WALKER’S 

歩く男の日日

ブラバン三昧

2015-11-04 | 日記

 昨日は結局10時間丸々FMを聞いてしまいました。一番印象に残ったのは今年のコンクールで金賞を獲った習志野高校の演奏でした。リムスキーコルサコフの「スペイン奇想曲」。こういう判りやすいクラシックの編曲は近頃ではあまり採り上げられないので、タイトルを聞いただけで少し驚きでしたが、その演奏はもっとびっくりでした。一言でいうと本物のオーケストラより聴ける。オーケストラでなくてもいいじゃん、過去に一度だけ同じことを思った演奏がありました。近畿大学が定期演奏会で演奏したリストの「前奏曲」です。ぼくはこの演奏を生で聴いて、その後録音も何度も聞き直して、オーケストラの演奏を聞く気がしなくなったくらいです。オーケストラ以上に吹奏楽で魅力的にその音楽を表現できるというのは滅多にないことだけれど、全く不可能でもないということです。習志野高校の演奏はまさにそういう演奏だったと思います。録音で聞いてこれだけ素晴らしいのだから当日ホールで聞いていた人はそれ以上の感動をもらうことができたでしょう。