自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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非筋肉トレーニング    広瀬統一・著   2015/4  ファンクショナルトレーニング

2022-09-26 05:58:05 | 操体法


日本語は難しい?と思わざるを得ない表紙のタイトル設定です。
小さい字で
   運動効率3割UP!の「全身協調力」を鍛えよう
   「疲れにくい体」をつくる
と、ありますが、どう見ても<筋肉トレーニング>を否定する本
のようにしか見えません。

体操関係者の目を引くためには、それがドキッとさせる手段かも?
ま、著者は早稲田大学スポーツ科学学術院教授で、教鞭をとるかたわら、
なでしこジャパンとかプロサッカーチームのトレーナーをして実績を
あげているようですし、内容は面白いのでメモします。

まずはタイトルの由来です。
p.18 やみくもに筋肉肥大トレーニングだけを続けていても、
   自分の目的に近づいていけない。

p.19 (自分の目的が例えば)
   疲れにくい体になりたい
   トレーニングの時間は少ないが、スポーツにもっとタフに取り組みたい
   ケガをしにくい体にしたい
   そんな目的であるなら、筋肉肥大トレーニングだけが必要とされる
   ケースはあまりなくて、

   非・筋肉肥大型で、誰にでも簡単に行えるトレーニングの方が
   有効である
      
   その意味は、神経を活性化させ、うまく筋肉を使えるように
   するためのもの。
  (海外ではファンクショナルトレーニングと呼ばれることが多い)

*****************
p.20 「特異性の原則」:人の体は与えられた刺激にしか反応しない
     自分の目的をハッキリさせて、その目的に特化した
     トレーニングを行う
ことが基本

p.21 大抵の人は「自分の持っている筋肉の3割ほどは使えていない状態
   筋肉量を増やす前に意識したいのは、
   自分の持っている筋肉をすべてしっかり使えるようにすること
コメント
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