★おお! 与一!
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◆昨日は五所川原市で開かれた「学校支援ボランティア活動見本市」で、講演とシンポジウムのコーディネーター役を務めた。
講演のテーマは「地域の教育力を学校へ ~すこやかみなみネットの挑戦におつきあいください~」。
時間は60分間。
先日の田舎館村ではあまりうまくいかなかったので構成を大幅に変えた。
「すこやかみなみネットの実践」を話していく途中、途中に、すこやかみなみネットが参考にしている他の実践をはさむかたちにした。
紹介した他の実践は次のとおりだ。
(1)アスネットねぎし。
(2)根城三水会。
(3)八戸市教育支援ボランティア事業。
そして、田舎館村では冒頭である程度の時間を割いて紹介した「ボランティア調査結果」は、参考資料として最後の数分で扱った。
◆で、講演はうまくいったのか?というと、それは話が別だ。
聞いている方々に、すこやかみなみネット創設のストーリーに「参加」していただく作戦だったが、そうしていただくためには、わたしの「熱」がやや不足していたかもしれない。
すこやかみなみネットは、自前のボランティア人材バンクが完成して、一応のしめくくり、フィナーレとなる。
そのフィナーレがはっきりしていないから、どうしても講演の最後がしまらないし、気合いも入らない。
この点はお詫び申しあげたい。
また、途中で他の実践をはさみながら進めたのだが、それぞれの実践の全体像を紹介したいという気持ちが強くあるため、やや時間が長くなってしまった。
他の実践はポイントだけにしぼったほうがよかったのではないかと反省している。
★今年の文化祭テーマは〈FIND〉
今年もあと2ヶ月と少しになってしまった。
優れたコーディネーション機能を有する、みなみネット人材バンクの創設にむけて、全力で取り組みたい。
◆わたしの場合、引き受ける講演は、年間、たかだか10本程度だ。
加えて、今は授業もしていない。
だから、自分の「熱」ののせ方と引き方のコントロール、「熱」の配分の仕方が甚だ未熟だ。
いつも終わるたびに「もうやりたくないよ~……」と思ってしまう。
こういうわたしを手厚く処遇してくださった教育事務所長さん、教育課長さん、駅まで迎えにきて、また帰路は駅まで送ってくださった主任社会教育主事さん他、五所川原のみなさまに心より感謝申しあげる。
いろいろお話申し上げだが、聞いて「よし、それをうちでもやってみよう」というような実践はなかったのではないかと思う。
あそこではできてもここではできない。
ここではできてもあそこではできない。
事例というのはそういうものだ。
加えて、問題を含んでいる事例ばかりで、決して景気のいい話ではない。
ただ、この部分はいい……というものはあったと思う。
「おっ? きょうの講師が言ったこの考え方はいい」……というものはあったと思う。
こういう小さい、小さい部分に着目して、その部分を五所川原のみなさんが実践されていることに活用していただければ幸いである。
★文化祭に向け、2学年の特訓がつづく
学校教育と社会教育の連携(学社連携)が言われはじめて、かれこれもう40年近くになる。
しかし、なかなかうまくいかない。
学社連携が大切だということは共通理解できたと思っている。
これは40年の社会教育側の努力の成果だ。
しかし、では、具体的になにがどうなったのか?というと、これだといえるようなものはあまりない。
だから、今、わたしたちがやろうとしていることは、そんなに簡単なことではない。
このことをわかったうえでやっていかなければならない。
今週の日曜日、読売新聞を読んでいたら、ヒルティーの『幸福論』の抜粋が紹介されていた。
〈世の中には「自分の力でどうにかできるもの」と「どんなにがんばってもどうしようもないもの」がある。成功者とは「どうにかなるもの」だけに効率よくエネルギーを注ぎ込んだ人である。〉
わたしは学社連携・融合を通して、学校・家庭・地域のそれぞれの教育がバランスよく行われる環境をめざしているが、わたしのやろうとしていることは、ヒィルテーにいわせれぱ、おそらく「どんなにがんばってもどうしようもないもの」に近いのかもしれない。
だから、イライラしない。
すぐ失望もしない。
人と人の気持ちの問題なのだから、木が育つのと同じくらい時間がかかる。
どうか、みなさまも、気長に。
砂漠に水をまきつづけるような気持ちで、活動を継続してくださるようお願い申しあげたい。
◆生徒会から文化祭のプログラム表紙に掲載する原稿を求められる。
〈376のFIND〉
文化祭の日は、朝から夕方にかけて自分の気分がガラッと変化する。
ステージ発表をみているうちに、あるいは展示発表をみているうちに、自分の魂が現実から溶け出て、見たことのない場所に突きすすんでいく。
そして、「よし! わたしもがんばるぞ!」と、わけのわからない自信と勇気がわいてくる。
どうしてこんな大変化が起こるのだろうか?
ずっと不思議だったが、今年の文化祭テーマをみて、その理由がわかった。
ステージ発表にむけ、展示発表にむけ、みなみ中生376人、ひとりひとりが困難を乗りこえ、いいものを創ろうと努力する。
そのプロセスで「FIND 新しい自分をみつける」のだ。
だから、文化祭の日は朝から1日じゅう、376のFINDが輝いている。
このFINDに自分の魂が激しく反応するのだろう。(「文化祭プログラム表紙のコメント」)
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