港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

日本建築家協会港地域会の第7回セミナーがおこなわれました。

2012-06-30 22:27:21 | 港区のできごとあれこれ
6月30日、日本建築家協会港地域会の第7回セミナーがおこなわれました。
テーマは「日本の街はなぜ美しくないのか」「建築家はどのように関われるのか」である。
小倉さんの司会進行でパネラーとして今井さん、大倉さん、鈴木さん、連さんがコメントを発表するパネルディスカッションのスタイルで行われた。
「日本の街はなぜ美しくないのか」については戦後の日本の高度成長期の経済優先、拝金主義が建築や街なみをダメにしたという提起を鈴木さん、大倉さんなどが指摘し、今井さんは材料など本物にみせかけたフェイクな建築がダメにしたことを指摘した。
一方、日本でよい街並みがあるのかというテーマに対しては、今井さんは代官山の槇さんのヒルサイドテラスを例に、時間をかけて街並みをつくっていったものは美しい、大倉さんから歴史のあるもの、連さんから土着性、地域性があるのが美しいなどの意見がだされた。それではどうすればよくなるかというテーマに対し、鈴木さんからある水準の街並みをつくっていくには、高さだとか色だとか一定のルールが必要との意見、連さんから地域の方が発想して合意していくルールづくりが大切などの提案があった。
 会場から街並みを整えていくには、行政の指導に問題がある、日本では真の建築家でない人がほとんどの建物をつくっているので美しくない、建築家の設計する建物のよさを十分にPRしていくのが建築家は下手であるなど鋭い指摘がなされた。
 あったという間に2時間が過ぎ会場からも多く意見がだされて、なかなか面白いセミナーであった。ワインを飲みながらの楽しい懇親会が続いて行われた。


懇親会の後、メンバーが集まって
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[みなと第九をうたう会」の実行委員会が開催されました

2012-06-28 12:26:09 | みなと第九を歌う会
 「みなと第九をうたう会」の実行委員会が開催されました。出席者は荻原委員長以下20名近く集まりました。心配された応募者数も70名を超え、何とか100名の参加者は確保できる見通しがたちました。参加をご希望の方、まだ間に合いますのでどうぞご連絡ください。(ちらしをご覧ください)練習日程も崖先生、仲島先生から提案されほぼ決まってきました。発会式の次第も決まり、皆盛り上がってきました。ただ、今まで決まっていたソリストが都合で辞退となりこれから新しい方と交渉しなければなりません。
 会議が終わって懇親会になりました。荻原委員長がまずドイツ語で乾杯する時の歌を披露しました。みな、和気あいあいの楽しい懇親会になりました。

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港区招待企画 JAPAN XV 対 フレンチ・バーバリアンズのラクビー試合をみにいきました

2012-06-24 19:43:28 | 港区のできごとあれこれ
港区と日本ラクビー協会では、秩父宮ラクビー場がある港区からラクビーを通じて地域を盛り上げていくプロジェクトを進めています。
 今回は日本代表とフランス国内のプロリーグでプレーする選手を招いてのハイレベルでの試合です。
 町会に配布された招待券で地域の方々と観戦しました。今日は、暑くもなく寒くもなく、晴れてよい気候でまさに観戦びよりでした。
 試合はフランスチームが強く、51対18でフランスチームの圧勝でした。フランスチームは全力をだしていない感じで、体力差、実力差が歴然としていました。日本の代表チームももう少し実力をつけないと人気も上がってこないのでは。
フランスの応援団もかなり来ており、大声で歌を歌ったりして迫力がありましたが日本の応援は静かで試合と同様圧倒されていました。
 そうは言っても、気候もよくラクビーや両国の応援など観戦を十分楽しみました。

さわやかな観戦びよりです。客もかなり入っていました。
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「第一京浜と日比谷通りの交差する三田の植栽地を花で飾ろうプロジェクト」の現地打ち合わせ

2012-06-22 21:18:39 | 港区まち創り研究会
 当研究会幹事の細井さんが提案する「第一京浜と日比谷通りの交差する三田の植栽地を花で飾ろうプロジェクト」のため、研究会のメンバー4人と国土交通省品川事務所の方と現地で打ち合わせをしました。
 植栽地は、田町駅にも近く人通りが多い目立つところで40㎡程度はありますが、つつじの植栽の8割は枯れて汚らしい状態でした。ここに花を植えたりベンチを置いたりしたら素晴らしい場所になるのに残念です。国土交通省の方も管理がずさんなことは認めていました。しかし、枯れたつつじを抜いたり花を植えたりすることは、今はできないとのことでした。
 まち研としていろいろ考えたことは、国から港区または、東京都が土地を借りて、港区のアドプト制度や東京都公園協会のまちなか緑化などの制度を使い、きれいな花壇をつくりまち研と近隣の町会と合同で管理したいということでした。
 国土交通省にも、ボランティア・サポート・プログラムという制度があり、ボランティア団体が国道などの道路美化活動を支援する仕組みがあるそうです。
 しかし、花などの提供はできないとのこと。
 お互いこれからどういう方法でこのプロジェクトを進めるか検討してみようということで別れました。国土交通省の方は若いが前向きでなかなか感じのいい方でした
参考まで、カナダのヴィクトリアの例を掲載します。
ヴィクトリアはどこでも花で飾ってあり、それもセンスがよいです。随分違いますね。


第一京浜と日比谷通りの交差し田町駅にも近い人通りも交通量も多く目立つところです

つつじの植栽はほとんど枯れています

殺風景です

第一京浜の植栽部分も雑草がはえています


カナダのヴィクトリアの道路脇の植栽地です

カナダのヴィクトリアの道路脇植栽地の例その2です
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祝い 9万アクセス突破

2012-06-22 05:41:35 | 港区まち創り研究会

祝い! 9万アクセス突破!

ブログ開設から436日目でアクセス数は90144 閲覧者数は36425人になりました。
一つの目標である10万アクセスが近づいてきました。
ご高覧ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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日本建築家協会港地域会セミナーのお知らせ

2012-06-21 05:38:05 | 港区のできごとあれこれ
日本建築家協会港地域会セミナーのお知らせです。
「建築家は街にどのように関わるのか」がテーマで複数の方がパネリストになります。
一般の方との意見交換が楽しみですね。
ちらしを掲載します。

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地域再生道場千秋さんからの農産物直売のご案内

2012-06-20 09:01:37 | 港区まち創り研究会
以前、港区まち創り研究会におられた千秋さんからメールで農産物の直売のご案内をいただきましたので、掲載します。
レタスを私もいただきましたが、とてもおいしかったです。

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以前、まち研でお世話になった千秋です。
小生長く東京でテレビ報道に関わってきましたが、今は故郷の富山県南砺のケーブルテレビ番組を制作しています。
45年ぶりに帰郷した田舎の山河は変わらないのですが、何もかもが東京中心でやってきたこの国の地方は疲弊の一途をたどっているかのようです。
その責任は私たちメディアの責任も大きいと痛感し、残りの余生を地域メディアのありようを模索したいと思い、単身で過ごしています。
そんな中で出合ったのが吉田稔さんという農家の方です。吉田氏は農協に勤務していたのですが余りにも農薬と化学肥料に頼った近代農業に疑問を感じ35年前から独自の有機農法を模索してこられた方です。
ここ田舎でJA(農協)と対立するということは村八分に相当する行為で、彼の農法はほんの一部の人が受け入れるのみです。
ただ、有機農法の流れは全国にあり、むしろこの地方よりは全国各地の有機農法農家との関係が深まったようです。
吉田農法の基本は農業と医療は同源であり、野菜を育てることは生命の追求にあるということです。
自然の山々や原生林の植物は肥料も農薬も無く育ちます。それはなぜなのか?
動物には野生動物がいて、人間の都合に合わせた家畜がいます。だとすれば、今私たちが食している野菜(山菜や野の菜)ではなく、人間の都合に合わせた家菜(造語ですが)といえます。
自然の中で自力で生きている植物により近づける農法「野生回帰農法」を目指しています。
結果、湧々農場の野菜は、まず健康にいい事と美味しいこと(本来の野菜の味)を目指しています。

「湧々農場」は富山県南砺市立野原にある1haほどの農場で、百姓・吉田稔爺が長年培ってきた農法で野菜を栽培しています。
吉田爺の農法は「医食同源」を根本にし「生命」を追求することにあり、当然、化学肥料や農薬は使用していません。
土壌を回復させ微生物と植物の親和性を最大限引き出し、安全で美味しく、栄養価の高い野菜を作り出す農法です。名付けて「野生回帰農法」と呼んでいます。
この春から30種近い野菜を植え付けました。最初に実ったのが今回お送りさせていただいたレタスなどです。
ご試食の上、今後とも「湧々農場」の作物をお求めいただければ幸いです。

湧々プロジェクト:   
「湧々農場」を核とし、農作業を通した体験や収穫物を多くの方と共有することで、成長・成熟の反動として現代社会を被っている閉塞感を打ち破る、新たな息吹を育てたいと考えています。
その活動主体として「任意団体・地域再生道場」を設立しました。
「湧々農場」の作業や作物の流通を中心にコミュニケーションを広げ、農業に関する勉強会、「野生回帰農業」の講習会、食に関する研究と試食会、農業を軸とした文化活動などを展開していきます。
同時に「湧々農場」からの波紋を広げ、地域の再生に繋げていきます。
是非、私たちの活動の趣旨をご理解の上、活動の輪に加わっていただきたくお願い申し上げます。

「湧くプロジェクト」の趣旨を御理解の上、私たちの活動に協賛し、共に活動していただきたくお願い申し上げます。
※ 協賛会員の特典  
   ※「湧々農場」で収穫した旬の野菜をお送りします。
       △ 11月まで毎月二回程度、旬の野菜をお届けします。
       △ 価格は一回¥2.000〜¥3.000(送料込)
       △ グループでの申し込みも受け賜ります。
       △ 収穫には限りがありますが、可能な範囲で追加注文にも応じます。
  ※ 「湧々プロジェクト」が開催する催しをご案内し、優待させていただきます。
  ※ 「湧々農場」で「野生回帰農法」を体験できます。

  「湧々農場」のホームページ http://www.wakuwaku-nojo.com/ を開設いたしました。「湧々農場日誌」では作物の成長の様子を随時紹介すると共に「野生回帰農法」の理念や技術の紹介、「湧々プロジェクト」が開催する催しの案内を随時掲載していきます。
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バス停の環境について、うかい議員が港区議会予算特別委員会で質問をしました

2012-06-19 08:45:08 | 港区のできごとあれこれ

平成24年3月9日に行われた港区議会予算特別委員会でうかい議員が「バス停の環境について」質問をしました。
以下がその速記録です


○委員(うかい雅彦君)
区内のバス停について、お伺いいたします。コミュニティバス新規5路線は、区議会をはじめ区民の皆様からコミュニティバス路線を充実してほしいとの要望をいただいたことから平成22年3月から実証運行が始まりました。実証運行期間中は、移動実態や利用満足度などの調査も実施され、事業の検証、評価、改善が図られるとともに、平成24年度からの本格運行に向けて取り組んでこられたことと高く評価いたしております。私が住んでいる高輪ルートにつきましては、バス停の新設や小型車両2台を中型車両2台に変更していただくなど改善をしていただき、便利になったと大変喜ばれています。
 しかしながらヽバス停の中には、歩道の幅員の狭い場所に設置されているところもあり、バス停で待っている方と歩行者がすれ違うにも、窮屈な場面も見受けられてしまいます。本定例会の武井区長の所信表明では、本年4月から本格運行に移行しますとおっしゃられましたが、この機会に、ぜひともバス停の環境改善に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○土木計画・交通担当課長(冨田慎二君)
  実証運行期間中は、移勤実態や利用満足などの各種調査結果や、利用者からの意見等を踏まえ課題を抽出し、改善の目標時期を短期、中期、長期に整理し、関係機関との合意形成を図りながら、計画的な改善に取り組んでまいりました。具体的には、バス停留所の移設、新設、名称変更、屋根やベンチの設置、バス車両の入れ替えなど、さまざまな改善を図ったことから利用者の増加につながったと考えています。
 バス停留所の移設や設置を行う際には、利用者の利便性の向上を前提としつつ、一定の距離バランスなどを勘案するとともに、交通の安全性など、現地を確認しながら交通管理者や道路管理者との協議、さらには沿道の方々のご理解が必要となってまいります。「ちいばす」新規5路線は、本年4月から本格運行に移行することから、よりよいサービスの提供に向け環境改善に一層努めてまいります。


質問に対して、回答者の土木計画・交通担当課長がその主旨をあまり理解していないようで、回答がちぐはぐな感じになっていますが、バス停の環境改善これからも議会で充分に議論していただけたらと思います。
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MIT Japanがてづくり集会場(ガーデンパピリオーネ)を被災地に建設しました。

2012-06-18 16:06:05 | 港区まち創り研究会
MIT JapanはMIT教授神田駿先生を中心とする日本でのグループで、最近の被災地支援の活動をお伝えします。
南三陸町歌津、「馬場中山」の仮設住宅敷地内に手づくり集会場を1週間で建設し、5月6日に完成しました。
専門家がつくりあげるような工法をとらず、地元の方々、ボランティアの方々など誰でも参加できる建設工法を基本とし、地元の力を引き出しながら集会場(ガーデンパピリオーネ)をつくりました。資金は、アメリカの大学MITの寄付ですべてまかなわれています。
一種類の角材(45cm×45cm)で格子状に組んだ20㎡の木造の建物です
建設に参加したのは、仮設住宅の住民の方、MITのOBの方、宮城大学、NEC等電機メーカー、都市環境計画研究所、NPOSTELA、その他ボランティア団体、個人などの方です。
NHKのおはよう宮城にも取り上げられ、地元の方に大変喜ばれているそうです。

建設風景です

建設風景です

無事落成式を迎えました

地元の方々が海の歌を歌いながら憩う風景です

女性たちが中でおしゃべりを楽しんでいます
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「シェアする道路」の本を読みました

2012-06-16 19:19:18 | 港区まち創り研究会
高輪図書館の新刊コーナーでとてもよい本をみつけた。ドイツの都市の道路の歩行者・自転車空間の整備についての本である。著者はドイツの女性都市・交通研究者エルファティング・ズザンネと日本の都市計画学者の浅野光行、卯月盛夫氏の共著である。
 ドイツの都市では人と車を完全分離する計画の段階から、道路空間をシェアしながら人と車を共存し、歩行者が快適に歩ける空間をつくる段階になっている。日本の都市のように、道路の幅員が十分でない場合、参考になる。
いろいろな事例が紹介されているが、例えばハンブルグ市のメンケベルグ通りのトランジット・モールの整備を紹介しよう。
 メンケベルグ通りは幅員19m、延長1000mの大型商店街で歩行者、路面電車、車が走り賑わっていた。その後、郊外ショッピングセンターの立地により、大幅に客が減少したが、相変わらず車の交通量は多かった。(日本の状況に似ている)
 その後、車道を4車線から2車線にし、通過交通はほとんど排除された。歩道は6~8mに拡幅された。
1995年には、この道路は歩行者・自転車の通行を主体にし、バス・タクシーのみが走れるトランジット・モールとして整備された。歩行空間は11mに広げられた。
交通規制は、「バス・タクシー・自転車通行可」、「荷物の積み下ろし交通21から11時」、「速度制限25km以下」となっている。この改造で、楽しんで買物できるまちになり、歩行者も商店主もある程度満足できる結果となった。
 ドイツのどの都市でも歩行者専用ゾーンがあるが、さらに一歩進んで車も走るが、歩行者が快適に歩くことができるシェア道路が普及しはじめている。
 この本では、さらにドイツの交通施策として「住宅地の交通環境改善」、「魅力的な自転車交通」、「ボン市の成功例に学ぶ中心市街地の発展」などが述べられている。どの章も学ぶべきことが多い。日本の都市はドイツに比べて交通の考え方が一歩も二歩も遅れている。自動車交通のための道路整備から歩行者・自転車のための道路整備に発想を変えていく必要があるだろう。そのような視点からこの本はとても参考になる。
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