港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

フランク・ゲーリー展に行ってきました

2015-11-30 08:40:17 | 建築
六本木の2121デザインサイトで開催されているフランク・ゲーリー展に行ってきました。美術館の建物をうまく生かした展示で見応えがありました。
私が興味を持ったのは、設計の制作過程です。徹底的に模型によるスタディから設計を進める方法です。模型をつくり、また壊し、またつくるという方法を徹底しています。
最近、3Dプリンターにより模型制作が廉価に、早くできるようになってきています。
また、コンピュータでヴァーチャルの精度の高い模型をつくり、それから部品を決め工場に発注する方式をとっています。この方式ではどんな複雑な形態の建物でも対応はできます。
大きな建物では、世界から多くの分野の専門家を動員させています。「だれでも、いつでも、どこでも参加するシステム」です。これは情報通信技術の発達により、初めてできる方式です。
設計事務所の概念がすっかり変わってしまっています。

2121デザインサイト 入り口 安藤忠雄設計

フランク・ゲーリー展の垂れ幕

入り口にある模型

作品模型

シドニー工科大学模型

作品模型

事務所の写真、模型で一杯です

ゲーリーのデザインした椅子
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品川駅周辺地区都市計画案の概要等についての説明会に行きました

2015-11-29 08:19:37 | 港区のできごとあれこれ
11月27日、東京都、港区主催の「品川駅周辺地区都市計画案の概要等についての説明会」が東海大学高輪校舎の500人収容できる大教室で開催された。副題として、「品川周辺地区地区計画(案)」、「幹線街路補助線街路第332号線都市計画道路(案)」、「品川駅周辺土地区画整理事業(案)」となっている。
地味でわかりにくいタイトルなのだが、実は国家戦略特区の一大プロジェクトの幕開けとなる説明会なのである。
東京都、港区も意識的にか広報活動にあまり力を入れておらず、会場はがらがらで、業界関係者の参加者が多く、住民の方は数えるほどしかいないようである。
この計画はJR品川車両基地跡地を中心にJR新駅周辺約18haの区域を土地区画整理事業で、道路、公園、広場を整備する。さらに、緩和型の地区計画により、区域を600%、700%の建築物を誘導しようとするものである。
さりげないようであるが、これだけの広さ、容積で目一杯建つとなんと延べ床面積約120万㎡の建物が建つ計算である。六本木ヒルズの延べ床面積は約72万㎡であるから、六本木ヒルズ1.7倍の大開発である。オフィス、商業ビルであれば就業者の総数は10万人を超えることが予想される。六本木ヒルズの訪問者数は年間4500万人である。この計算で行くと、この地域に年間8千万人の人が訪れることになる。
JR新駅を含む開発で、羽田空港にアクセスしやすいこと、リニア新幹線の品川ターミナルに隣接することを考慮すれば、港区はおろか、東京を変える、いや日本を変える大プロジェクトなのである。
この計画、国家戦略特区なので、内閣総理大臣の認定を受けて都市計画決定となる。
2020年、JR新駅の暫定開業が決まっているので、駅前広場や道路の整備は必須である。
ということは、建物はともかく、2020年までには土地区画整理事業が完了し、道路、広場、公園が整備されることになる。間に合うのだろうか。都市計画決定は平成27年度中とのこと。
会場から現在の高輪地区の環境の影響(ヒートアイランド現象など)はどうなのか、品川駅高輪口の駅前広場は狭く、今でも混雑しているが将来どうなるか、計画に港区がどう関わっているのかなどの質問がだされたが、あまり活発な議論はなかった。
資料を見ながら私の疑問点は、駅前広場の大きさが示されておらず、土地区画整理事業の公共施設に位置づけられていない。JRが整備するのだろうか。地下鉄泉岳寺駅の拡張と再開発事業を東京都が計画しているが、それとの関係はどうなるのか。
これからていねいな説明会の開催が必要と思われる。

特定都市再生緊急整備地域(品川駅・田町駅周辺地域)

地区計画の区域

土地区画整理事業、地区計画等の区域

都市計画道路

整備される公共施設の一覧

土地区画整理事業の計画図

今後のスケジュール




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コミュニティカフェ高輪2周年記念カフェが開かれました

2015-11-28 09:33:49 | CCクラブ
11月27日、コミュニティカフェ高輪の2周年記念でいろいろな趣向がありました。
高輪地区CCクラブのメイン活動です。37名も大勢の方がカフェに立ち寄りました。
まずは、カフェエプロンのお披露目です。みなさんの寄付金からつくられたエプロンをカフェガール(?)が試着しました。5色の色合いがシックです。
並んで、記念撮影をしました。
「珈琲」という字が書かれたのぼり旗も掲げました。
また、一人暮らしのお年寄りに年賀状を出す「かんがり」のボランティアです。みんなで手分けして、シールを貼ったり言葉を添えたりしていました。また、折り紙もつくられていました。
金子さんたちが持ってきていただいた地域の古い写真をパネルに展示したミニ写真展の開催です。古い地域の写真、なつかしそうに見入っていました。
そして、最後は明治学院大学服部研究室の「ぎょらんにゃン」の登場です。
かわいいキャラクターで会場が一挙になごみ、みなさん笑顔、笑顔です。
コミュニティカフェ高輪は2年間で地域のコミュニティの拠点として大分定着してきました。
高輪地区情報紙「みなとっぷ28号」にもカフェの記事が掲載されています。
これからも地域のみなさんの憩いの場として続いていくことを願っています。

スタッフのみなさんエプロンをつけて記念撮影です。

カフェガール(?)の記念撮影です。

かんがりに取り組んでいます

折り紙もつくられました

ミニ写真展が開催されています

昭和15年の写真です

ぎょらんにゃン登場です 珈琲ののぼり旗も掲げています

ぎょらんにゃンと記念撮影です
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高輪地区地域情報紙「みなとっぷ」28号が発行されました

2015-11-27 11:21:57 | 高輪地区のできごと
11月26日、高輪地区地域情報紙「みなとっぷ」28号が発行されました。
編集スタッフの苦労したかいがあり、内容は盛り沢山で読み応えがあります。
相羽さんの表紙絵もポップな感じで惹きつけます。
巻頭文や高輪地区の坂、こども編集室の記事も編集スタッフでは評判がよかったです。
どうぞ、手にとってご覧ください。
反省会の後、例によってレストラン「キフキフ」で打ち上げ会です。
編集スタッフもすっかりうちとけた感じで、和気藹々楽しい会でした。


28号表紙です

相羽さんのインタビュー記事です
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松ヶ丘会が交通安全の表彰を受けました

2015-11-26 08:36:14 | 松ヶ丘会
11月24日、松ヶ丘会が高輪地区交通安全協会から交通安全の表彰を受けました。
表彰を受けたのは、3町会でした。日頃、交通安全についてPR活動などで警察署とうまく連携しているからでしょうか。表彰状とそれを入れる額をいただきました。大変有り難いことですが、町会会館もないのでそれを飾る場所がなく、倉庫に入れたままになってしまいます。
額より、町会として交通安全に役に立てる品物をいただいた方が有り難いと思います。
同様の意見が、他の町会の役員からもでました。

厳かな表彰式の様子です

感謝状です

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松ヶ丘会の役員会が開かれました

2015-11-25 08:06:39 | 松ヶ丘会
11月23日松ヶ丘会の役員会が開かれました。
ほとんどの役員が出席しました。
フリーマーケットの報告、年末パトロールの日程の取り決めなど一通りの話題を終えた後、
いくつか課題が指摘されました。
防災備蓄用品として、水や、食料品の蓄えを増強、電池のいらない電灯などを購入を検討することにしました。また、倉庫の中にゴキブリを見かけたので、食料品は缶詰に限定することにしました。また、春には倉庫の大掃除をすることになりました。
防災部長からD級ポンプは、いざという時にうまく使えるか、使える範囲が限られているなどの問題点の指摘がありました。他の多くの町会ではD級ポンプを返却し、スタンドタイプのポンプに切り替えつつあることなどの報告がありました。
消防署や防災ネットワークの役員から話を聞いて、検討することにしました。
また、別の話題として羽田空港からの航空機が町会の上空をかなり低く飛ぶようになり、外にいるとかなり騒音があるとの報告がありました。
今後、上空を飛ぶ航空機が増えると心配との声が。

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高輪まつり2015が開かれました

2015-11-24 19:05:14 | 高輪地区のできごと
11月22日、高輪まつり2015が開かれました。
東海大学高輪キャンパスが主催し、地域の商店会、町会が応援する初めてのお祭りです。
東海大学共育プロジェクトの学生さんが大勢参加されていました。学生メンバーが準備、会場整理、後片付けなどほとんどの作業をこなしていたので、町会の方など手持ちぶさたでした。
大学、学生が地域のお祭りをこれほどまで盛り上げてくれたのは今まで見たことがありません。すごい地域貢献です。
初めてのお祭りにしては、かなりお客がきておりまずは成功だったと思います。
目玉はやはり地下食堂で行われたまぐろの解体ショーでした。大勢のお客が並び、整理が大変だったようです。
私も解体された新鮮なまぐろの寿司を堪能しました。大トロ、中トロ、赤身どれもおいしかったです。
また、1階広場では地域の商店会主催で、屋台のうなぎ、ビールなどの飲み物、
ケーキ、コーヒーなどのお店が並びどれもおいしそうでした。
子どもカレッジの実演、高齢者の健康診断なども行われていました。
500人収容の大教室では、港区国際交流協会の英語・日本語の朗読、防災減災をテーマにした映画の上映、講演会も行われていました。
ただ、このお祭りの大きなテーマである防災減災の映画、講演会はお客が少なかったのは残念です。来年からは人の流れをうまく大教室に誘導する工夫が必要と思いました。

70kgのまぐろを解体します。そのうち食べられるのは40kgとのこと。

半分切り落とされました

きれいに切り落とされています

刺身の大きさに切り分けています

寿司を買う客が大勢並んでいます

1階広場の屋台

英語朗読こぶとりじいさん

災害時のインターネット利用の講演会です
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港区まち創り研究会まちづくりセミナーが開催されました

2015-11-22 08:33:09 | 港区まち創り研究会

11月21日(土)港区まち創り研究会主催のまちづくりセミナーが開催しました。
うかい区議会議長など23名の方の出席がありました。
「区民の視点から考える港区のまちづくり」をテーマに、4人のパネラーがそれぞれの日常生活から気づいたまちづくりの課題や提案を発表し、それに対し東海大学教授加藤仁美先生からコメントがありました。
3時間に及ぶ会議でしたが、会場からも熱心な意見をいただき、盛り上がりました。
①吉田朱音さんから、「泉岳寺周辺の景観は?」というタイトルで、泉岳寺中門に隣接する8階建てマンションの建設をめぐる反対運動の経緯の説明がありました。結局、工事中止には至らず、残念な結果となったが、港区景観条例の改正につながったのはせめてもの収穫であったこと、地域のコミュニティでの意見の集約の難しさ、個人の土地の所有権、財産権の壁が厚かったことなどの報告がありました。
会場から、もっと広い地域で区民主導のまちづくり協議会の考えることができなかったのかなどの意見がだされていました。

泉岳寺中門隣地の建設中のマンション

②佐藤恭彦さんは、「終の住処は港区で?」というタイトルで、港区に住む高齢者は所得に大きな格差があり、佐藤さんが実際に接した方の事例を中心にしたお話でした。統計では区民の平均所得は高いが、実際、港区で生活保護世帯以下の収入しかない下流老人がかなり多いことを指摘しました。ガス代が払えないため、炊飯器で湯を沸かして風呂に入っている方、75才以上になって民間アパートの入居がすべて断われて困っている方、生活保護を受けたくても手続きがわからない方など何人かの事例を示して説明しました。小さい頃から港区に住み続けて愛着があり、港区で最後を迎えたいと願っている方ばかりなのです。
低所得者の高齢者に冷たい日本の福祉政策の実情の指摘でした。
③藤代洋行さんは「ユニバーサルデザインのまちづくりを」というタイトルで、みなとパーク芝浦の事例から車椅子の通行ができるように通路にさくを設けているが、実際そのさくを通るのは、車椅子の操作が難しいこと、介護で車椅子を押す人が苦労することなどの指摘がありました。パラリンピック開催に向けて、ユニバーサルデザインのまちづくりが求められているが、この事例に限らず、障がい者、高齢者などにやさしいまちづくりを実現するには、利用者の立場に立ってもっと真剣に取り組んでほしいとの報告でした。

車椅子が通行しにくい柵
④小出哲三さんは「誰も入れない緑地をふれあい緑地に!」というタイトルで魚らん坂下にある東京都が所有する三角形の緑地をとりあげました。
この緑地は、道路に挟まれ柵で囲われ人も入れない状態で、せっかくの緑地空間が死んでいるとの指摘。この緑地を北側に移動し、歩道と一体化すると広場空間として、憩いの場になり、お祭りなどのイベントにも利用できるとの提案でした。
車の通行も便利になり、メリットも多い提案でした。法規制上の問題、警察署等の関係諸機関との協議が必要ですが、これから時間をかけて、実現に向けて努力していくとの報告でした。

誰も入れない緑地

今回、どのパネラーも丁寧な資料を配付し熱心な報告で、興味深いセミナーになりました。
加藤先生も幅広い発表にもかかわらず、適切なコメントをいただき大変参考になりました.
また、ぜひ関係する行政の方々のご意見もうかがいたかったのですが、出席されず残念でした。その代わりうかい区議会議長から適切なコメントをいただきました。
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港区まち創り研究会主催のまちづくりセミナーは明日開催されます

2015-11-20 08:00:09 | 港区まち創り研究会
港区まち創り研究会主催のまちづくりセミナーは明日(11月21日)開催されます。
13時30分から三田慶應大学東門向かいの「芝コミュニティはうす」2階会議室で開催されます。テーマは「区民の視点から考えるまちづくり」です。
港区の区民が日常生活で考えるまちづくりの考え方を発表します。
区民ならではの地域の鋭い課題の指摘や面白い提案があります。
コメンテーターは工学博士でまちづくりがご専門の東海大学加藤仁美先生です。
当日の発表のパネラーと順番は、以下の通りです。
「泉岳寺周辺の景観は?」  吉田朱音さん
「終の住処は港区で?」   佐藤恭彦さん
「ユニバーサルデザインのまちづくりを」 藤代洋行さん
「誰も入れない緑地をふれあい緑地に」  小出哲三さん

入場無料で、当日受付です。
区民のみなさん、どうぞご来場ください。
ちらしを再掲します。

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第1回 港区議会報告会が開催されました

2015-11-19 12:38:29 | 講演会の記録
11月18日、港区役所9階大会議室で「第1回 港区議会報告会」が開催されました。
区民が自由に参加でき、発言できる開かれた議会です。
東京23区では、板橋区、練馬区に次いで3番目とのことです。
雨のせいか区民の参加は思ったほどではなかったですが、用意した席のおよそ7割位が埋まっていました。議員は全員出席したようです。
まず、開会宣言、議員紹介などに続き、議会のしくみの説明、平成26年度決算の審議概要、各常任委員会の説明があった後、区民の質疑がありました。
区民から積極的に質疑の手が上がりましたが、質疑の時間は20分と少なく、こなしきれなかったようです。しかし、どの区民もこのような会の開催を評価していました。
今後も続けてほしいと思います。
これからは、地域毎に区民センター、いきいきプラザなどで開催されるとのこと、期待しています。

近藤 まさ子議員の開会宣言

うかい区議会議長のあいさつと議員紹介
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