WALKER’S 

歩く男の日日

4月18日(土) 六甲ヴェルデ吹奏楽団 第18回定期演奏会

2009-04-20 | 演奏会
 第1部  蘇る火の鳥               S・ライニキー
       躍動する魂~吹奏楽のための    江原大介
       カンタベリー・コラール          J・V・d・ロースト
       オデッセイ~永遠の瞬間へ      真島俊夫
 第2部  16世紀のシャンソンによる変奏曲  諏訪雅彦
       コミカル★パレード           島田尚美
       ネストリアン・モニュメント        平田智暁
       マーチ「青空と太陽」          藤代敏裕
 第3部  詩のない歌               R・ルディン
       宇宙の音楽               P・スパーク

 アンコール  アルセナール
         ダンシング・クイーン

 パンフレットの指揮者紹介を見てびっくり。音楽監督:深田哲也・・・・2002年に六甲ヴェルデ吹奏楽団の音楽監督に、2009年から関西大学吹奏楽部の音楽監督に就任した。とある。関大は3年連続で違う指揮者を迎える。昨年、一昨年の指揮者と違うのは、この指揮者はコンクールを知っているということ。コンクールの勝ち方を知っている。明石北高校の指揮者として8年連続関西大会金賞、そのうち2回は全国大会出場を果たしている。どんなに優秀な音楽性と経験に溢れた指揮者でもアマチュアのコンクールでよい成績を残せる指導が行えるとは限らない。そういうことからすれば今回の選択は最高の結果をもたらす可能性を秘めている。でも、合う合わないということもある。高校生と大学生とではずいぶん違うだろうし、指揮者についていけるだけの能力や練習ができるかということもある。理想的な吹奏楽指導者の下でも勝てなかったという例はある。
 勝ち抜ける可能性は明らかに上昇したといえるけれど、すぐに勝てるというものでもない。関学は2年生以上だけで65名のメンバーがいる。立命館は3年連続全国大会出場の実績がある。関大は3学年で36名しかいない。どんなに実績のある素晴らしい指導者でも、これだけのハンデを僅か半年ではねのけるのは容易ではないと思われる。今年勝てなくてもそれは指導者のせいではなく、自分たちの実力がなかったにすぎない。もし勝てたとしたらそれは指導者の力によるものである。昨年、一昨年のように1年で結論を出すべきではない。最低でも3年はお願いすべきであろう。3年でメンバーの数を整え実力の養い方を試行錯誤する。結果を見るのはそれからでも遅くない。彼ほどの優れたアマチュアバンド指導者に出会えうことは容易ではない。
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