いよいよこの本の最終章です。
著者は東洋大学ライフデザイン学部教授、社会学博士。
エンディングデザイン研究所代表。ノンフィクション作家だそうです。
現在でも「終活」という言葉が流行っていて、わりと明るい感じです。
それは介護と違い、決定権が自分にあるからなのでしょう。
著者が理事を務めるNPO法人エンディングセンターでは
p.219 「墓友」と呼ばれる関係ができている。
(その意味は)同じお墓(桜葬)を選んだ人たちの交友関係あるいは
仲間意識のこと。
p.220 「お墓は買って安心。けど、そこに入るまでが大変なのよね。」
(中略)世の中にはいろいろな種類の団体があり、
介護や施設づくりから入り、最後、お墓を確保する団体がほとんど。
逆に、最終段階のお墓を確保して、じゃあ、そこにはいるまで
どうしたらいいかと、だんだん上がっていくのがエンディングセンター。
こういう建設的な、未来志向の団体があり、勉強させてもらえるのは
素晴らしいことだと思います。