WALKER’S 

歩く男の日日

ドンジョヴァンニをクラリネット二重奏で

2009-01-30 | 日記

 何千曲もハードディスクに入れていても、まだ初めて聞く曲がある。一番有名な作曲家の、有名な曲でも、アレンジされたものになるとなかなか出会うことはない。モーツァルトのオペラでもフィガロの結婚などは管楽合奏にアレンジされたもの(ヨハンベント編)があって、それはもう高校生の時から聴いていたけれど、昨日FMでかかったデュエットは本当に初めてでその美しさに素直に感動できました。たったクラリネット2本でこの感動は何なんだと思う、そんなに複雑なアレンジでも、超絶技巧を駆使している訳でもない、美しいメロディ、美しいハーモニー、美しい音色、総てが単純に揃っただけで自然に心は動かされる。
 演奏しているレオポルト・ウラッハは伝説のクラリネット奏者、1920年代からウィーンフィル、国立歌劇場の主席奏者として活躍した人。