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レコーディング日記(28)

2005年07月13日 | SideSteps
ベースが終了するとキーボード、ギターとなるが、それぞれにかけるエフェクトは基本的にProTools内のプラグイン(一部O2Rのエフェクト→SPXと同等?を使用)。プラグインは相当量インストールされており、プルダウンメニューが画面の上から下まで表示してまだスクロールできるという程であるのだが、それぞれにPCのパワーを食うために、同時に使用できる数はその使用するエフェクト等に依存する(PC画面上には、いかにも”パワー食ってます”的に危険な赤色表示がなされる)。この部分ではこういうエフェクト等等のリクエストを出して行くが、これが完全にPC上に記録され、再現性も確実であるのは、今回のProToolsによるレコーディングが初で”世の中便利になったものじゃ”と時代に取り残された一世代前のおじちゃん気分。これまでのレコーディングでは、勿論内蔵のエフェクトも使用していたが、数が少なかったこともあり、外部のエフェクトを数多く使用し、結果として、ミックス時のON/OFFし忘れとか、部分によって掛け方を変える等が非常に面倒であり、これが失敗すればやり直し、という状況だったのだが、今回はそれが明確に画面上に表示され、そのON/OFFや、バランス、パラメータのカーブが視覚的に確認でき、何回再生しても全く問題なく再現する。勿論これはエフェクトに限らず、フェーダーでもそうであるのだが、音に対する感覚を視覚的にも確認できるという不思議な感覚を今回初めて体験すると同時に、レコーディングに対して想像しうる全ての(と言い切っても良い程の)機能が備わっていることに、テクノロジーの進歩を感じる。これまでのレコーディングでは「こんな事できれば便利だろうな」と想像で語っていたことが、現在ではすでに具現化されており、既に「こんな事できれば便利だろうな」と想像しうる機能は殆ど存在しないと思われる。
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