港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から98---ニューヨークの建築あれこれその6

2013-07-31 06:22:21 | アメリカの街から
 ニューヨーク建築あれこれの続きです。

○フォーシーズンズホテル
 I.M.ペイの設計。ニューヨークで一番値段が高いと言われている超高級ホテル。凹凸のあるリズミカルな外観である。

○ ルイ・ヴィトン ニューヨーク5番街店
 青木淳氏が2004年外装設計している。半透明のルーバーが古い建物を現代的なデザインに変えている。

○グランドゼロ
グランドゼロ911事件のワールドトレードセンター跡地開発計画は着々工事が進んでいた。この二つの完成図は現場にあった看板から撮影したものである。
フリーダムタワーは2013年に完成する予定になっている。現在はワールドトレードセンターと呼ばれている。コンペの入選案でダニエル・リベスキンドの設計である。541m、108階建てである。
もう一つの完成予想図はカラトラバのパストレインという鉄道駅である。カラトラバらしい構造が明確に表現されたモニュメンタルなデザインである。

○ トランプタワー
 不動産王トランプの所有する商業施設とマンションの複合建物。松井秀喜も住んでいたことがある。

○ リンカーン・センター
 1960年代に建てられた舞台芸術の殿堂である。ウォーレスK・ハリソンの設計である。
広場を挟んで3つの建物が配置されている。


フォーシーズンズホテル 凹凸のある外観

フォーシーズンズホテル 外観詳細

ルイヴィトン ニューヨーク5番街店

フリーダムタワー(ワールド・トレードセンター)完成予想図

パストレインの駅完成予想図 カラトラバ設計

トランプタワー 外壁の植栽が印象的

リンカーン・センター

リンカーン・センター


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祝い! 21万アクセスを突破しました!

2013-07-30 05:26:22 | 港区まち創り研究会
祝い! ブログ開設から839日目で21万アクセスを突破しました!

現在の総アクセス数は210183 訪問者数は82221人です。
20万アクセスになってから25日間で21万アクセスになりました。
1万アクセス増える日数では、今までで最短です。
ご高覧ありがとうございます。

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魚らん商店会の夏祭りが開催されました

2013-07-29 05:24:39 | 高輪地区のできごと
7月27日、28日の夜に魚らん商店会の夏まつりが開催されました。
今年は雨にたたられました。
7月27日は夜雷雨があり、大変だったそうです。
私は7月28日ジャズコンサートを聴きにいきました。
やはり、夕方から弱い雨が降っており例年より人出が少ないようでした。
高輪シーサイドブリーズの演奏は迫力があり、なかなかよかったです。
もっと人がきてくれればと思いました。
お祭りの会場でうかい区議会議員さんにも会い、まち研の講演会のご案内をしました。

シーサイドブリーズの演奏

シーサイドブリーズの演奏

お祭りの屋台

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世界の街から97----ニューヨーク建築あれこれその5

2013-07-28 07:51:37 | アメリカの街から
○ニューミュージアム
 2007年に建設された現代美術専門の美術館である。設計はSANAA(西澤立衛、妹島和世)の作品である。箱を少しずつずらして積み重ねたような形態である。ずらしたところがトップライトになったり、バルコニーになったりしている。まわりは古い建物が多く、あまり環境がよいとは言えない地区なのが惜しい。行った日は休館日で中には入れなかったのが残念。

○ワールド・ファイナンシャル・センター
シーザ・ペリの作品。マンハッタンのハドソン川に面する。マンハッタンの象徴とも言える建物。延べ床面積558,000㎡の巨大なオフィスコンプレックス。円いガラスの覆われたウィンターガーデンが一際目に付く。

○シーグラム・ビル
 1958年、今から50年以上前に建てられた38階のビルを見て驚いた。まわりのビルとは格が違うほど燦然と輝いて見えた。何でもニューヨークでは、まだ一番家賃の高いビルだそうだ。
 50年以上前のビルが現役で一番家賃が高いとは。少なくとも日本では考えられない。
 その理由はいくつかある。まず、ミース・ファンデル・ローエとフィリップジョンソンとの協働設計だが、そのデザインの質の高さである。バランスのよい形態、すみずみまできちっとした設計ですきがない。モダニズム建築の傑作である。多くのビルがこのビルを真似てつくられているがとうてい及ばない。次ぎに、広い前面広場である。この大きな広場の存在がこのビルの風格を高めている。公開空地の概念がこの広場によって始まったといってもよい。この広場により、ニューヨークの建築規制が斜線制限から容積制になったとも言われている。広場では、いろいろなイベントが開催され市民に喜ばれているようだ。
 さらにもう一つの理由は、材料の質の高さである。ブロンズ入りの鉄材は今でも新しく見える。さらに、ブロンズ色のガラスも落ち着いた品格のあるビルに仕上げている。
 内部も素晴らしい大理石がつかわれ、ピカソの大きなタピストリーがかけられている。
 おしゃれなニューヨーク子になった気分で地下のバーのザ・ブラッセリーで一杯飲む。
 このバーの内装も建築家ディラーとスコフィディオのデザインである。


ニューミュージアム外観

アルミ製ルーバーで覆われている

ワールド・ファイナンシャル・センター

ウィンターガーデン

ウィンターガーデン内部

シーグラムビル

広場とビル

広場

内部空間

地下のバー ザ・ブラッセリー

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世界の街から96ーーニューヨークの建築あれこれその4

2013-07-27 06:26:20 | アメリカの街から
○ストアフロント美術・建築ギャラリー
 スティーブン・ホールとアーティストヴィト・アコンチの協働により改修されたギャラリー。長い壁面に開口部がいくつかあけられている。
 ちょうど世界の都市計画の図面が展示されており、丹下、黒川、ル・コルビジェなどの図面もあった。

○プラット・インスティチュート・ヒギンス・ホール
 ブルックリンにあるプラット・インスティチュートは、建築・アート・デザインを専門とする米国最大のカレッジである。石造りの古い建物の間に、それらをつなぐ新しい空間、ヒギンス・ホールをつくった。面白いアイディアである。設計はスティーブン・ホールである。半透明のガラスで覆われた2000㎡のボックスに、ギャラリー、オーディトリアム、ロビー、テラスなどがある。前面のガラスの幾何学的なパターンが芸術的である。
建築学科の部屋には、模型の作品がいくつも置かれていたが、どれもレベルが高い。

○イサム・ノグチ・ガーデン・ミュージアム
 1985年に開館したロングアイランドにあるこのミュージアムは工場の建物を改造してつくられている。庭も広く多くの作品が展示されている。天井高が高いので、大きな彫刻、モニュメントなども収蔵されている。照明器具の展示されている部屋もある。


ストアフロント美術・建築ギャラリー 黒枠の部分が開口部になる

都市計画の図面の展示

チャンディガールの図面

プラット・インスティチュート・ヒギンス・ホール 建物の間の増築

幾何学的な窓の配置

ホール内部

トップライト

建築科の学生の作品

建築科の学生の作品

イサム・ノグチ・ガーデン・ミュージアム

庭の展示

庭の展示

庭の展示

室内の展示

彫刻の展示

照明器具の展示
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世界の街から95----ニューヨーク建築あれこれその3

2013-07-26 08:04:08 | アメリカの街から
ニューヨークの建築あれこれ続きです。

○ハースト・タワー
 セントラルパークの近くにある目立つビルである。ノーマン・フォスターの設計である。
アール・デコの古いビルの上に182m、42階建ての超高層ビルが建っている。
 3角形を基本にしたエクソスケルトン構造でできている。下の建物と上の建物のデザインが全く調和していないのが、かえって前衛的で面白い。

○ホイットニー美術館
 マルセル・ブロイヤーの1966年に建てられた代表作の一つ。上にいくほどセットバックしてせりだしていく形態が新鮮である。

○ブルックリン美術館
 ブルックリン美術館はニューヨークで2番目に大きな美術館で特にエジプト美術の展示が充実している。もともとは1880年代の古典的なデザインの建物である。その後、1970年代、1980年代に拡張されている。さらに1986年、ブルックリン美術館拡張マスタープランコンペが開催され、磯崎新氏とジェームス・スチュアート・ボルシェックチームが当選した。1991年にレクチャーホールが完成し、2002年に表玄関ホールと公共広場の工事が行われた。
 複雑な曲面の形態のガラス屋根で覆われた玄関ホールは明るく気持ちがよい。ガラス屋根は建物からつられた構造になっている。古典的な建物ともよく調和している。さすが磯崎氏のデザインである。

○プロスペクトパークとブルックリン植物園
 プロスペクトパークはブルックリンにありセントラルパークに匹敵する巨大な公園。その中にあるブルックリン植物園は桜の名所で桜まつりには大勢の人でにぎわう。日本庭園もある。

ハーストタワー

ハーストタワー
古い建物と新しい建物の対比が前衛的

ホイットニー美術館

ホイットニー美術館

ブルックリン美術館の玄関ホール 磯崎新氏など設計

ブルックリン美術館玄関ホールと広場

屋根を上も歩くこともできます

ブルックリン美術館の内部空間

内部空間

古い建物の部分

ブルックリン植物園

ブルックリン植物園 桜が散った後

ブルックリン植物園の日本庭園
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みなと第九を歌う会の合唱団員の募集はまだ行っています

2013-07-25 07:04:18 | みなと第九を歌う会
今年は、港区の助成金の決定した後、広報活動を行っているため昨年より応募の出足が遅いです。
指導・指揮する山口先生は日本で合唱指導では有名なすごい方です。
そんなに経験のない方でも上達するとのことです。
ぜひ、みなさんご応募ください。
毎年続けて港区で第九の演奏会を定着しようじゃないですか。
ちらしを再掲します。



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高輪地区情報紙「みなとっぷ」21号が発行されました

2013-07-24 08:15:07 | 高輪地区のできごと
 表紙は堂々とした泉岳寺山門にあじさいの花をあしらった涼しそうな絵です。
2面の商店街は、魚らん商店会の夏祭りの紹介で、盆踊りとジャズ演奏楽しみですね。
「この街にこの人あり」は今年で150周年を迎える明治学院大学の学長さんのインタビューです。150周年というのはすごいです。江戸時代にヘボン博士が横浜に開いた学校がはじまりだそうです。鵜殿学長は、ドイツ文学のこと、150周年を記念して行われる行事のこと、地域との連携のこと、地域の印象などをソフトな語り口でいろいろお話いただけました。
 見開きのページ「地域のあしあと」は、長く続いているお店をとりあげました。変化の激しい時代に80年以上続いているお店が23もあるのに驚きます。創業200年以上のお店もあるのです。さすが歴史のある高輪地区ですね。
 暮らしプレイバックは昭和23年創立当時の様子などを枝光会園長先生におたずねしました。戦後すぐの高輪地区の荒廃した様子は現在想像もつきません。
 私の自慢、地域の自慢は地域で活躍されている方をとりあげていますが、今回はガッツのある町工場の女性経営者と日本列島を2000km歩いて縦断したフランス青年の話どちらもおもしろいですよ。
 高輪地区情報紙の編集は企画から取材、原稿執筆、デザインまで区民が主体的に行うことができるので、苦労は多いですが、発行された時の喜びは得難いです。
 反省会の後、レストラン「キフキフ」で区の協働推進課の方も参加され14人というにぎやかな打ち上げ会を行いました。

みなとっぷ21号表紙です
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世界の街から94   ニューヨーク建築あれこれその2

2013-07-22 18:43:45 | アメリカの街から
3 ニューヨークタイムスビル
 アメリカの建築家レンゾ・ピアノが2000年に行われたコンペで当選した案である。8番街にあり、52階建て319mの超高層建築で、ニューヨークでは3番目に高いビルである。
 外壁の外側にスティールフレームが見えるようにし、薄いセラミックシリンダーでガラスの外側を覆っている。日射をコントロールし、エネルギー効率を高めている。1階部分がオープンになっており、誰でも入ることができ通り抜けもできる。中央に樹木の緑が見える中庭があり憩いの場となっている。1階に劇場もある。過去のニューヨークタイムズの記事がランダムに表示されるディスプレイがならぶ。赤や黄色の原色の壁面が目を引く。
 こんなオープンな事務所ビルは珍しい。

4 国連本部ビル
 ル・コルビュジエの原案をもとに、ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーなどが設計した国連本部ビルを見る。プロポーションのよい高層部の建物とゆるやかな曲線を描く低層部の対比が美しい。建物自体は傷んではきているが、デザインとしての斬新さは現代でも通用する。
 低層部の内部空間も緩やかな曲線が使われており現代的で魅力的な空間となっている。
 こんな素晴らしい建築は永久に残してほしい。何でも、槇文彦氏が改修工事に手がけるそうである。期待したい。


ニューヨークタイムスビル外観高層部

ニューヨークタイムスビル外観低層部

外観詳細

遠景

通り抜けができるオープンな1階

中庭の植栽

1階ホールから中庭を見る

ランダムに過去の記事が見れるディスプレイ

ディスプレイがある1階部分

1階にある劇場

銅像と大胆な色の壁

国連本部ビル 高層部と低層部の対比がきれい

国連本部ビル 斜路

曲線を使った内部空間

ドラマティックな内部空間
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世界の街から93--ニューヨークの建築あれこれ その1

2013-07-21 12:27:52 | アメリカの街から
2007年、2009年に訪れたニューヨークの建築作品をいくつかご紹介する。
 ニューヨークはまさに、世界の建築家の作品の展示場でもある。私が見たのはほんの一端にすぎない。
1 ニューヨーク近代美術館MOMA
 MOMAは1932年から現在地にあるが、2004年、大増築され谷口吉生氏のコンペ案が採用された。この美術館、中央の吹き抜け大空間を中心に立体的に展示室が配置され、どこからもこの吹き抜け空間を見ることができドラマティックな建築空間を楽しめる。ガラスの壁面が多く、館全体が明るい。半透明のガラスの壁面も面白い。谷口さんらしく、細部まできちんとデザインされており、シャープで緩みがない。フィリップ・ジョンソン設計の中庭のデザインも前衛的で素晴らしい。館のカフェテリアから見下ろす中庭の景観がよい。MOMAは私の好きな建築作品の一つである。
 収蔵されている美術品も、ルソー、マティス、ゴッホ、モネ、セザンヌなどの名画がずらりとある。展示は絵画だけではなくデザイン、建築、アニメなど多岐にわたる。

2 グッゲンハイム美術館
 フランク・ロイド・ライトの晩年の傑作である。ライトはこの建物の完成を見ずして亡くなったそうである。円筒形の建物の中を緩やかなスロープを降りながら絵画を見るアイディアは今でも斬新である。ただ、建物は大分年数たって、古くはなってきている。
下から見上げるトップライトのデザインが印象的である。


MOMA入口

MOMA吹き抜け大空間

MOMA吹き抜け大空間

MOMAカフェ

MOMAカフェから中庭を見る

MOMA中庭を見る

MOMA半透明にしたガラス窓

MOMAシャープな細部のデザイン

マティスの絵

モネ睡蓮大作

ルソーの作品

MOMA吹き抜けを上から見る

MOMA中庭から建物を見る

MOMA中庭

グッゲンハイム美術館のトップライト

ライトの外観スケッチ

内部空間

内部空間

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