港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

「明治通りを走った都電」金子芳夫撮影写真からー写真展に行きました

2024-05-18 18:32:50 | 日本の街から
渋谷区郷土博物館・文学館で開催されている「明治通りを走った都電」金子芳夫撮影写真からーの写真展を見に行きました。
金子さんは地域の写真家で都電の写真を多く撮られているので、「高輪今昔」などでお会いし、よく知っています。
今日は写真の説明があるということで、うかがったのですが、説明される方は博物館の若い学芸員でした。
金子さんの説明を聞きたかったのに、ちょっとがっかり。
説明によると、明治通りは都電の前は玉電が走っており、都電に編入されたとのこと。歴史がある路線のようです。
金子さんの撮影された写真は白黒で20数点位ありました。貴重ですね。

渋谷区郷土資料館

入口看板

展示室

展示室の様子
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安芸高田市の市長と議会の論争

2023-09-29 10:46:57 | 日本の街から
you tubeで安芸高田市の石丸市長と議会の論争の動画があふれるほど掲載されている。
安芸高田市は人口27000人の小さな町で、私もほとんど知らない。
石丸市長は現在41歳、京都大学出身、三菱UFG銀行を退職し、市長選に立候補した若手市長。
市長の議会で施政方針演説の際30分も居眠りをしていた議員を市長がツィッターで投稿したことから始まり、さらに全員協議会で議会が市長を恫喝したことから、市長と議会が対立。
市長の提案する施策、予算案などを議会がことごとく否決。対立が激化している。
議会は清志会という古手の議員による会派が多数を占めている。
youtubeの論戦を見る限り、市長の言い分は明確で筋が通っているが、議員の反論は支離滅裂で意味がない。
you tube の再生回数は100万回を超えている。
地方政治、地方議会のひどさが明らかである。
こんな市町村が全国で数多くあるのだろう。
有権者の政治に対する無関心がこんなことになっている。
日本人は優秀で道徳的にも優れているが、本当に政治はかなり遅れていることを実感する。

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京都の街で思ったこと

2022-10-14 21:46:57 | 日本の街から
京都の街に一週間滞在して思ったこと。
まあ、一週間程度では的はずれかも知れないが、東京とは違うことが多々あった。
・大通りの街並み
四条通り、烏丸通りなどを歩いてみると、通りは広く、歩道も広いので歩きやすい。高さ規制があるので、建物の高さもそう高くないし、そろっているので、気持ちがよい。一つ一つの建物のデザインの質が高く、色も洗練されている。
ただ、大通りに車が集中し、時間によっては渋滞が激しいことがある。
大通りの数が足りないのであろう。
・裏通りの街並み
一本裏道に入ると、道が急に細くなり、しかも歩道が分離されてなく、車も両方向からくるので、歩きづらい。
中心地区の裏道には、町家風の建物が多く残されている。裏道沿いに飲食店、飲み屋が多いのに驚く。どこも、おいしそうで入るのに、迷うほどである。東京ではなかなかない場所である。裏通りものれんなどを掲げて風情がある。京都の人たちのセンスのよさを感じる。一方、裏通りはやや照明が暗く感じる。
大通りも裏通りも車と人がうまくいっていない。古都の都市構造はやはり車社会になじんでいないのであろう。
一方通行路を多くして、歩道をきちんと整備するとか、シンガポールのように、車の利用を規制していくとか根本的な解決策が必要とされるだろう。
・地下鉄
これだけ大通りが混雑するので、地下鉄をつくったのは正解だと思う。
しかし、駅はあまり親切にできていない。エレベータ、エスカレーターが少なすぎる。
階段を上り、下りすることが多いので、高齢者、障がい者は、大変である。
JR、阪急電車、地下鉄、バスなど交通手段はいろいろあるが、体系化されていないように思う。交通手段がもっと便利になれば、京都もさらによい街になるのではと考える。

のれんが美しい

町家とのれん

現代的なデザインの建築 設計高松伸か?

路地は狭い

町家風

大通りの建物

コーヒー店


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銀閣寺など

2022-10-14 12:21:01 | 日本の街から
最終日四条烏丸からバスで銀閣寺に行った。
銀閣寺は、日曜日にもかかわらず、それほどの人出でもなくゆっくり見ることができた。
銀閣寺はやはり参道も建物も庭もどれも素晴らしいかった。
建物もなにげないようでも、プロポーションがよくどこから見ても美しい。
世阿弥、相阿弥が作庭されたとする庭園も大胆な造形を用いて前衛的ながらも惹きつける。
高台に上る道も整備され、上から眺める景観もよい。
帰り、哲学の道を歩き、小さな日本料理のお店で昼食。とてもおいしかった。
帰りのバスはぎゅうぎゅうでなおかつ渋滞で京都駅まで1時間位かかってしまった。

全景案内図



石庭





池と庭

上から建物を見る

遠くの景色



哲学の道

哲学の道

和食レストラン


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京都旅行その7 京セラ美術館、南禅寺

2022-10-13 15:15:31 | 日本の街から
この日、雨だったので美術館に行くことにした。
京セラ美術館でアンディ・ウォーホル展を開催していた。
京セラ美術館は2022.10.7に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープン。建築家青木淳・西澤徹夫による壮麗な歴史的美術館建築の画期的大規模リノベーションされたばかりであった。もともとは1933年に建てられ、現存する最も古い美術館である。
空間構成はやたら天井が高い大空間があったり、やはり古さは隠せないが外装は現代的にリニューアルされている。中から立派な庭園を眺められるのがよい。
アンディ・ウォーホルは2回も京都に訪れており、京都とはゆかりのあるアーティストなのだろう。これだけ多く作品を集められた展覧会は見たことがない。また、最後の晩餐など大作も多く展示されている見応えのある展覧会であった。
京セラ美術館から歩いて南禅寺に行く。南禅寺の壮大な三門、水路橋など見たが、庭園は時間切れでみることができなかった。
そこからタクシーで京都の台所と言われる錦市場を見る。
長いアーケードに店舗が繋がり、いろいろな食べ物店がある。
しかし、コロナ禍の影響で今一つ賑わいがなかった。

京セラ美術館

京セラ美術館

アンディウォーホル展

ウォーホルがデザインした着物

美術館の内部空間 やたら天井が高い

美術館の庭園

南禅寺三門

錦市場

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京都旅行その6 書の森展など

2022-10-13 09:51:55 | 日本の街から
八坂神社、知恩院などを見て知恩院和順会館で開催中の書の森展に行く。書の森展はギャラリー高輪AOで萩原多恵子さんと二人展を開催されたことがある書家中川萌翠さんの書が展示されている。和順会館の展示スペースは広く、いろいろなスタイルの書が展示されていた。中川さんの書は、抽象と具象の中間位のスタイルで書の持つ意味を表現されていた。
その後、中川さんのお招きで、築107年という京都の町家中川さんのご実家を見学。典型的な町家造りで外観は虫籠窓や格子があり、内部土間、座敷、高い吹き抜け、坪庭などがあり、太い梁や柱で構成されている。
近年、京都の町家は急速に減っており、その対策として京都市は平成29年11月に制定した「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」があり、取り壊す場合、事前届け出を出す必要があり、保存、活用に努めている。中川さんの町家は広く、書道教室や会合スペースなどにも使われているとのこと。町家はできるだけ残してほしいが、所有者はその使い方に苦労されているようでした。
夜は、中川夫妻と本格的は日本料理で会食。どの料理もおいしく、松茸は今年初めていただきました。料理店のご主人は伊那の舟屋のご出身で奥様は陶芸家で器は奥様の手作りの作品でした。
温かいもてなしのある会食でした。


八坂神社

知恩院

和順会館「書の森展」

会場の様子

中川さんと中川さんの書「燦」「戦」
京町家の外観(中川さんのご実家)

京町家

太い梁のある吹き抜け

座敷 会合や教室に使われている

坪庭

中川さんの書

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京都旅行その5 嵐山周辺

2022-10-12 11:39:08 | 日本の街から
京都観光地としては定番であるが、嵐山周辺をじっくり見ることにした。
渡月橋、天龍寺、竹林の道、大河内山荘、常寂光寺、祇王寺を見た。
往きは、阪急電車から嵐山電車で、帰りは阪急電車を使った。
渡月橋は桂川と背景の山の景観が雄大である。紅葉の季節は素晴らしいのだろう。
駅前には人力車の車夫が多く待機していた。また、着物を着たカップルが多い。
関西地方のデートスポットとなっているらしい。
天龍寺は世界遺産の寺で、特に石庭が素晴らしかった。
庭を眺めて、しばらく時を過ごした。
天龍寺を見て、竹林の道を歩く。竹林に囲まれた独特の雰囲気がある。
夜はライトアップされるようだ。
竹林の道をでて大河内山荘に行く。大河内山荘は大河内傅次郎の別荘で30年かけてつくられたものである。出演料のほとんどをこの山荘につぎ込んだとのこと。
回遊式の庭園が広く趣がある。庭園内の石一つ一つ、吟味されている。背景の山の景観もこの山荘を引き立てている。ここの茶屋で抹茶を飲みお菓子を食べ、休憩。
大河内山荘を出て、常寂光寺に行く。
常寂光寺は1596年に開基された古いお寺である。カエデが200本植えられ、秋の紅葉シーズンには、全山が紅葉に包まれるとのこと。
階段が多く、一番上まで行くと京都が一望に見渡せる。多宝塔はユニークな建築物である。
常寂光寺をでて祇王寺に行く。
祇王寺は平清盛の寵愛を受け、のちに捨てられて出家した白拍子の祇王が住んでいた場所である。庵は質素なたたずまいで、庭はいろいろな種類の苔が植えられ見応えがある。

渡月橋、桂川、山の景観

桂川、山

渡月橋の前で

人力車が多い

天龍寺入口

天龍寺庭園

天龍寺庭園

天龍寺庭園

天龍寺庭園

竹林の道

竹林の道

竹林の道

大河内山荘

庭園から見る雄大な景観

常寂光寺入口

常寂光寺内

ひたすら階段を上る

多宝塔

多宝塔

京都が一望に見える景観がすごい

遠くを見渡せる景観

祇王寺入口

苔が多種植えられている

苔が美しい

祇王が暮らした家 窓が面白い

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京都旅行その4 国際会議場

2022-10-12 10:21:59 | 日本の街から
京都の国際会議場も修学院離宮から比較的近いので行くことにした。
私の学生時代、京都国際会議場のコンペは建築界の一大イベントであった。
著名な建築家がほとんど参加し、応募案の展示会にも行った覚えがある。
当時、若手のフリーアーキテクトの大谷幸夫、芦原義信、大高正人、菊竹清訓が最優秀、優秀案を得た。大谷案と菊竹案が斬新で印象に残った記憶がある。
この大谷幸夫の作品は、台形、逆台形をモチーフにしている。実際、できた建築を見るのは初めてであった。地下鉄国際会館の駅に直結している。
まわりは広々と開けた場所で気持ちがよい。
あいにく、国際会議が開かれていて、内部には一歩も入れなかったのは残念であった。
思っていたほど威圧感はなく、台形の組み合わせがどっしりとした印象である。
コンペ案から増築されているようだ。

全景。駅にある掲示板の写真を撮影。庭など外部空間もよさそうである。

増築部分の建物が現れる

近くに流れる水路

まわりの環境はよい

国際会館

近づいてみる

建物に近接

向かいにある宝ヶ池プリンスホテル(村野藤吾設計)


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京都旅行その3 修学院離宮

2022-10-11 09:42:17 | 日本の街から
大学時代に行った修学院離宮と桂離宮は再度見たいと思い、宮内庁のホームページを見たら、たまたま10月4日午前9時一人だけ空きがあり、申し込んだ。桂離宮は12月中旬まで一杯であった。
地下鉄で国際会館まで行き、さらにタクシーに乗り修学院離宮へ、30分前についた。
コロナ禍なので、見学者を50人のところ、20人に制限しているとのこと。
修学院離宮は54haあり、ともかく広い。3km歩く。しかも上り一方である。この日はまだ30度もあり、暑かった。若い説明員が一人と警護の職員が2人つく。
修学院離宮は17世紀中ごろ、御水尾天皇の指示で作られた別邸とのこと。
上御茶屋、中御茶屋、下御茶屋の3つの建物と庭園から構成されている。
中に田畑もあり、高低差があるので、ともかく雄大な景観である。
建物は比較的簡素であるが、中御茶屋にある違い棚は3大違い棚の一つと言われている。
襖絵もやや色あせている。上御茶屋からの景観がすごい。
大きな人工池があり、大刈込の向こうに遠く山並みが遠望できる。
茶屋から見る景色は絶景であっただろう。御水尾天皇はほとんどこの上御茶屋で過ごされたとのこと。また、池に舟を浮かべて楽しんだようだ。

下御茶屋入口



手入れの行き届いた庭園

下御茶屋の建物

内部

雄大な景観

御中茶屋入口





御中茶屋に着く

3大違い棚



魚の絵がある

手すりが面白い

雄大な景観

田畑がある景観

松並木の道

御上茶屋入口

遠く街を望む景観

灯篭の奥に川が流れているが現在水量が少ないとのこと



人工池と橋

御上茶屋

池ごしの遠景 舟が見える この舟で遊ぶことがあるそうだ

遠景を望む






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京都旅行その2 京都駅ビルについて

2022-10-10 21:24:01 | 日本の街から
京都駅ビルは今回初めて見た。ということは20年以上京都に来ていないことがわかってしまう。
原広司による設計である。安藤忠雄、黒川紀章などが参加した指名コンペで勝ち取った作品であるが、多くの建築専門の審査員は安藤忠雄案を支持したが、JR西日本役員が最も高さを低くおさえた原広司の案を採用したとのこと。コンペのいきさつは不明瞭だが。
京都らしさがないとか、伝統的な美を表現していないとかいろいろ意見があるようだが、実際見てみると、階段状の大空間に圧倒される。面白い、遊び心がある楽しい建築である。デザインに正方形のモチーフがあちこち見られるが、京都の寺や庭園に正方形のモチーフが多く見られる。伝統的な美も受け継いでいる。京都に新しい名所を創った作品で私はとてもよいと思った。
あちこちに見られる造形作品も建築をひきたてている。

圧倒的な大空間

連続する階段、エスカレーター

上から見下ろす

造形作品が面白い

連絡通路が楽しそう

正方形の桝の屋上庭園

屋上から京都タワーを見る

大空間

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