WALKER’S 

歩く男の日日

大阪の果てから四天王寺へ

2016-09-02 | 日記


 多奈川駅から55分歩いて報恩講寺に到着しました。山門の仁王さんは四国でもあまり感心することはないのですが、ここの四天王さんは大きくはないけれどとても均整のとれた美しい姿です。
 本堂の正面の扉を開けて中に入れてもらいました。中央には法然大師自らが刻まれた本人の木像が安置されています、およそ800年前の実物だということです。その左に本尊である阿弥陀様がおられます。住職は本来なら阿弥陀様が中央でなければということですが、やはり特に縁のある貴重な法然上人を中央に祀らせて貰っているということでした。3ヶ月前お参りした一宮寺近くの仏生山法然寺に流されていた上人が都に戻る途中遭難してこの近くの海岸に流れ着いて住民に助けられた、そのことにたいそう感謝して自ら木像を彫られたということです。


 多奈川からまた電車で引き返して新今宮で降りて、2kmほど歩いて四天王寺の前までやってきました。聖徳太子の飛び出し君はおそらくここだけ、思わずカメラを向けてしまいました。

 天王寺公園の方は2年ほど前に美術展があったので行ったけれど、四天王寺に来るのは初めてです。ちょっとした異空間が広がって驚きを隠せません。

 お大師さんがおられました。法然上人の念仏堂もあれば、このすぐそばには親鸞上人の像とお堂もありました。このお寺はいったい・・・

 まに車に般若心経が刻まれていたので、くるくる回しながら読み上げます。