職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

○○はん、おおきにぃ~! □□はん、おおきにぃ~!

2006-12-31 07:22:28 | Weblog

06.12.31 ○○はん、おおきにぃ~! □□はん、おおきにぃ~!

最近、開かれた孤独、たとえば図書館に身をおくような状況でしか文字が書けなくなっていたが、けさは、レオンの散歩のあと、自室にとじこもる。
 閉ざされた孤独だ。

 あまりグダグダ言いたくないが、教育者としても、ひとりの人間としても、みっともないくらいに、ブレにブレつづけた一年だった。

■手元に「ブレスト・ノート」がある。
 B5版の、いわゆるノートダイアリーを見開きにして、その日のスケジュール、コメントの骨子、アイデアやTactics をランダムに書きこんでいく。
 切り抜きをはりつけることもある。
通常、細かな文字と切り抜きで見開きページがギュウギュウづめになる。
 この「ブレスト・ノート」のかたちが、今年の前半、崩れる。
 2、3行しか書かれていない。
 単語が1つという日もある。
 切り抜きはない。
 怖いなぁ……と思うのは、このことに自分がきづいていないことだ。

■5/22にこの「異変」に気づいている。
 スケジュールを書きこもうとして、それが2/16以来であることに気づいた。(だから、この時点では既に危機から脱却しはじめているわけだが……)
 グダグダ言いたくないと言いながらグダグダになりかけているので、もうやめる。


 軽い食事を済ませたところだと言われましたが、おむすび一個を呈上し、たくあんの漬物でいっしょに食事をしました。(『言葉はどこからどこへ』(宮地裕)から引用)
 光太郎がお茶を入れてくれました。
「夏を越すのは二度目だが、夏は疲れるから、日中は仕事に出ない。
 畑は五畝ほど。
 野菜などの副食物を自給するつもりでいるが、なかなかできない。
 耕具・肥料・殺虫剤、みな不足で困る。
 しかし、いずれは一反までは耕作して、アトリエも近くに建てて、農業と彫刻を両立させたい。
 一年の耕作の予定はよく組むが、思うようにはいかない。
 夜のランプの油が悪いから本が読めない。
 ろうそくは高くて買えない。
 彫刻の材料も木もない。
 今はただ刀がさびないように研いでいるが、近く、小さい物から彫りたいと思っている。(中略)
 それにしても夏は体が弱る。
 冬、小屋の北側はすっかり雪にうずもれる。
 南側にも三尺ほど雪が積もるが、私は血色がよくなって元気が出る。」

■これを転記しながら、光太郎の「一反までは」を、あるいは「アトリエも近くに」を、あるいは「近く、小さい物から」を、これからやろうとする自分の教育の仕事に置き換えていることに気づいたとき、ブレが止まる。
 10月が終わりかけていた。
 「勘を頼りに、可能性を信じるところの実践を、たえず微調整しながら、注意深く、慎重に、積みかさねていこう」の始まりだ。

■「始まった」と思ったら、もう年の暮れ……という感じだが、それゆえに支えてくれた人々に感謝の気持ちでいっぱいだ。
 ○○はん、おおきにぃ~!
 □□はん、おおきにぃ~!
 ホンマにホンマにおおきにぃ~!

■画像は御用納めの日に撮影した教室の掲示物。


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