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フォアグラ日記

2017年03月11日 | フォアグラ日記
きしめん
名古屋めしシリーズの第四弾。あんかけスパの項と同様に、「名古屋めしの中では最もプレーンで在名以外の一般ピーポーにも受け入れられる素地がある」という意味では、この「きしめん」もそれに甲乙付け難い。このきしめんの有名店を検索するに、非常に高いヒット率を誇るのがなぜか新幹線ホームにあるという、立ち食いの店。これ幸いと新幹線の訪問時を狙うが、ホーム到着が出発ぎりぎりにもなると、決まって並んでいる同店へリスクを冒して入店するのも憚られるが、指定時間を前倒し変更し、きしめんを食する余裕をもった便を選択するという具合で早速訪問。長い新幹線ホームの端に位置していることから、乗車位置対比では酷く不利になることもあるが、券売機で購入をして入店するに、こんな時に限って激空きであって「店を間違ったかな」と一瞬焦るも、供されるのはコレ。褐色スープに加え、花かつおがそれっぽい雰囲気を醸し出しているが、供される時間が1分間程度と異様に短いこともあり、完全なる立ち食い蕎麦の味。確かに麺はきしめんだが、麺に特段の特徴は見られず、ごく一般的な麺を使用。全般的な味もごく一般的で、一般的であるからこそ評価されるという具合の店なのか、それとも新幹線ホームで食するというそのシチュエーションや旅愁が味を一層引き立てるのか不明だが、少なくとも当方にはあまりインパクトを感じず。失策だったのは、人気ナンバー1表記の”かき揚げ”をチョイスしたことだが、揚げ置きのそれは油分のみ供給する状態でスープは完全にオイリーとなり、本来の味を撹乱させる内容。冷静に”きつね”等をチョイスすれば良かったと後悔頻り。
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