WALKER’S 

歩く男の日日

10月25日(木) 第17回 ミレニアム・スチューデント・コンサート

2007-10-26 | 演奏会
 大阪音楽大学の学生が日頃の研鑽、腕前を披露する演奏会です。この種の演奏会は1年に幾度も行われるのですが、やはり、ピアノが主体のものが多くて、管楽器を専攻する学生がソロで腕前を披露する機会は2夜にわたって行われたこの演奏会くらいかもしれません。当然、オーディションで選ばれた人たちですから、音大学生の最高レベルの音楽が楽しめるわけです。声楽が2組、ピアノ3組、フルート独奏1,クラリネット独奏2、トランペット独奏1、ユーフォ・チューバ4重奏、サックス4重奏の11組の出演でした。
 ピアノや声楽のレベルがプロと比べてどうかということはよく分からないのですが、管楽器のレベルはやはりアマチュアの吹奏楽部とは次元の違うものでした。特に木管は十二分にテクニックをひけらかしてくれました。それくらいの余裕と力強さを感じました。素晴らしい。トランペットは余裕と安定感は感じたのですが、タンギングをもっと美しく艶やかにする余地はあったように感じました。ユーフォチューバは折に触れ美しいハーモニーも見られたのですが、音程がちょっと安定しないところもありました。それとアタックがはっきりしなくてもこもこする感じもよく見られました。楽器の性格上仕方ないといえばいえるけれど、もっとマルカートにできるはず。