ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

蝉の鳴く、鳴く

2007年07月23日 23時24分14秒 | Weblog
セミの鳴く季節になった。

ふと道端に羽化できず死んでいる幼虫を見つけ、切ない気持ちになる。
セミは一般のイメージに反して、昆虫の中でも長命といい、
実際そのセミも虫としては長く生きただろう。
しかし、それでも儚いイメージは拭いきれない。

そして、我が家のベランダに去年から腐らずにセミがその骸を晒している。
土がなければ、文字通り返ることも出来ないのかと思う。

何となく『メメント・モリ』という言葉が頭をよぎった。
むしろこんな季節にこそ似合いの言葉だと思う。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メメント・モリ (kota)
2007-07-25 01:41:00
って、なんて意味?
mementoが the leftってことは知ってんだけど。何語?
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どうやら (ゑの)
2007-07-25 01:52:45
ラテン語のようです。Memento mori:「自分が
(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の
警句で、日本では『死を想え』とか訳されている
事が多いとか。

おなじみ、ウィキペディアから引用。

生が強く輝く時にこそ、死はより濃い影を落とす。
そんな感じが夏にはあるよね。
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ははあ、 (kota)
2007-07-26 04:33:23
なるほどね。
ラテン語お得意の主語省略か。コギト・エルゴ・スムみたいな。

そうね、夏はもの凄く死を臭わせるよね。
夏というと、一般には繁栄という印象があるけど、夏至から冬至への過程というのは、頽落の道程なんだよね。
夏というのは、ピークにして頽落の始まりなんだよね。
だから、夏はいつもどこか淋しい。

まあ、小学校のときの、遊ぶ相手のいない夕方とか、受験期の焦燥感とかが深くこころに残ってるってのもあると思うけど。
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