WALKER’S 

歩く男の日日

15日目=足摺山にぼく一人

2020-04-14 | 日記

 金子さんといっしょに歩いている男性は二年前初めて金子さんに会った時もいっしょに歩いていた五十幡さんでした。納札を交換していたので名前はすぐ出てきました。二人は今日は青岬まで、

 15分ほど先に出た二人に伊布利港の近くで追いつきました。

 渚の遍路道です、

 風が強くて冷たい。高知県の北部では雪が積もった地域もあったとか、全く冬遍路です。

 こんなところに滝が!?たぶん初めて見たと思う。

 大岐の浜から3時間2分、10時40分に金剛福寺に到着しました、ここまで3人の歩き遍路さんに出会いました、一人は外国人です。

 入山したときには3人の参拝者がいたのですが本堂のお参りを終えたときには完全にぼく一人、そのあと30分は本当に一人きりでした。こんなことはもちろん初めての出来事です。

 38番を11時30分に出発、昨年春失敗した奥の院址に向かいます。細かい地図を作って地図と時計を見ながら慎重に登っていくと47分で難なく上り口を発見。なぜ昨年見落としたのか全く自分自身が信じられないくらいです。

 上り口から7分ほどで奥の院跡に到着

 石垣ははっきり残っています。

 すごく大きな御神石、これが奥の院の元になったことは明らかです。

 舗装道に戻って土佐清水の街に向かいます。背後に白皇山がくっきり、昨年は迷いに迷ってあの頂上まで登ったかもしれない!

 写真では伝わらないけれどすごい眺めです。手前は大岐の浜から向こうはビオス大方のあたりまで見えています。

 今日の宿、足摺クラブには15時20分に到着、やはり新しい予約は受けていないそうですが、受けたものに関してはキャンセルしない、これが普通のやり方だと思いますが、


14日目=十数年ぶりに合羽着る

2020-04-13 | 日記

 3日間テレビのない宿が続いていたので朝雨が降っていてちょっとびっくり、週間予報はあてにならない。強風の予報もあったので雨合羽を着けることにした。今日は札所も山道も写真を撮るところもなかったので幸運ではあった。歩き始めて2kmでトラックに水をひっかけられて靴の中がずぶ濡れになった。おかげでその後の歩きに大いに影響が出た。雨の歩きでこんなにつらいと思ったのは初めてかもしれない。道中出会った歩き遍路さんは逆打ちの男性一人だけ、この天気だから電車バスに乗った人もいるだろう。こういう日は宿に早く着くことしか考えず休憩もできるだけ短くして15時ジャストに大岐の浜に到着、

 宿に着いたらちょうど金子さんが靴に新聞を詰めているところ。こちらはびっくりですが金子さんは阿佐美さんから今日ぼくがここに来ることを聞いていた。もう一人の男性は金子さんといっしょに歩いているようです。あと同宿は女性2人、訊いたらやはり高岡神社で見かけた2人でした。金子さんは今日は村の家からで電車に乗ったそうです。


やまもももキャンセル

2020-04-12 | 日記
やまももからもキャンセルのメールです。予定がどんどん変わっていきます。変わるくらい何ですか。四国に来たくても来られない人がどれだけいるか。

13日目=高原窪川の朝は寒い

2020-04-12 | 日記

 ゲストハウス40010は3000円でお風呂があるのだからお遍路にとっては上々の宿ではあるのですがここまでおもてなしの遍路宿が続いていたので物足りなさは感じるのです。とくに朝の見送りがないのはね。6時50分に宿を発つ、息が白い!歩き出すとそれほど厳しさは感じなくなる。

 45分で岩本寺に到着、寒くて動きはちょっとぎこちない。境内には車遍路の3人連れと2人連れ、この近くに泊まった歩きの人はもうすでに次に向かっている。

 西尾自動車の休憩所に夫婦の歩き遍路さんが休んでいる。最初男性がいなくて昨日高岡神社で会った女性2人連れかと思って訊いたらそういうことでした。その女性2人とも度々会っているそうで彼女たちは門前の宿、私達は宿坊に泊まったということでした。宿坊はやっぱり食事がなくて完全に素泊まりになってしまいました。2人は20kmペースで大洲のときわ旅館まで予約を済ませています。三原村の4軒の農家民宿が全て田植えの時期でお休み、タクシーで往復するしかないと、20kmだとそういうきびしいことがまま出てきます。今日は白浜、明日はペンションひらの、次はいさりび、民宿田村ということでした。国道歩くのはイヤということなのでこの先の脇道を教えました。日本語の地図には後半にしか赤線がないからどうしても入れない。西尾自動車を9時27分に出発、

 最初の脇道から一旦国道へ合流、この部分を歩くのは本当に久しぶりで15年ぶりぐらいかもしれない。バイパスができて車が少なくなったので遠回りのこちらは教えなかった。

 国道に合流、

 右の脇道に入っていく。やっぱりすばらしい遍路道、教えられて良かった。

 脇道を歩いていたら眠くなったので地べたに腰を下ろしてしばしまどろんだ。前にも同じところで同じようなことをした。

 熊井トンネルの出口付近で新しいトンネルの工事が続いていて今回も国道です、写真は国道から工事現場を見たものです。

 お待ちかねのローソンにやっと到着、西尾自動車から歩行時間134分、休憩を30分入れて12時10分の到着です。宿まで90分だから80分休めます。その間お遍路さんは一人も来ませんでした。女性2人は電車で飛んだかもしれません。


青空屋からキャンセルの電話

2020-04-11 | 日記
予約をしていて宿の方からキャンセルしてくるって、それは遍路には厳しい仕打ちではないかと若松屋別館の女将も言ってました。でも仕方ありません。23日は西条から三島まで電車で飛んで民宿岡田まで、今予約取れました、ダメなら香川全部キャンセルのところでした。翌日は雲辺寺のあと不動院、萩原寺、大興寺で四国路まで、こちらも今予約が取れました、翌日は砥石観音に行って距離を合わせてすでに予約しているほ志川へ、これで一応なんとかは成りました。新居浜と土居の36不動だけ後回しになりましたが。お遍路はなんとかなる。なんとかするのがお遍路でもある。

12日目=四万十の流れに沿って

2020-04-11 | 日記

 6時50分、同宿のSさんといっしょに宿を出発、船着き場に向かいます。

 船の中から宇佐大橋を眺める。

 8時ちょうど横波に到着、

 横波から須崎の道の駅まで快調に歩きとばす。到着したのは10時、ベストタイでした。電車の時間調整のため30分休憩、

 道の駅から30分で安和駅に到着、ベストより2分遅れ、

 影野から歩きます。

 先ずは国道に出て窪川方面へ、しばらく進んで右折して県道へ、

 県道に入る手間の斜めの短絡路を歩いて突き当たって県道に入る。

 県道に入ったところ、

 ここは四国のみちなので要所に道しるべがあります。

 トンネルもあります。

 トンネルからしばらく進むと四国のみちは県道を離れて、

 こんな道や

 こんな道など、まさに遍路道らしい

 そして県道に合流、

 そしてそしてようやく橋が見えてきました。

 お待ちかねの四万十の流れです!

 これは?

 

 川を渡ってからは土手の道ではないので全く流れは見えなくなってしまいますが、ここでやっと二度目の対面、

 そして影野駅から2時間かかってやっと高岡神社に到着しました。

 ここに元の37番があった。

 もちろん五社全部お参りします。御朱印は近くの民家で貰えます。地図は社務所の左側面に貼り付けてあります。

 


柳屋旅館再開

2020-04-10 | 日記
須崎の柳屋旅館が再開されます。女将さんはいまだ入院中ですがご主人の妹さんが引き継がれ再開にこぎつけました。5月3日からの営業で素泊まりのみです。電話番号は前のままですが今しばらくは繋がりにくいかもしれないそうです。

11日目=続き

2020-04-10 | 日記

 おへんろ.ゲストハウスりり庵に到着したのは15時15分、それから6時間お風呂と食事の時間以外はずっと喋っていました。奥さんはお遍路が好きでお接待が好きでこの宿を始めてから多くの遍路宿にあいさつしに回ったそうです。お遍路は車で区切りで巡ることがほとんどで宿や遍路道ついてはあまり知識がなくていろんな質問を受けました。時間がいくらあっても足りない感じ。今日はうまく行かないことが多くて歩きの調子もあまりよくなくて沈みがちだったのですが全部吹き飛ばすような怒涛の6時間でした。

 SP春野は朝食が7時から、出発は8時になりました、これがそもそもの不調の原因だったかもしれません。写真はSP春野から種間寺へ向かう誰も歩かない道。

 こちらも誰も歩かない道、種間寺の手前3kmのところで新川川を渡らず手前で右折して土手の道を行く、この道は緑の点線の道のはずだったのですが正解は土手の右を並行する舗装道でした。

  春野から52分で種間寺に到着、遊庵で同宿だったSさんがお参りを終えて休憩しています。彼は高知屋だと思っていましたが後で訊くと海老庄からでした、納得。そして今日の宿も同宿です。

 種間寺を9時15分に出発、ここからも緑の道に挑戦です。仁淀川を渡る手前の二カ所の道は少し遠回りになるもののとても歩きやすいいい道でこれが昔の遍路道だったという感じもしました。歩きたい人は英語の地図を見て下さい。

 仁淀川を渡った後にも緑の道があります。上の写真はほとんどのお遍路さんが仁淀川の土手を下りるところ、ここは下りずにそのまま行き過ぎます。

 向こうに見える高速道路のすぐ手前まで土手の道を行きます。

 ここかと当たりをつけて下りたのですがちょっと早くて外してしまいました。

 迷いながらなんとか正解の神社の前にたどり着いたのですが、このあとも道しるべの通りに行ったら緑の道と違っていました。

 消化不良のまま清瀧寺を見上げる、種間寺から1時間41分で到着しました。境内には昨日フェリーでいっしょだった男性がお参りをしていました。お参りを終えしばらく休んで11時42分に札所をあとにします。

 喜久屋旅館の近くのファミリーマートでイートインを使う。かなり疲れてる。休みすぎて時間が押してしまったのでもちろんトンネルです。

 本日最後の札所に到着したのは14時28分、なんとかいい時間に宿に入れそうです。今日出会った歩き遍路さんは5人、逆打ちは一人でした。

 


11日目=りり庵ですごいおもてなし

2020-04-09 | 日記

りり庵で食べ過ぎ喋りすぎてブログが書けなくなってしまいました。明日の朝アップします。


10日目=続き

2020-04-09 | 日記

 遊庵の奥さんにスマホのメモ帳に作った遍路宿のリストを見せたら、こういうのが欲しかったのよと大興奮、なんとかならないかと懇願されたので、帰ってからネットで見られるようにしますと約束してしまいました。びざんのご主人にもいたく感心されたからもうやるしかありません。

 そんなこんなで遊庵を出発したのは7時20分、同宿のSさんは一足早く出ていたのですが川を渡ってしばらくのところで追い抜きました。彼は76歳ながら33日で一巡する健脚の持ち主で今日も高知屋まで歩きます。

 82分で国分寺に到着、ベストより1分遅れですがここ10年では一番いい記録です、好調は続いています。

 国分寺門前の遍路の店でこの納札を購入できます。

 国分寺を8時54分に出発、9時47分高知市に入る。

 国分寺から63分で善楽寺に到着、ベストタイでした。足の動きは軽くて自然、ほとんど力は入っていません。

 境内で休んでいる歩きの男性、野宿だけど3日に一度は宿にも泊まる。スマホを使っていたのでぼくのホームページを紹介する。ここまで16日、日和佐で雨だったのでさくら庵で連泊したそうです。

 10時20分出発、

 竹林寺までの道中で逆打ちの男性と出会う

 竹林寺まで62分、ベストタイ。山登りもいつになくスムーズでした。

 竹林寺から禅師峰寺までは63分、ベストより3分遅れでした。動きは全然悪くないけれど天気が良すぎて気温が上がっているせいかもしれない。道中二人の逆打ちの男性と出会う。

 禅師峰寺を13時40分に出発、58分でフェリー乗り場に到着、ベストより2分遅れ、やはり暑さで動きが幾分鈍くなっているようだ。待合室で男性のお遍路さん、今日はセリーズから高知屋、明日は三陽荘、手前の新しい宿のことは知らなかった、

 33番を15時43分に出発、SP春野まで6kmを歩く、迎えもあるけれど昨日はあまり歩いていないし明日も33kmほど。写真は普通のお遍路さんが絶対歩かない道、雪蹊寺から3km小学校の前を行く道に緑の点線があります。

 雪蹊寺から58分でSP春野に到着、初めての緑はやっぱり怖さがあります。

 食事は上々、天ぷらも温かい。二食つき7425円、


10日目=逆打ち4人

2020-04-08 | 日記

 先ずは昨日アップできなかった展望塔、想像していたよりはるかにでかい。

 展望塔からの眺め、手前が田野の街、その向こうが奈半利の街です。

 ここから神峯寺の駐車場に下りていくと二人の歩き遍路さんが文旦を食べている。食べませんかと呼び止められて、喜んで話しに加わる。一人は今日の宿をまだ決めていない、奈半利から安芸までだと距離が短く、かと言ってその先に宿はない。電車に乗っていいなら超おすすめの宿がありますがと遊庵を紹介するとすぐ乗ってもらえました。

 今日の分は明日の朝アップします。


9日目=わんぱくコースで展望塔へ

2020-04-07 | 日記
今日の宿もWi-Fiがないのでガラケーからの投稿です。しかもあると思い込んでいたので写真は1枚もありません。展望塔からの眺めは是非とも見て貰いたかった。神峯神社まで上がる人は少なくないだろうけれど、その上までとなるとなかなか時間が許さない。わんぱくコースはわんぱく以上でちょっと怖かった。でも木製の段々が一応あるので地蔵越えや平等寺みちほどではありません。美園さんに教えてもらった大師の腰掛け岩は道を外して行けませんでした。神峯神社からは一切道しるべのたぐいがありませんからね。わんぱくコースの入口にある解りやすい絵地図がもっと早い段階で見られるようにして欲しかった。わんぱくコースとそのあと27番の駐車場で会った二人の歩き遍路さんと話し込んでしまって後の予定が大分変わってしまいました。でも16時30分に遊庵に着くことができました、それこそが何より。今日初めて出会った歩き遍路さんは男性一人、女性二人、最後に出会った女性は逆打ちです。今日青空屋さんからキャンセルの電話が入りました。前後のいくつか
も変更しなければ行けません。36不動の関係で一番キャンセルされたくなかったのが青空屋でした。

8日目=デコポンで元気回復

2020-04-06 | 日記


今日の宿はWi-Fiがないのでガラケーからの投稿、写真が3つしかありません。◇書き忘れましたが昨日は歩き遍路さんに一人も出会いませんでした。生見から室戸岬の間で歩きの人に会わなかったのは初めてです。初日からの7日間で出会った歩き遍路さんは合計28人、昨年全く同時期に歩いたときは同じ区間で63人でした。4割強。これから会う人はより早い時期に出ているので割合としては幾分増えていくかもしれません。外国人は今日の3人を加えて計5人です。◇sky and sea muroto の朝食は洋食、これも良かった、洗濯乾燥はお遍路は無料、Wi-Fiは二階の部屋では繋がりにくいですが階段を3段ほど降りると十分だし1階の共有スペースがいつでも使えるので問題ありません。インスタントコーヒーがフリーなのもありがたい。◇宿を7時半に出てみくろどに8時過ぎに着くように調整、昨年7時過ぎに行ってまだやっていなかった。今日は3ヶ所の登りでちょっと疲れました。キラメッセの6Km先でデコポンを2つお接待してもらってなんとか気分が
切り替わりました。キラメッセから羽根郵便局、羽根郵便局から奈半利までいずれもベストタイでした。まだまだ足の動きは軽くスムースです。

7日目=続き

2020-04-06 | 日記

 ゴロゴロを9時30分に出発、46分で室戸市に入る。身体の動きはさらにいい。

 さらに19分で国道を離れて佛海庵に向かう。

 ゴロゴロから73分で佛海庵に到着、10時43分ベストタイでした。ここでゆっくり昼食、この調子だと今日は2時間近く休憩することになる。

 佛海庵で43分休んで11時26分に出発、30分で佐木浜のスーパーに到着、またまたベストタイ。こうなると最後まで押し通したくなる。紙パツクのカフェオレでのんびり時間を過ごす。

 スーパーを12時28分に出発して34分で徳増に到着、なんとベストより2分も早い。

 徳増で20分ほど休んで13時25分に出発、チェックインの5分前に着くようにした。最後のタイムチェックポイント椎名郵便局まではギリギリ45分でベストタイ、ちょっと余計なことを考えていたので身体が硬くなったようです。写真の交差点から脇道に入るのは13年以上ぶり。

 脇道を10分を進むと案内看板が出ていました。右に少し入ったところが今日のお宿です。

 門を入ると

 想像以上に素晴らしくキレイ。到着は14時53分でした。

 この宿も前菜がありました、鯛と新玉葱のカルパッチョ、そして高知のニラ。

 メインはタジン鍋、阿波尾鶏と地元の野菜がたっぷり。

 茶碗が大きめでお代わりの必要がありません。またまた星印の宿に当たってしまいました。距離もいいので定宿にします。

 sky and sea muroto  ホームページから予約できます。


7日目=岬に向かってベストタイ連続

2020-04-05 | 日記

 キッチンみつ佳の朝食、ご飯一回お代わりしない丁度満腹。

 食後のコーヒーとお接待のおにぎりとオレンジジュース、来年も戻ってくるしかない。

 

 

 キッチンみつ佳を7時半に出発、これでも早すぎるかと思っている。

 7時46分、水床トンネルを抜けて土佐の国に入る。いろいろ寄り道があったので例年より1日遅い。

 ホワイトビーチから生見海岸へ向かう途中緑の歩道が気持ちいい、表面なめらかでとても歩きやすい。

 9時01分、野根橋を渡る。

 9時20分、ゴロゴロ休憩所に到着。宿から生見海岸まで56分、生見からゴロゴロまで53分、いずれもベストタイ、昨日に比べてうそのように足が軽い。筋肉痛も全くといつていいくらいなくなっている。力を入れずいくらでも足が前へ出ていくというのは本当に久しぶりのことではないか。