自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

中島みゆきの夫婦観 たとえば「糸」

2024-05-15 05:34:55 | 唄と踊り


今日の話はAIスピーカーの話ではありません。
「アレクサ、中島みゆきの『糸』をリピート再生して」
と言って、繰り返して聴くことが可能になったことで
色々な発見があったことのお話しです。

夫の存命中は毎日1時間も仲良く歌っていた私たち。
リタイア後、夫は小鳥や猛禽類、星の撮影が趣味となり、
私は体操指導、バレエの勉強、ミュージカル制作が趣味。
すれ違いが高じて、昔のような喧嘩にならないよう、
細心の注意を払ってスケジュールを調整していました。

若い頃の喧嘩の原因は「時間の奪い合い」です。
今みたいに「子育て夫婦に対して寛容な」時代ではなく、
「一人分の給料でやっていけない貧乏所帯への救済策」
みたいな保育園・学童クラブのお粗末な時代でした。

3人の子どもを産休明けから未認可保育園に預け、
私はその経営を支えるためのバザー活動や行商、ミミズ捕獲、
銀杏の皮むきなどに明け暮れていました。もちろん、
仕事も自分の趣味の音楽も細々と続けながら・・・・・

仕事と勉強熱心な夫は自分の勉強時間や新聞を読む時間は
必須と考え、実施していました。
私だって、同じくらい、自分の時間は欲しい!
そう言うと、「無理して仕事を続けなくてもイイんじゃ?」
という意見が出てきて、私はそれが嫌で、
「早く離婚したい」と思っていました。

結局、彼が転職するまでチャンチャンバラバラが続き、
1度の別居を経て、復縁しました。その理由は別の機会に
譲るとして、、、ここで言いたいのは、

若いときにルンルンと「末永い愛」を誓いあっても、
そんなのは「幻想」もイイとこ。
結婚生活は(少なくとも日本では)忍耐の連続です。

もちろん、埋め合わせもあるから離婚を避けたのですが、
バランスシートが逆転すれば即離婚でした。

そういう意味でみゆきさんの歌詞は意味深です。
シアワセな結婚礼賛ではなく、めぐり逢い賛歌です。

あるとき、縁があって出逢った二人は
正反対の方向性で傷つけあったり、泣いたりしながら、
もし上手く行けば、二人で縦糸・横糸となって
何かの布を織りあげ、それが誰かの役にたつかもしれない

私たち夫婦は相当深く傷つけあってきたのですが、
最終的には二人でミュージカル研究会を立ち上げ、
助け合って綺麗な布を織りあげたと思います。
そういう意味で、私は
逢うべき糸に出逢えたシアワセ者なのでしょう。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AI Speaker 料理には便利。... | トップ | 中島みゆきの男女観 たとえ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

唄と踊り」カテゴリの最新記事