となっている。ところどころに広場がある。
市街地の周りの城塞は歩けるようになっており、海の景色が楽しめる絶好の散歩道である。統一されたデザインの建物、道、広場が一体となった空間はまさに中世の街にタイムスリップしたような気がしてくる。第2次世界大戦の時、壊滅的な被害を受けたが、市民の力で石を一つひとつ積み上げて中世の街なみを復元したのである。この街なみを維持するために、厳しい規制や保存の手法があるのであろう。ここで、泊まってゆっくり過ごしたかったが、帰りのTGVの切符を買ってあったので、残念ながらパリに帰ることにした。もう一度訪れて見たい場所である。

サンマロ航空写真 グーグルアースより 左側は海

にぎやかな商店街 みやげもの屋もいっぱいある

商店街

レストランで生かきを食べる

統一されたまちなみ

統一されたまちなみ

右側は市街地を囲む城塞

城塞の上を歩く 

城塞から見た市街地の景観

海がきれいである

歩いて渡れる島がある

まちなみ 建物が立派 正面にカテドラル

カテドラルの内部 ステンドグラスがきれい

広場

広場に植えられた花

路地空間

迷路のような路地

観光表示板

路地

石畳と路地

手入れの行き届いた広場

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世界の街から88---フランス モンサンミッシェル

2013-06-23 06:00:36 | フランスの街から
 日本でTGVの切符を買ってあったが、フランスでの鉄道の旅は初めてなので、広いモンパルナスの駅構内でやはりうろうろする。20分前にしか発着ホームが表示されない。時間ぎりぎりでなんとか乗れることができた。TGVに2時間乗り、レンヌ駅に着く。TGVの車両はなかなかシックできれいである。レンヌ駅から買ったサンドウィッチを食べながら、約40分バスに乗りモンサンミッシェルに着く。バスは結構すいていた。
 モンサンミッシェルは海に浮かぶ島の中にあると想像していたが、むしろ半島上の突端にあるような感じである。なんでも近年、砂州化が進んでいてこのような状態になってしまったようである。現在、もとの島の状態に戻すために、土木工事が進められている。
 モンサンミッシェルはもともと10世紀に修道院として建てられ何度も増改築して、現在の姿になった。18世紀末フランス革命の頃は監獄として利用されていた。
 19世紀になり再び修道院となり、陸と島の間に堤防が築かれ、道路で行き来できるようになった。1979年には世界遺産に登録されている。
 そんな過去の歴史から、比較的静かでひっそりした場所を考えていたが、陸と島の間はシャトルバスがひっきりなしに行き来しており、島の下部の街の中は観光客でごったがえしをし、土産物屋がひしめいている。一大観光地となっており、外国人特に、若い日本人が多いのに驚く。ちょっとがっかり。
モンサンミッシェル特産のオムレツを有名店で食べる。ハリウッドスターなど有名人の写真が店内にずらりと飾ってある。その中に、何と高松宮夫妻の写真をみつけた。1931年に訪れたようだ。ふあふあの巨大オムレツはそれなりにおいしいが30ユーロもする。ちょっと高い。
島の上の方にある教会はゴシック様式を基調に、何度も増改築しているのでいろいろな様式がまざっている。細かい装飾もほどこされている。大聖堂の中は圧巻である。よく、こんな場所に建設した技術に感動する。
大聖堂に隣接し、中庭を囲んで回廊があるラメルヴェイユがある。アルハンブラ宮殿の「ライオンの中庭」によく似た空間である。
島外で、モンサンミッシェルに一番近いホテルに泊まる。バルコニーからモンサンミッシェルがよく見える。遠くから見るモンサンミッシェル全体は形がよい。夜のライトアップも楽しめる。
翌日またモンサンミッシェルを訪れる。街の部分で、大勢の人がいかないコースを歩く。小さな中庭、路地、階段があり迷路のように続く空間が面白い。モンサンミッシェルはいろいろな楽しみ方ができる。

TGVの中。シックである

モンサンミッシェルの平面図

モンサンミッシェルの変遷 最初に建設されたころ

モンサンミッシェルの変遷その2

モンサンミッシェルの変遷その3

アプローチから見る外観

入口 右に見える樋はロンシャン教会の樋に似ている

島の下部

みやげもの屋がひしめきあっている。観光客も多い

オムレツ店にあった高松宮夫妻の写真

周辺の海は砂州化が進んでいる

土木工事が進んでいる

モンサンミッシェル寺院 細かい細工がほどこされている

大聖堂の内部 ゴシック様式

ラメルヴェイユ 列柱がきれい

教会の下部 柱ががっちりしている

モンサンミッシェル

モンサンミッシェルをホテルから遠望

ライトアップされている

迷路のような空間

階段や路地で構成された迷路空間
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世界の街から87--フランス パリ モンマルトル周辺

2013-06-22 08:29:42 | フランスの街から
再び、フランス報告を続けます。
 モンマルトルはパリで一番高い丘にある。それ故、丘の上にある白いサクレ・クール寺院はどこからでも見え、まさにパリのランドマークの一つとなっている。1912年に建てられた美しい白亜の建物の視界を遮るような高層建築がパリにないのはほんとにうらやましい。サクレ・クール寺院は近くで見ても、バランスのとれたドームの建物で見応えがある。
 モンマルトルは、もともと修道女がワインをつくっていたところであるが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ムーラン・ルージュなどの歓楽街が形成された。一方、この付近の安アパートに芸術家が住み着くようになった。ピカソ、モディリアーニ、アポリネール、ジャン・コクトー、マティスなどが住んでいた時代があった。
 現在は高級住宅地になっているが、歩いても自由で芸術的な雰囲気が伝わってくる。それは、このモンマルトル地区は歴史地区に指定され、当時の景観や特徴を保持するようにしているからである。広場には手風琴を奏でながらシャンソン歌う女性、サクレ・クール寺院のまわりで、ハープやヴァオリンを演奏する人、テルトル広場では、自分の絵を売る画家がひしめいている。観光客が歌や絵画、詩などで芸術の街パリを想い描いていた光景がこのモンマルトルにはある。ピカソなどが出入りしたシャンソン酒場「ラバン・アジル」の建物はそのまま残されておりは今でも営業をしている。ぶどう畑も残しているところもある。
 モンマルトルは100年も前の街の雰囲気を伝えようとしている努力に頭が下がる。観光客も騙されながらもその雰囲気を楽しんでいる。そんな街がモンマルトルである。
追記
 現在、モーリス・ユトリロ展が高島屋で開催されているが、ユトリロのほとんどの絵はモンマルトルを描いている。
ラパン・アジルだけでも生涯400点もあるようだ。
画家が何度描いてあきない街なみがモンマルトルにある。

サクレ・クール寺院を遠望する

サクレ・クール寺院

サクレ・クール寺院内部

ヴァイオリンを演奏する人

ハープを演奏する人

手風琴でシャンソンを歌う人

テルトル広場で絵を売る画家たち

モンマルトルのまちなみ

モンマルトルのまちなみ

名所の説明版 パリのあちこちにある

ぶどう畑を残している

シャンソン酒場 ラバン・アジルの建物
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世界の街から86  フランス パリの自転車シェアリング(ヴェリブ)

2013-06-07 09:56:11 | フランスの街から
 パリの自転車シェアリング・ヴェリブは、車の交通渋滞があまりにひどいため、交通渋滞軽減策の一つとして2007年に実施された。民間企業との官民複合事業で始められている。当初750ヶ所駐輪場(スタシオン)と約1万台の自転車が設置された。
2008年には倍増し、1500ヶ所のスタシオン、約2万台の自転車が設置されている。1ヶ所当たりのスタシオンは最低15台以上の駐輪機が設置されている。
 2007年の1年間の利用者数は2750万人に達している。
利用料金は年間パスが29ユーロ、週間パス7ユーロ、1日パスが1ユーロである。最初の30分は無料で走行できる。年間登録者数は20万人を超えている。
 自転車の走行場所はきびしく規制され、自転車専用レーンと車道だけで歩道は走ってはいけない。自転車専用レーンは車道側に設置されている場合が多いが、歩道側に設置されている場合もある。結構、スピードを出して走っている自転車もあり、歩道側の場合は、歩行者は結構こわい。
 今回の旅行でもパリのあちこちでヴェリブの自転車が走っているのや駐輪ステイションを見かけた。観光客も使っているようだ。
パリでは自転車シェアリングおおむね好評であり、市民の足としてかなり定着しつつあるようだ。問題点はやはり盗難が多いのと整備の不良の車も多いことである。整備不良は、経営者のサービス水準の低さにあるようだ。車道を走る自転車の交通事故の問題もある。
 港区でも芝浦港南地区で同じようなシステムの実験が行われているが、結果はどのようなことになっているのだろうか。
 日本の場合、フランスより治安がよいので盗難車は少ないのではないだろうか、また、整備水準は国民性から高くなるのではないかと思う。
 港区の場合、自転車走行レーンや駐輪ステイションの確保の問題が大きいがシステムは部分的に行っても効果は薄い。ぜひ、全域で行ってほしい。

スタシオン グレイの自転車がシックである

スタシオン

裏通りにも設置されているスタシオン

歩道側に設置されている自転車専用レーン

セーヌ川沿いの歩道に設置された自転車専用レーン

ヴェリブの自転車で走る人
 
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世界の街から85 フランス パリ オランジュリー美術館とオルセー美術館

2013-06-05 08:14:10 | フランスの街から
 オランジュリー美術館
 オランジュリー美術館はモネの睡蓮の連作を展示するために、テュイルリー宮殿の温室を改造してつくられたものである。モネの希望は自然光の中で睡蓮の連作を鑑賞してほしいということであった。その後、2階を増築し、モネの展示スペースに自然光が失われたため、1999年から改造工事が始められ、2006年に完成し再オープンした。
 改造された建物は、ホールなど光があふれており明るく現代的である。美術館でこんなに自然光を入れてよいのかとちょっと心配になる位である。
モネの睡蓮の連作の部屋は、ほんとに見応えがあり、何時間いてもあきない。この睡蓮の絵のために美術館がつくられ、これだけのスペースに展示されていれば、画家として本望であろう。
 モネの睡蓮とともに、ジャン・ヴァルテールとポール・ギヨームの貴重なコレクションも展示されている。セザンヌ、ルノアール、ルソー、マティス、ドラン、ユトリロなど印象派、ポスト印象派の作品が集められている。
 オルセー美術館
 オルセー美術館はもともと1900年のパリ万国博覧会に合わせてつくられた鉄道駅舎兼ホテルであった。フランス南西部に向かう長距離列車10線以上のホームがあった。
 しかし、駅としては狭くて不便だったので、改修され1986年に美術館としてオープンした。この美術館は19世紀の絵画だけを展示している。
 日本でおなじみの「ミレーの落穂拾い」、マネの「草上の昼食」、ゴッホの「自画像」、セザンヌ「サン・ヴィクトール山」など名画がずらりと並んでいる。
 それ以外にも、アングル、クールベ、ルノアール、ドガ、ルソー、ボナール、ゴーギャン、マティスなどの絵画、ロダン、マイヨールの彫刻などすごいコレクションである。
 昼食は、インテリアが豪華と言われている「ル・レストラン」で食べる。
 シャンデリアや天井画がきらびやかである。12時ちょっと前に行ったので、ほとんど並ばずに入れた。確かに雰囲気はあるが、値段と対応して味はまあまあであった。
 ルーブル美術館にしても、オランジュリー美術館にしても、オルセー美術館にしても既存の建物をうまく再利用している。日本ならすぐに古い建物を取り壊してしまうが、歴史ある建物を大事にし、用途を変えても上手に使うという考え方を学ばねばならない。

オランジュリー美術館 トップライトを駆使して自然光を入れている

オランジュリー美術館 自然光がふんだんに入る明るいホール

オランジュリー美術館 自然光がふんだんに入る明るいホール

オルセー美術館 入口付近

オルセー美術館 内部

オルセー美術館 内部

オルセー美術館 内部

オルセー美術館 窓からの景色 遠くにサクレクール寺院が見える

オルセー美術館のル・レストラン 豪華な天井画とシャンデリア

オルセー美術館からセーヌ川を望む
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世界の街から84 フランス パリ ルーブル美術館

2013-06-03 08:12:48 | フランスの街から
ルーブル美術館でまず驚くのは建物の規模である。想像していたよりもはるかに大きい。
なんでも展示面積だけで約6万平方メートル、収蔵品は38万点、展示品は3万5千点、年間入場者数は800万人、そのうち外国人観光客は500万人を超えるそうである。
 たった一つの建物で世界からこれだけの人を集めるとは。まさに美術の国フランスの象徴である。
 オランジュリー美術館を見た後、ルーブル美術館に行ったのが失敗で、既に長蛇の列で雨の中約1時間外で待たされた。20年前に訪れた時はこんなに混んでいなかったのに。見ると、セキュリティチェックがてきぱきしていないのでこれだけ待たされるのである。
 もともと、宮殿として使われて建物を転用しているので、美術館として非常にみづらく疲れる。建物もいくつかに分かれており、上下に行き来する動線も多く、それにしてはエスカレータもほとんどなくエレベータも小さく位置をわかりづらい。どこも人であふれており、下手をすると美術館の中で迷子になりそうである。
 入口のガラスのピラミッド(中国人の建築家I・M・ペイ設計)のデザインはすばらしい。入口のホール全体を明るくしている。古い建物ともうまく融和している。
 モナリザ、ミロのヴィーナス、フェルメールやラ・トゥールの絵などめぼしい作品は見ることができたが、ともかく広く、上下階の移動も多く、くたくたになった一日だった。

ともかく壮大な建物

ガラスのピラミッドの入口

ガラスのピラミッドの内部空間

ガラスのピラミッドの詳細

上から見る

展示室

すごい人である

ミロのヴィーナス りんとして気品がある

モナリザ

サモトラケのニケ
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世界の街から83  フランス パリ テュイルリー公園

2013-06-02 07:01:36 | フランスの街から
パリで一番の魅力はなにかと尋ねられれば、私はまずテュイルリー公園の存在と答えます。ルーブル美術館、オランジュリー美術館、コンコルド広場、セーヌ川などパリの名所に隣接しパリの中心地という立地でありながら、この広い美しい公園が存在していることに敬意を表します。この公園がなければ、パリの魅力は半減するでしょう。もともとは、テュイルリー宮殿がありその庭園だったいきさつがありますが、それを現在まで確保してきたことがフランスのすごさです。設計はシャンゼリゼ通りと同じ17世紀の造園家ル・ノートルです。池や噴水、彫刻、オープンカフェなどがあり、散策しても休憩しても楽しめます。感心するのは、まことに手入れが行き届いており清潔であること、ベンチの置かれている数が半端でないことです。ベンチも寝転ぶことができるように角度がついたものもあり、快適です。ここで過ごす人達はほんとにくつろいでいます。
 公園にたくさんベンチを置くこと、ぜひ日本、港区の公園で実現したいです。

シンメトリーなデザイン

ベンチが多い

丁寧に剪定された樹木と彫刻

池のまわりにベンチが多く設置されている。みんなのんびり快適そう。

花がきれい

手入れが行き届いている
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世界の街から82  フランス パリ シャンゼリゼ大通り

2013-05-28 09:10:50 | フランスの街から
コンコルド広場から凱旋門に至る世界で最も美しいとされているシャンゼリゼ大通り。長さ3km、幅70mある。まさに、パリの軸線となっている。シャンゼリゼ大通りといえば、商業地というイメージで日本に伝えられているが、実はこの通りのコンコルド側半分は公園となっているのに驚く。もともとシャンゼリゼ大通りを計画したのはベルサイユ宮殿の庭園の設計などをてがけた17世紀の造園家ル・ノートルである。テュイルリー宮殿の庭園の軸を並木道で延伸したいということからつくられたということで納得がいく。
 シャンゼリゼ大通りの公園部分は、街路樹が片側だけで6列もあるところがあり、まことに美しい。通りに接している公園も都心のオアシスとなっている。至るところにベンチが置かれている。パリの大きな魅力は都心にふんだんにある緑地である。うらやましい限りである。
 緑地が切れると商業地になるが、まず感じるのは歩道がとてつもなく広いということである。街路樹が片側2列にきちんと刈り込んでいて美しい。建物の高さ、色、デザインがきちんとの統一されている。ところどころにカフェが歩道にでていていかにも楽しそうでお洒落である。
 シャンゼリゼ大通りには、自転車は走っていなかった。多分、この通りの走行を禁止しているのであろう。ホームレスらしき人もいなかった。パリの顔として、徹底した規制を行っているのであろう。
 しかし、歩いている人は観光客が多く、ほとんどの人がラフな格好である。お洒落なパリ・ジェンヌなどはみかけなかった。

シャンゼリゼ大通りに面する公園 都心にこんな広い緑地がある

シャンゼリゼ大通りに面する公園

シャンゼリゼ大通り

大通りの並木

広い歩道

花がきれい

ここから商業地 遠くに凱旋門が見える

商業地 歩道が広い

建物の高さ、デザインなどが統一されている

ところどころカフェが歩道にある

広い歩道


 
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世界の街から81 フランス ランスの新ルーブル美術館

2013-05-24 08:06:05 | フランスの街から
日本建築家SANAA(妹島和世、西沢立衛)がコンペで当選し設計したランス(Lens)の新ルーブル美術館を見にいく。昨年12月にオープンしたばかりである。パリ北駅からTGVでarrasまで行き、そこで普通列車に乗り換えランスに、1時間ちょっとで着く。駅から美術館までシャトルバスがでている。駅前に大きな看板があり、歩くコースも指示されているので、歩いてみた。道はきちんと植栽され新しい橋もかけられていて、気持ちよく歩くことができた。但し、1.5kmと結構距離がある。
 この建物は外観ほとんど主張していない。四角いアルミとガラスで構成された箱が並んでいるだけである。むしろ、建物の形を消し、まわりの環境にとけこもうとしているのかもしれない。
 オープンして1年間は無料ということで、かなりの人が来ているがほとんど近くに住むフランス人らしい人がほとんど日本人も観光客らしい人もあまり見当たらない。
 ホールの内部空間は素晴らしい。ガラスに囲まれ外の景色がよく見えさらにトップライトで光を入れている。円形のガラスで囲んで部屋をつくっているので、すべてがオープンで軽やかである。
 展示室の「時のギャラリー」にあっと驚く。長さ130mの大空間が一目で見渡せるのである。この大空間の縦の壁に何千年という文明の時の刻みが記されている。横は東洋から西洋に至る地球の幅を示している。世界の美術が時空間に分けて一つの部屋に展示されている。今までの美術館で考えられなかったわかりやすい展示である。時代ごと、地域ごとの美術の推移が理解できる。
 この展示室の大空間に、柱も梁も見えない。柱は壁の中に、梁は薄い鉄板でつくられ狭い間隔で配置され、天井の中に吸収されている。新しい構造技術なのであろう。梁と梁の間はガラスのトップライトになっており柔らかい自然光が入っている。美術館に自然光がふんだんに入ってきているのが驚く。
豊富にあるルーブル美術館のコレクションの中から、ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」の名画の他、ラトゥール、ラファエロ、ゴヤ、アングルなどの画、エジプト、ギリシャなどの美術が貸し出されて展示している。
カフェテリアは、簡単なおいしい食事ができる。買って外の庭でも食べることができる。
地階もあり、大きなタッチパネルのスクリーンがたくさんがあり、それを触って中に展示されている絵画を見ることができる。地階のトイレもきれいである。
ただ、広い美術館の外庭は石庭のような前衛的なデザインであるがちょっとさびしい気がする。帰りはシャトルバスに乗って駅にいく。
開館してまもない美術館がこれだけ人がきているので、地方の活性化のための美術館の分散化はある程度成功しているのだろう。

美術館までの遊歩道が整備されている

外観

外観

明るい透明なホール

平面プラン

ホールの平面プラン

時のギャラリー

時のギャラリー

薄い鉄板の梁とトップライト

年代を記した縦の壁

ドラクロア「民衆を導く自由の女神」

囲われた特別展示室

カフエテリア

外庭

地階にあるタッチパネル

シャトルバスのバス停
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