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◆TVドラマを観ないわたし(最近では「ちりとてちん」をポツリポツリ程度)が、ほんまに、ほんまに、ひさしぶりに『なでしこ隊』を観る。
職業柄(^_-)、ついつい、なでしこ隊の少女たち(知覧高等女学校3年生=15歳)と、現在の中学3年生とを比較しながら観てしまった。
一般の方にはご理解いただけないかもしれないが、当時の「なでしこ隊」という階層と、現中3生のそれに相当する子どもたちとに、共通する部分が多い(日記の内容とか、それを記した文字)ことに感動……というか、中学教師としては「納得」した。
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◆ドラマの中で、なでしこ隊の少女の「それがわかっているのにどうしていくのですか?」という問いに、特攻隊員が「それが戦争です」と答える場面があった。
ドラマ全体としては力作なのだが、この場面のように、他のいくつもの要素をカットしてしまい、戦争と個人を単純に結びつける展開には抵抗を覚えた。
たとえば、個人の内面精神にかかわる国家の存在が抜けおちている。
今後の教育の大きな課題だと思う。
ただ、「それが戦争です」は、戦後の日本国民の精神的空白部分への「寸止め」……ともとれる。
ひょっとして「寸止め」かも?……と思ったら、涙があふれでた(^_-)。
わたしが特攻隊員なら、なんと答えるだろうか?
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