今朝のモーニングミックスでは、十川尚子(そがわひさこ)さんのこの春出た新しいCDから4曲が紹介されました。懐かしい名前だったので思わず聞き入ってしまいました。彼女は関西で活躍するジャズヴォーカリストの第一人者、お母さんは素人名人会で長らくピアノ伴奏をつとめた得津奈津子さん、お父さんは日本一の今津中学校吹奏楽部の得津武史先生です。得津先生のメモリアルコンサートで彼女の生の歌声を聞いたのも、もうずいぶん前のことになってしまいました。
最後の宿でいっしょになった大阪のSさんは、帰った翌日からいつものように15km歩くと言っていましたが、ぼくは全くその気になれません。お世話になった宿にお礼状を書いたり、新しい遍路宿情報を作ったり、四国に出る前に書きかけていた手紙を仕上げたり、ハードディスクにたまりにたまった番組を消化するのに精一杯でとても歩く気になれませんでした。あれだけいっぱい歩いたのだからしばらくは休んでもいいかという気分でした。
1週間たって用事も一段落したので、イオンまで往復、5kmほど歩いてきました。四国で使った靴と違うし、ザックも担いでいないので、何かふわふわとして変な感じです。歩きながら考えるのは、もう来年のことです。来年は納経するので100円玉の調達が一番大変です。遍路道沿いにある郵便局をピックアップ、お参りする札所の数と見比べて、効率的な場所をセレクトします。おつりをもらえばいいじゃないか、と多くの人は言うかも知れないけれど、このこだわりは意味のあることだと思っています。