虫魚禽獣という言葉があるが、昔の人々の生物観を表しているように思え、
興味深く感じる。
上の言葉は、人を除く生物全般を指す意味で、獣や禽(鳥)、魚は良いが、
その他をすべて“虫”に含めている大雑把さが何とも面白い。
獣や鳥、魚以外の、一般に思い浮かべる虫はもちろんとして、エビ、蟹
などの甲殻類に蛙や蛇、トカゲなどの主に陸棲両生類、は虫類や、軟体動物
たる諸々の貝類も含まれたと思われ、その観点は漢字に“虫”が含まれて
いることから伺える。
※今の漢字(名前)とその当時の漢字が同じだったかという保証はないが。
詳しく突っ込んでみると、多分イルカや鯨、サンショウウオやヒトデに
ウニなどは魚として判定されていただろうとか、コウモリは獣でも鳥でもなく
虫だったのかも知れないとか、タコは虫か魚かどっち判定だったのだろうかとか、
色々と気になるところがたくさん出てきて、とてもにわかに沸いた興味程度では
追いきれそうにない。
科学なき時代の日本の自然観や生物観というものは、当然ながら今の我々の
常識の外にあるものであって、軽く触れるだけでも大きな驚きがある。
実におもしろい。
興味深く感じる。
上の言葉は、人を除く生物全般を指す意味で、獣や禽(鳥)、魚は良いが、
その他をすべて“虫”に含めている大雑把さが何とも面白い。
獣や鳥、魚以外の、一般に思い浮かべる虫はもちろんとして、エビ、蟹
などの甲殻類に蛙や蛇、トカゲなどの主に陸棲両生類、は虫類や、軟体動物
たる諸々の貝類も含まれたと思われ、その観点は漢字に“虫”が含まれて
いることから伺える。
※今の漢字(名前)とその当時の漢字が同じだったかという保証はないが。
詳しく突っ込んでみると、多分イルカや鯨、サンショウウオやヒトデに
ウニなどは魚として判定されていただろうとか、コウモリは獣でも鳥でもなく
虫だったのかも知れないとか、タコは虫か魚かどっち判定だったのだろうかとか、
色々と気になるところがたくさん出てきて、とてもにわかに沸いた興味程度では
追いきれそうにない。
科学なき時代の日本の自然観や生物観というものは、当然ながら今の我々の
常識の外にあるものであって、軽く触れるだけでも大きな驚きがある。
実におもしろい。