自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「日本ひとめぼれ」 ④

2012-06-21 22:00:54 | 生き方
P.105 日本の価値観はいたわりの気持ちの上に形成されるべきだ。

P.106 (1980年代以前に)日本人が持っていた「人生における大切なものは
    金では決して買うことができない」という素晴らしい考え方は

    残念ながら80年代において消滅してしまった。
    だから今こそそれを復活させねばならない。

  そしてケアリングは、何より自分自身の世話ができるほどに強くない人や
  恵まれていない日本人にこそ、施されるべきだ。

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この考えには、私なりの異論があります。
一つ一つの文章は、正論かもしれないけれど、
身の回りの日本人を見ると、

「いたわられることを期待している人」が多過ぎる気がするのです。

私の母も、物事を計画的に進められない理由として、常に(ずっと若い頃から)、

「貴女も私のトシになったら分るわよ。出来ないことは出来ないんだから!

 その時初めて、年老いた母を責めて悪かったと思うでしょうよ。」

と、恫喝のようなことを言って開き直るのです。

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「アメリカン・ドリーム」が絶対的に素晴らしいなどとは言いませんが、
「夢を持たない」という生活態度は、私を絶望的な気持ちにします。
確かに夢を持てば、努力も必要だし、貯金も必要です。

そんなことは出来ないから、ひたすら「他人に迷惑をかけない」ことのみを考え、
「早くお迎えが来るように!」と祈るのは、私にとっては ???!!!???なのです。

私は<陰陽>でいうところの<極陽性>タイプなので
体力や挑戦性が溢れ、結果として膝をこわし、少し中庸に近づきましたが、
生き方に関しては、まだまだ、というか、完璧にアグレッシブ(攻撃的)です。

賢治のように、「困っている人を助ける」ことにやぶさかではないのですが、
<いたわり>に関しても、トリアージ(Triage)は必要なことだと思っています。





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