WALKER’S 

歩く男の日日

春遍路 愛媛と香川の間の宿

2024-05-30 | 日記

26日目の宿は愛媛からいったん徳島に入ったところにある「民宿岡田」、11回目、12泊目の投宿になります。連泊が1回あったので。この日が5月4日で大型連休の真っ最中、予約が取れるかが一番の問題。なぜそんな日程にしたかというと篠栗と知多四国があったから。いつもなら2か月前に電話すれば大丈夫だけれど、今回は3か月半前にした。OKをもらってそこからほかの宿の予約ができるようになる。同宿の人3人に訊いたら2人は1月に、もう1人は2月にしたと言っていた。2月にしてダメだった人が何人かいるということになる。3月以降は全滅。ぼくは最初もう1日早い日程で計画を進めていた、昨年の11月あたりまでは。YouTubeのお遍路ライブですねどらさんが5月の連休で歩くと言っていたので4日に岡田に泊まる可能性が高いと踏んで1日ずらした。その時彼はお正月の久万高原から今治の歩きも始めていない時だから可能性としてはまだ難しい時期ではあったけれど、雲辺寺越えと5月の4連休を考えると4日以外は考えられなかった。ということで狙いを定めたわけだけれど見事うまく当たりました。
 すねどらさんは前日に三角寺まで歩いたとインスタで投稿があった、つまりこの日は三角寺までタクシーで行って奥の院を目指す。この朝のインスタでは三角寺を7時に出発したとあった。ぼくが松屋旅館を出た時刻と同じ。これは追いつくのは難しい、少なくとも椿堂までは絶対無理だと踏んでいた。でも結果的には平山の休憩所で会った。奥の院でYouTube視聴者の方に会って1時間くらい滞在したのと遠回りの堀切峠を歩いたのでそういうことになったようだ。出会ったとき〇〇さんですよねと本名で声を掛けたら鳩に豆鉄砲。おそらく初めての経験だったでしょうね。そういうところもお遍路の面白いところ、情報は意外なところで飛び交っている。ぼくは15時半までに宿に入りたかったのでそこでは5分ほどで失礼した。彼は昼食の真っ最中でもあったし。
 この日は暑かった、奥の院を出てしばらくのところでこれはダメだと休憩を入れた。奥の院では全く休まなかった。水も塩もとらなかった。1km進んだ峠とトンネルの分岐のところで地べたに座り込んで塩と水をたっぷり入れた。それでもトンネルまでは暑さが堪えて調子に乗り切れていない感じ。トンネルからは下りばかりになってようやく本来の歩きに戻った。トンネル経由のこの道は過去3回歩いている。奥の院から椿堂までのタイムは08年が96分、12年が97分、20年が105分、今回は96分だった。2回小休止を入れたとはいえこの暑さの中で16年前と同じタイムが出るとは思わなかった。
 時間がないので椿堂でも休みを入れず歩き始めたら、完全に脱水状態で最後まで持たないと実感、幸い1km過ぎたところに自販機があったので休憩を入れた。アクエリアスでたっぷり塩もとって生き返る。椿堂から民宿岡田までのベストタイムは17年前に出した68分、以降同じコースは9回歩いたけれどそれ以上早く歩いたことは一度もない。ところが今回は67分、17年ぶりにベストを更新してしまった。民宿岡田に到着したのは15時19分、ほぼ想定通りでこちらも大満足。
 郵便局の横まで行って自販機でコークを買う、今日は5つの区間全部ベストタイ以上だったので自分にご褒美。宿の玄関の前に明さんが立っていて5か月ぶりの対面、お元気そうで何より。今回の旅では Instagram にもオンタイムで記事をあげていて、それが Facebook にも連動していて明さんにはFacebookの方でいつもいいねをもらっていた。昨日(東京の)伊藤さんがこの宿に泊まっていて今日ぼくが来ることは分かっていてビールをお接待してくれと頼まれたそう。玄関入る前のお接待でびっくり。彼と初めて会ったのは8年前山茶花で、その時すでにぼくのブログをずっと見ていると話してくれた。以降四国に入る前にすべての宿を予約してスケジュールをブログに書くようになったので自分の都合のいい時に宿を合わせて会いに来てくれるようになった。17年はうまめの木、18年はびざん、19年は桃李庵の手前の道中、21年は吉野、22年にはときわ旅館さんとりり庵さんと4人でこの民宿岡田でオフ会、23年はくろうさぎ。合計7回も違う年に会っている。

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