職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

★日々の猛烈な疾駆感。でも、それは年度末の怒濤の渦中にいるからで、差し引きすると僕自身は退歩している

2012-03-09 09:02:05 | 僕のモンマルトル日記

 

2012

03.09
立志式。千早、光太郎、中2まで生きろ。中2まで生きれば、あとは大丈夫だ


★夜、少し酔っぱらうと――淡麗1本のあと、余市のオンザロック2、3杯(*^_^*)――僕はこういう部屋の暗がりが撮影したくなる。
 魂の内側と同質の空気が漂っている……と感じるからだろうか?
 そっと呼吸し、それを止め、シャッターを切る。
 でも、酔っぱらっているから、よくブレる(*^_^*)。
 くわえて、残念だが、僕のCX3は、接写は抜群の威力を発揮するが、暗がりの微妙な陰影はあまり得意ではない。
 で、次の候補として、LUMIX DMC-GX1X-Kを考えている。
 どこからかお金が入ったら……の話だけれど。
 ま、これはあまり期待できない。
 仕事の依頼が激減している(ノ△・。)。

★現在、「新企画」として、「茫漠の時空間」(=僕の過去)を→「職員室通信」のカタチで→「現在の僕」が疾駆する……スタイルで、僕のHP&ブログを運営している。
 ただ、振り返ってみると、実際の2月・3月というのは、特に3月というのは「職員室通信」の発行が激減する期間だ。
 締め切り原稿、連日のイベント用あいさつ文づくり、イベントへの出席、事務(入試・評価・報告)、諸会議等に追われるからだ。
 日々、猛烈な「疾駆感」がある。
 しかし、それは、砂時計の最後の砂の、怒濤の流れに似た、年度末(3/31)の流れに巻き込まれているだけで、その速度を差し引きすると、僕自身は「停止」もしくは「退歩」している。
 だから、「新企画」では――この1月~3月は試運転期間とはいえ――相当な気合いを入れて臨んだのだが、現時点では、いつもの3月と同じように、ただ立ち尽くしている(ノ△・。)。



 本日の記事は3/1の立志式。
 だから、僕は、1週間遅れで「疾駆」していることになる。
 前のランナーの姿は、もう、ほとんど見えない。

◆2年生立志式(3/1)
 当日の日程は――
 ・13:30~14:20 授業参観&保護者による授業アンケート実施
 ・14:30~15:20 PTA事業報告会
 ・15:30~ 学年保護者集会・学級懇談会――
 2学年は、この「学年保護者集会」の時間帯を立志式に充てた。

 〈 次 第 〉
 ・開会のことば
 ・校長の話
 ・学年主任の話
 ・思い出のアルバム
 ・中学校生活をふりかえって
 ・立志に向けて(学級代表)
 ・立志宣言
 ・立志の歌「COSMOS」
 ・保護者代表 励ましのことば
 ・校歌
 ・閉式のことば




 
〈わたしの話・立志式式辞〉

 日頃、いつも、いつも、くりかえし、くりかえし、「わたしの人生の1段ロケットは中学2年生のときの決意だった……」といっているわたしからすると、きょうの立志式は、人生の初速度にかかわる重要な日であると思っています。

 きょうのわたしのあいさつは2つからできています。

 まず、1つ。
 わたしは身体が弱いので、教師になるときにも、やっとなることができました。
 教師になってからも、そこの労災病院には、何回か入院しました。
 30歳を少し越えた頃には、労災病院で大きな手術をしました。
 手術の時、きのう全校朝会で話をした千早は3歳、光太郎は2歳でした。
 光太郎はまだオムツをつけていました。
 あす、手術というと、千早のことが心配でした。
 光太郎のことが心配でした。
 わたしは、自分自身の人生の1段ロケットのことや、教師としてこれまで接してきた小学生・中学生・高校生たちのことを思い出し――
 「千早が、わたしがいなくなっても、とにかく、がんばって、中2まで生きられますように」
 「光太郎が、わたしがいなくなっても、とにかく、がんばって、中2まで生きられますように」と祈りました。

 中2まで生きれば、あとは大丈夫だ。
 中2まで生きれば、多少のピンチがあっても、他の人々の力を借りながらも、自分の力で、かつ、自分を見失うことなく、しっかりと生きていける……と思ったからです。

 今、みなさんは、その中2です。
 日々の君たちをみていて、ここまでほんとうに立派に育ったと思っています。
 これは、わたしの本心です。
 ほんとうにうれしく思います。
 親御さんもよろこんでいらっしゃると思います。
 また、君たちといっしょに生きたかったけれども、生きることができなかった親御さんも、きょう、こうして胸をはって、しっかりと立っている姿をみて、安心して、心から、よろこんでいらっしゃることと思います。

 ほんとうにおめでとう。
 中2まで生きることができ、今、ここにこうして存在できることを喜び、また、ここまで育ててくれた方々に感謝する1日にしましょう。

 2つ目。
 中2まで生きることができた、さあ、これからどう生きるか?ということです。
 ここまで生きることができたんだから、これからの人生を大切にしよう。

 これから生きる君たちに、3点、述べたい。

(1)まず、今、育ててくれている人にかける心配の量、悲しませる量を減らすこと。
 そして、逆に、安心してもらう、喜んでもらう量を増やすこと。
 それから、いつもいうけれども、育ててくれている人にお金を使わせてはいけない。
 清貧の思想でがんばろう。

(2)中2まで生きればなんとか……といったけど、自分の足で生きようと思ったとき、いろんなピンチが君たちの前に現れることだろう。
 そのピンチに負けないで、ピンチを乗り越えて生き抜いていくために必要なもの、それは、「わたしはこういう人間になりたい」という夢、「こういう人間になりたい」という決意です。
 この夢と決意があれば、だいじょうぶ。
 きょうは、みなさんの決意を聞きたい。

(3)もう、あと、20何日かで、3年生だ。
 このMINAMI中をよろしく頼みたい。
 悪い学校にするのは、かんたんだ。
 3日もかからない。
 しかし、いい学校を創るのは、たいへんだ。
 規律を正し、よく学び、他のためによく働き、生徒会長を中心に、力を合わせ、新しいMINAMIの歴史を創ってほしい。
 みなさんが創りあげる、新しいMINAMIが見たいと思っています。

 ここまで立派に育ったことを喜び、感謝し、きょうの立志式を出発点に、未来を力強く生き抜いていってくれることを願い、わたしの励ましのことばとします。(立志式式辞、以上)









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