★坂道の途中で、立ち止まり、振り返り、この画像をパチリ。 三つの散歩コースのうちの一つだ。 ここは、市の防災マップ(画像閲覧ソフトZOOMA版)によると、海抜67メートル。 正面のオレンジ色のビルが信用金庫。 その向こうの白いビルが自称「鯖を語らせたら一番目の男」(板長)がいるホテル。 煙を上げる工場と太平洋が街の向こうに見える。 ★「一に足腰、二に文体」とつぶやいて、ここまで上ってきたが、僕の「足腰」も「文体」も脆弱だ。 これまで、くりかえしブログに書いてきたように、僕のこれからの方向は既に決めている。 ――(「疾駆する茫漠の時空間」の「時空間」は「夕日の赤色が職員室に差しこみ、壮絶な色合いに染まるスクリーン上の世界の内側。) しかし、よろけた足取りの僕に「茫漠の時空間」が疾駆できるのか? ゴールまでたどりつけるのか? いや、そもそも「ゴール」といえるようなポイントが、この僕にあるのだろうか? ★悲観的な気持ちになっているとき、カァーカァーとメールの着信音(僕の着信音はカラスの鳴き声)。 パートナーからだった。 ――「このコーヒーカップと皿!」 メール文はこれだけだ。 下に画像の一部が見える。 スクロールすると、僕のコーヒーカップと皿が出てきた。 最初に勤めた学校から転勤するとき、同僚たちからはなむけに贈られたコーヒーカップだ。 歓迎された「転勤」で、悲しんでいるのは僕ひとりという悲惨な、(ま、もちろん、ぜんぶ、僕が悪いのだが……)その後の僕の人生を象徴するような転勤だった(ノ△・。)。 以来、この「はなむけカップ」で、あるときは酒、あるときは芋焼酎、あるときはウィスキー、あるときはビール、あるときは発泡酒を飲み、くわえて、校区にあったピーナッツ工場のピーナッツをつまみ、TV・橋蔵平次を観るという人生を送ってきた。 ★しかし、メール画像のコーヒーカップは、白いクッション材で包まれ、紙箱に収まっている。 どこかのバザールで、同じカップを見つけたのか? 目を疑った。 奇跡だ。 5個あった「わだかまりカップ」も残すところ、あと1個。 それも飲み口が欠けている。 ヒビも見える。 カァーカァーと追加メール。 ――「カップ5個と皿5枚で980円です!」 買うのか買わないのか? 僕に選択を迫っている。 ★ちなみに僕が棲息しているのは、画像の右端の白いビル(昨年、院長の急逝により閉院した整形外科)のすぐそばだ。 海抜25メートル。 ★関連記事 ・食糧備蓄庫にピーナッツ(シマダフーズ。わたしはシマダフーズのピーナッツしか食べない)があったはずだ ・銭形平次の世界。おなじみの神田明神下界隈、江戸っ子長屋、茶店。お弓がいる。万七がいる。清吉がいる。 ・根城隅ノ観音経由で、根城をグルリと一周し、八高脇から長者・吹上のネットメロン・編み目地帯に入り ・HP改造 自己に追われつつ自己の果てまで無限漂泊する ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
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