こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

年間第11主日(マルコ4:26-34)実を付けさせてくださる神に全幅の信頼を置く

2024-06-15 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2024/6/16(No.1301)
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年間第11主日(マルコ4:26-34)
実を付けさせてくださる神に全幅の信頼を置く
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すでに福江教会にはお知らせしていますが、今週は助任司祭が黙想会出席のため留守をします。さらに主任司祭が地区長として顧問会に出席するので助祭だけが島に残る曜日があります。「曜日がある」と濁したのは、正確に話すと防犯上の問題が生じるかも知れないので曖昧にしています(ほかにも司祭を守る目的もあります)。

助祭はミサが出来ませんので、何も手を打たなければ平日のお世話を休まなければなりません。幸いに助祭には浜脇小教区・井持浦小教区で「みことばの祭儀と聖体拝領」を何度か経験させています。それで福江小教区でも、今回思い切って「みことばの祭儀と聖体拝領」をさせることにしました。福江教会にこんなに早くその日がやって来るとは思ってもみませんでした。助祭様は福江に来たことで相当鍛えられています。

福音朗読は、「成長する種」のたとえから始まる箇所です。種を蒔いたら、その種は知らないうちに成長し、ひとりでに実を結ぶとあります。蒔かれた種には、見えないけれども神の働きが続いていて、人が寝起きしているうちにいつの間にか成長して、実を結ぶというのです。

もちろん人が手を入れて、お世話しているのですが、お世話しているその人も、例えば水やりをしたことがどのように芽を出すことに繋がるのか、実を結ぶことに繋がるのか、分かっていないのです。種蒔きから始まって、人がお世話したことがどのように実を結ぶことに関わっているのかをご存知なのは神だけなのです。

本人がどうしてそうなるのかを知らないというのは実に不思議なことです。着実に芽を出し、実を付けているのです。お世話している人の力なのではないでしょうか。「あなたが芽を出させ、実を付けさせているのだよ」と自信を持たせたらどうでしょうか。ただ、お世話する人はそれを受け入れないでしょう。ぼんやりとではあっても、芽を出させ、実を結ばせているのは神なのだと理解しているからです。

これは、「誰に信頼を置くべきなのか」ということを教える大切なたとえなのだと思います。私たちは多くの場合、自分の手の中で物事を考えがちです。子育てをしているとき、「これだけのお世話をしたのに、どうして期待したところまで成長してくれないのだろうか」と思い悩むことがないでしょうか。

中田神父は、司祭召命について似たようなことを考えます。これだけのお世話をしたのに、どうして道を続けられなかったのだろうか、残念に思うことがあります。直接司祭召命に関わっている小神学院の担当者、大神学院の担当者たちはもっと責任を感じていることでしょう。

しかし今日のイエスのたとえは、神の国は人間の手の中でいくら考えてもその通りにはならないよ、と教えているのです。人がいくら何をしてもどうにもならないのではなく、神の国の成長を信じて、お世話をする。そうすると、人間の考えのその先で、神様が思い描いた実りが待っているということです。

あらためて、神の働きに信頼を置いて、自分にできるお世話を続けていく覚悟が求められています。他の箇所のたとえでは、ぶどう園の収穫を受け取るために、僕を送り、さらに多くの僕を送り、それでもダメで最後に自分の一人息子を送って収穫を受け取ろうとしました。中田神父は司祭召命、修道者召命のために、最後に残っているものさえも与えて収穫に手を貸しただろうか、もう一度考える必要があります。

成長させ、実を付けさせてくださる神に、全幅の信頼を置きましょう。私たちの手の中で思い描いている結果に縛られることなく、その先で神が結果を用意してくださると信頼しましょう。神に全幅の信頼を置く生き方こそが、蒔かれた種から結果を引き出す道なのですから。

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‥次の説教は‥‥
年間第12主日(マルコ4:35-41)
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ちょっとひとやすみ
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▼釣りの動画を久しぶりにアップした。すぐに350回視聴された。ミサの動画は70回くらいが関の山。以前は200カウントくらいあったのに、めっきり減ってしまった。
▼そこでショート動画で行動に出た。"Why Japanese people enjoy my fishing movie very much, but our holy mass does not. Why? Tell me our Mary!

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今週の1枚
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第908回目。シマノのリール。価格帯40~50番目。サハラしか持っていない。

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† 神に感謝 †
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