職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

教育改革の本丸はここだ 

2006-12-05 14:58:28 | Weblog

06.12.05 教育改革の本丸はここだ

 
■このホームページの本体「600字の教育学」を毎日、更新したいのだが、なかなか思いどおりにはいかない。
 毎朝、「きょうの仕事」内容を確認し、緊急度、重要度の高い順に並べ、ひとつひとつクリアーしていく。
 「600字の教育学」の更新は、いつもいちばん最後に位置づけられる。
 昨日も3つ手前で時間もパワーも尽き果てた。

■さて、本校で開かれた岩手県岩手町教頭会視察研修のつづきを書くことにする。
 本校の経営の重点№1は「知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業〈プロ教師への道〉」だ。
 知的で楽しい授業でひとりひとりの学力を保証する。
 知的で楽しい授業でいじめも不登校も非行も解決する。
 こう言い切れるプロ教師をめざそう。
 日本の多くの他の中学校と本校とに、もし違いがあるとすれば、教職員がこのことの実現に向けて、本気で取り組もうとしていることだ。
 模擬授業による修業はその一環だ。

■わたしが当日担当した「すこやかみなみネット事業」の説明は、経営の重点№2「学校・家庭・地域のバランスがとれたトータルシステムの開発」に関わる。
 実はこれは№1と表裏の関係になっている。
 もし、スペースに余裕があれば、この「表裏一体」について説明したい。(たぶんスペース的にその余裕はないだろうけど。)
 教育は、単に学校だけで行われるものではない。
 同じように、教育は単に家庭だけで行われるものではない。
 家庭や地域社会、そして学校のそれぞれが、教育の場として十分な機能を発揮することなしに、子どもの健やかな成長はあり得ない。
 しかし、実際のところは、わたしの感覚的、かつ平均的なとらえ方だが、学校>家庭>地域という関係になっている。
 これをわたし流にいえば「学校の教育独占体制」あるいは「学校の教育丸抱え体制」(われわれがこの体制を望んだわけではないが……)である。
 このバランスの悪さが教育危機の元凶なのだ。
 このバランスの悪さを改善することなしに、たとえば自己申告・業績評価など人事考課制度としての教員評価、不適格教員への厳格な対応、教員免許更新制、報酬等の改善……などを展開しても、ほとんど効果はあがらないだろう。
 バランスがよくなれば、日本の教育ははまだまだだいじょうぶだ。
 安倍首相の諮問機関「教育再生会議」には、なんとかこの点に気づいてほしい。
 バランスをよくするのにそれぼと多くの金はかからない。

■すこやかみなみネット事業は、経営の重点№2の一環だ。
 視察当日、わたしの割り当て時間は30分。
 25分間語って、残りの5分間、みなみ小の中川校長とともに質疑を受けるつもりだった。
 しかし、ここが改革の本丸だという気持ちが強く、熱くなりすぎ、29分間、語ってしまった。
 中川校長には申しわけないと思っている。

■やはり手元にある「アンケート」から、いくつかピックアップして紹介する。
 それこそ超大甘なので、はずかしいのだが、思い切ってアップする。
 超大甘とはいえ、教頭の職にあり、日々、実践されている方々なので、見るべきところはきちんと見ていただいていると感じた。

◇〈社会教育主事経験者です。岩手県で公民館長研修会を企画したとき、学社連携・融合をテーマに白銀南公民館長さんを講師にお願いしたことがあります。きょう、その地で、生の実践、そして新しい事業の展開について学んだことはたいへん有意義でした。〉
◇〈校長先生のご説明の一つ一つが心に響き、とても参考になり、勇気もいただきました。PTAを核にして、小中の連携、地域との連携を具体的に実践していくことの大切さを学びました。家庭や地域とのコーディネーターとしてがんばりたいと思います。〉
◇〈すこやかみなみネットの情報発信力に感心した。〉
◇〈校長先生の生涯学習の基本理念に裏づけられた教育への熱意を強く感じました。わたし自身、社会教育主事として12年ほど行政職にありましたので、きょうのお話がとても心に響きました。〉
◇〈学社連携・融合といった何かを特別に立ち上げようとするのではなく、小中連携を基盤に学校・家庭・地域をトータルにとらえ、バランスをよくしていこうという考えに非常に感心した。〉
◇〈立ち上げの苦労から、実際にどのような効果があったのかがとてもよくわかりました。校長先生の熱意が感じられる発表でした。〉

■ウソでも、「勇気」とか「熱意」とかの語がうれしく、心にキューッとしみた。
 当日語った部分はすこやかみなみネット事業の第1ステージだ。
また機会があれば第2ステージ、第3ステージ(←教育改革の本丸)を聞いていただきたい。
 こちらこそ「勇気」を与えていただき、ホンマ、おおきにィ!(←大阪弁)
 

■画像は、上から、①模擬授業を受ける視察団 ②授業参観(2学年) ③授業参観(3学年) ④模擬授業をする四戸教頭。



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