WALKER’S 

歩く男の日日

伊豆田越え(清水往還) 

2017-12-23 | 古道と四国のみち


 四万十大橋から65分、伊豆田トンネルの1kmほど手前から峠越えの道に初めて入ります、今までは中村の宿から足摺まで42kmほど歩く日なのでこの道はどうしても歩けませんでした、トンネルがさほど苦手ということもなかったし2010年の第9版の地図まで赤線もなかったから今まで歩くことを考えたことすらありませんでした。今回は初めての宿を試すので距離に余裕ができてこの初めての道も試すことができます、英語の地図には赤線がありますからね、日本語の地図でも最近のには赤線があるみたいだし、
 トンネル真っ直ぐ、峠越えは右への手書きの矢印がほほえましい、トンネルを行く人の方が多いからはっきり右だけ矢印をはりつけるのもちょっと問題あるからこうするのがベスト、でもこれに気づかなくて峠に入れなかったという人も居ました、トンネルのずっと手前だからこれだけだと見過ごされやすいことは確かでしょうね。

 右に折れたところ

 こういうのは折れたからこそ見えるのであって、最初の手書きを見過ごせばアウト、


 最初は広い舗装道、この道を進めば古いトンネルがあるけれどそれは現在通行不能でその手前から山道に入る、というのは何となく分かっています、
 しばらく行くと向こうから男性がやってきます、てっきり逆打ちかと思って声をかけたら、順打ち道が分からなくて引き返してきた、それでは一緒に登りましょうと、案内しながらゆっくり進むことにしました。なにしろ今日はめちゃくちゃ時間があるからどうということはありません、男性は初めての人で名古屋から来たAさん、本当に初めての人によく出会います。


 舗装道を離れるところにきっちり矢印がありました、ここまでも来ていなかったかも、来ていても初めてだと舗装道をはずれて山に入るという認識がなければこの矢印に気づかないのも不思議ではありません。


 かなり新しい道しるべ、日本語の地図にも赤線はあるでしょうね、今月中に東寺へ行くから一番新しいのを買ってきます。


 遍路札オンパレード、


 国道を離れて37分、舗装道から離れて17分で伊豆田峠に到着です、ゆっくり登ったつもりですがAさんはハイペースで相当きつかったようです、ときわ旅館のご主人といっしょに出石寺に登ったときも、かなり早くて着いていくのが大変だったと後から伊藤さんから聞かされました、申し訳ないっす、
 峠で一休み、宿案内を手渡します。

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