![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6d/72022534144e56aab486e703fa9ef8b2.jpg)
いやはや、すごい本でした。
「高齢になって運動を始めて、世界記録保持者」という方は
そこそこいらっしゃるので、「どんなトレーニング??」と、
興味本位で読み始めたら、面白いのなんの・・・・
感動した点はたくさんあるのですが、一番ぶっ飛んだのは、
著者の一人息子さんの言動(信念、実行力と実力)です。
P.192 息子は地元の高校を出てからアメリカのメリーランド大学へ
P.193 (以下、息子さんの言葉)
「塾に通うのは、他人の力を借りて勉強するということ
それでは自力はつかない。
勉強というのは、自分ひとりでやらないと、本当の力はつかない
(中略)高校までは親のお金で行かせてもらったけれど、
大学は親にお金を出してもらって行くところではない
むしろ、お金をもらっていくところだよ」
つまり、奨学金で大学に行くと言い出したのです。(中略)
P.194 (息子は防衛大学校を経て)アメリカのメリーランド大学に合格。
返済の必要のない奨学金をもらって、「生化学」を学び、
(中略)カリフォルニア大学に移り、博士になり、現在は研究者。
ま、これだけなら、「本当に優秀な方なのねぇ・・・」と思うだけですが、
大学で知り合ったミャンマーの方と結婚をしているのに、
普段は彼はアメリカでの研究生活、奥さんは母国にいて、
「子どもはつくらない」と決めているのだそうな。
でも、ボランティア先で知り合った「気の毒な事情の兄弟」を養子に迎え、
面倒をみている・・・・
あ~、もぉ、あまりにぶっ飛んでいてクラクラするほどです。
昔、手塚治虫の「シュマリ」という漫画に、”遠距離夫婦”が登場し、
そんなの、有り得ない!!と感じたことを思い出します。
現実はどうなのか?分かりませんが、
「この両親(著者と旦那さん)の息子さんなら、素晴らしいんじゃないの?」
と、確信できるような、素敵な生き方のお母さんなのです。尊敬します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます