ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

引力と挑発

2015年07月22日 23時09分35秒 | Weblog
夏になると決まって胸元が大きく開いた服を着てくる女性がいるが、
あれは一体どういう考えなのか、疑問に思う。

日常におけるいかなる姿勢、体勢、角度であったとしても完全な防御を決め、
チラリズムを撒き散らし、世の男性の脂ぎった視線を一点集中させる目的と
言うのならば至極納得のいく話であるが、往々にしてかかる手合いは少しの
動作であっさり下着が見えていたりと、半ば開け放しの無防備状態である。
そのくせ視線を向けただけで、恨みと蔑みのこもった眼差しで返されたり
するのだから、見せたいのか見せたくないのかはっきりして欲しいと
言わざるを得ない。

男という生き物は、その主が何であれ“肉の谷間”が発する引力の奴隷であり、
それへの視線を引き剥がそうとするだけでも気力や筋力を使う。
たちの悪い事に、その人の顔を見て話したいと思っていても、引力が発生
すれば視線は釣瓶落としとばかりにその下の谷間に吸い込まれていく。
端から見れば随分失礼な話であるが、この世界において引力に抗える存在が
どれほどあろうかという話であり、さりとて発生源を責めるわけにもいかない
という、不条理が発生する。

服のデザインの一つとして、胸元の開放性が高いものがあるということは
むしろ望ましいことであるが、公共の場で着るにあたっては防御面における
信頼性の高いインナーを仕込んでおくなどの配慮を望んでやまない。
その上で、着る側をしてその格好が男性諸君の視線を無差別に引き寄せる
(ある程度見られても構わない)という認識を持って欲しいとも思う。

とにかく、いらぬ気苦労は小さなことでも避けていきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする