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玉肌日記

2015年08月01日 | 玉肌日記
【馬場温泉(宮城県大崎市)】
北羽前街道(国道47号線)沿いにある温泉。街道沿いのレストランのように、まさに街道沿いに存在するために、これまでなんどかその前を通過するもまったくノーマークだったのだが、今回初めて訪問。事前情報では高友旅館の方向性という印象だったが、結果、綺麗なる高友旅館の印象。純重曹泉(ナトリウムー炭酸水素塩泉)で褐色のように見えたが、温泉成分表の”知覚的試験”の項目記載によれば「黄色で濁り、味ともほとんどなく、微かに木材臭を放ち、中性である。」という、あまり他の温泉成分表に見られない、中々なる文学的表現。個人的には匂いはオイル臭、もしくはゴム臭といった印象だが、たしかに木材臭と云っても不都合はないかも知れず、匂いの微妙さとその表現のポジティブさに感心。源泉48度だが源泉が近いのか、あまり温度の低下なく掛け流しにて湯槽に投入されており、投入量もなかなかの量。浴室内はそのために朦々たる湯気で充満しているのだが、これは敵わぬと窓を開けるに、街道沿いのためトラックの走る轟音が聴こえてくるという、なんともアンビバレンスな感じ。温泉のご主人談によれば震災後、一時は湯量が半減したものの後に復活したが、中にはそのまま復活せずに消滅したが故に廃業に追い込まれる温泉もあったとのこと。入浴後は体にズシンとくる印象で、浴後はそのまま寝てしまいたいという疲労感。
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