Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

レコーディング日記(11)

2005年05月27日 | SideSteps
ちなみに、今回はこれまでのレコーディングと違って、ベース、そしてギターはスタジオにて録音することで、(前回"Points of View"はダラダラとやってしまい、半年程度かかってしまったという反省より)レコーディング期間の短縮とともに、リズム的な一体感を出そうという目論見もあり、ドラムだけではなくベースとギターも”本番”であるという緊張な様子。リズム的な一体感については、同時に演奏した時に発生すると思われるパルス(気)が重要で、メンバー相互間の”異床同夢”のような現象であり、科学的には不可解ながらも”あるのではないか”と思われるが、これは(当然至極のことながら)お互いの音を聴き合い、落ち着きどころを探り合うことに因るのかも知れない(これについては、前回POVのレコーディング時に書いた覚え書きにも明記されており、今回はそれを実現する格好となった)。ベースの使用機材については、普段メインに使用している(とはいってもこれしか持っていないが...)InnerWoodの6弦(IW6B)とサドウスキー'88ジャズベースの4弦を使用。弦については、IW6Bが025-40-60-70-90-105という超ライトゲージ(こんなゲージの組み合わせで弾いているのは僕だけだろう→これはこのゲージを調達するのが非常に困難であることを意味する)、サドウスキーは045-060-085-105という通常のレギュラーゲージ。ちなみに、IW6Bはブビンガ・バック/タイガーメイプル・トップでスルーネック。PUが今やなくなってしまったレインポーのパッシブ・シングルコイル、この後にアギュラーの内蔵プリアンプ(18V仕様)を通る。サドウスキー'88ジャズベースはスワンプアッシュのセットネック、PUはディマジオのUltraJazz、初期型と思しきサドウスキーのプリアンプ(バルトリーニへの特注と思われ、TCTとは違う特性)。録音段階ではエフェクト等の機材は一切使用せず、DIはこのところにわかに注目が高まっているAVARONデザインのU5を使用(写真)。このDIはオールディクリートで、サウンドキャラクターを6種類決定するノブがついているが、それはスルーし、単なるDIとしての使用とする。