港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から59---マレーシア ペナン

2012-08-29 14:21:12 | マレーシアの街から

マレーシアの街歩きの続きペナンです。ペナン島には人口70万人、ペナン島の都市ジョージタウンには30万人が住んでいる。
ペナンは古くから交易船の寄港地として栄えていた。
1786年、イギリスがクダ王国からペナン島を租借することになり、イギリス領の自由貿易港となった。
第二次世界大戦中は、日本軍がこのペナン島を占拠したことがある。その後、一時イギリス領に戻ったが、1963年独立運動により、マレーシア連邦の一員になった。
1985年ペナンブリッジが開通し、本国との往来が容易になった。
ジョージタウンは自由貿易港時代の建物も多く残されており、世界遺産となっている。東西文化の中継地となっているため、英国、中国、イスラム、インドなど様々な文化が混在しているのが魅力である。人力車で街を回るのも面白い体験である。
中国から来たクー氏の廟(クーコンシ)を見る。ごてごて飾りのある屋根が中国らしい。
英国風のしっかりした街並みのところもあるし、中国風、イスラム風など様々の様式の街並みが混在し、歴史の積み重ねが街の表情を複雑にしている。
屋台街がいくつかあり、えび、かになど高級食材も安くいろいろな種類の食べ物が満喫できる。地元名産のラクサやワンタンミーも安くてうまい。屋台街で食べるのがペナンの楽しみの一つである。
どのホテルも敷地は広く、ホテルの中だけで十分リゾートライフを楽しむことができるが、海の水はあまりきれいとは言えない。

ジョージタウン市街地俯瞰

ジョージタウン市街地俯瞰

屋台街 カーニードライブ

やや高級な屋台街

イギリス領時代のジョージタウン

イギリス領時代のジョージタウン

いろいろな様式が混在する市街地

イスラム風の建物

英国風のしっかりした市街地

100年前に建てられた時計台

中国人の廟 クーコンシ

モスク

市街地風景

ホテルの中の敷地は別世界

ホテルの敷地の中
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世界の街から58---マレーシア クアラルンプールその2

2012-08-28 08:40:46 | マレーシアの街から
クアラルンプール街歩き続きです。

3 クアラルンプール駅
 クアラルンプールで最も古い駅。1910年に建てられた英国風の建築であるが、イスラムのムーア建築の影響を受けておりなかなか特異な外観である。鉄道駅としてはほとんど使われていないが、2,3階はステーションホテルで現在も営業している。内部の空間のディテールも装飾的であるが、イスラム的なデザインがおもしろい。

4 チャイナタウン
 結構大きなチャイナタウンで、レストラン、食料品、みやげ、時計、衣類など何でも売っている。中国文化の影響が強く感じられる。

5 まちあれこれ
 高級なマンションが林立しているところもあるが、市街地の街並みはまだ雑然としている。歩道も狭く歩きにくいところが多い。交通渋滞もかなりのようである。まだまだ、都市整備上これからの課題も多そうである。モノレールが走っているが、それを支える橋桁などが都市の美観を損ねている。
 公共的な歩道空間をお店が利用している部分もある。土地の利用権はどのように決められているのかわからない。お店も南国らしくテントの利用が多い。

クアラルンプール駅 独特の外観

クアラルンプール駅 外観

まわり階段の内部空間

内部空間 イスラム的デザイン

階段の手すりのデザイン 細かい模様

チャイナタウン入口

チャイナタウンの内部

高層のきれいなマンションが多い

市街地の風景 商店街 

市街地風景 雑然としている 歩道が狭い

市街地風景 モノレールが走っているが、街並みの景観を損ねている

歩道を占めている店舗 テントが造形的

歩道を占めている店舗
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世界の街から57 マレーシア クアラルンプール その1

2012-08-27 08:37:55 | マレーシアの街から
 4年前に訪れたマレーシアの街歩きの報告である
クアラルンプールは、マレーシアの首都で人口160万人を超え、都市圏では700万人を超える大都市である。マレーシアは中国、インドなどアジア独自の文化にイギリス文化、イスラム文化などが加わり混在している。クアラルンプールは洗練されている部分と未整備な部分もあり、まだ発展途上の都市と言える。最近はオイルマネーの拠点となっており、中近東の富豪も訪れている。日本に比べてまだ生活費が安くすむので、リタイア後、こちらで生活する日本人も増えている。
1 ペトロナスツィンタワー
高さが452m、88階で20世紀に建てられた世界中の建築では最も高さが高い。まさに、クアラルンプールのシンボル、マレーシアのシンボルとなっている。設計はアメリカの設計事務所シーザ・ペリ・アソシエイツである。二本の塔状のビルとそれをブリッジで横につなぐデザインである。地震の多い日本では恐くてできない形である。ビルを二本の塔状にしたのは、ビルの高さと優雅さを強調するためであろう。アプローチには、細い水路と噴水があしらわれている。前には広い公園があり気持ちがよい。下層部分は吹き抜けのある大きなショッピングモールとなっており賑わっている。
ブリッジは2層になっており、わたって見たがやはり何となく恐い。
このタワー周辺は近代的なビルが立ち並んでいる。

2 マレーシア国立モスク
 高い白い塔と複雑な模様の外壁の白い長方形の建物などからなる。幾何学的な庭や建物のまわりに水をあしらっている。イスラムのデザインを近代化したような建物である。


黒川紀章設計のクアラルンプール空港

クアラルンプール空港

ペトロナスツィンタワー

タワーのアプローチの水路と噴水

タワー下層のショッピングモール

2つのタワーを連絡するブリッジ

まわりに高層の建物が多い

ブリッジの内部

タワーの上から庭を見る

タワーの外壁を見る

国立モスク

国立モスク

国立モスクの前庭

樹木の根元の星型の芝が面白い


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