自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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やってはいけない 健康診断  4  人並みを願う日本人

2022-03-23 05:37:48 | いまどきの世情


p.50 近藤:「基準」とか「正常」という言葉に日本人は
     弱くて、「人並みになりたい」って頑張るんだけど、
     自分の体に合うように調整されている数値を他人に
     合わせたら、調子が悪くなるのが当たり前。

   和田:だいたい日本では、血圧や血糖値の基準は適切なのか、
     検査数値をクスリで下げたら延命するのか、っていう
     根本的な議論や調査が、ほとんどされない

   近藤:健診も人間ドックも「病気を早いうちに見つけて、
     早く治療すれば寿命が延びるはず」っていう思い付き
     から始まってね。50年以上続いてきてるけど、
     延命効果を証明するデータは、一切なにもない

p.51 和田:(アメリカでは、)保険会社は無駄な金を削るため、
     (中略)クスリを減らす研究をしている医者の
      スポンサーになっていました。

   近藤:日本の医療ワールドはみんな持ちつ持たれつだから。

   和田:製薬会社と大学病院と学会がズブズブ
     あやしい基準値を挙げ続け、無駄な検査、無駄な投薬を
     続けています。


   近藤:そして心配性の国民はひんぱんに検査を受けて、
     みんな「異常」を指摘されて寿命を縮めているわけ。
   
気が遠くなるような構図に無力感を覚えます。
私自身は職場での胸部エックス線撮影を拒否してきたし、
人間ドックも行っていませんから、少しは安心です。
でも、税金を使いまくって、後世の人たちに借金を残し続け、
病人も増やし続ける<国と医療界>は許せません。

p.50 製薬会社の利益をはかる「日本製薬団体連合会」の理事長には
   長年、厚労省出身者が就いているのが印象的です。

どうしたら改善できるのか???
私ができるのは、こうやって「真実を語る医療者」の本を読み、
友人たちに薦め、自分で実践し、狭小範囲ですが
「元気な生活を持続している」というエビデンスを残すこと?

肝に銘じるべき言葉:
p.61 健康診断は、健康人を病人に仕立てる錬金術師
コメント
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