2023年5月19日から21日広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)を振り返ってみた。
各首脳が平和記念資料館などを訪れ、核兵器の恐ろしさ、そして今後の核兵器の取り扱いに考えを深めたことだろう。
核兵器なしの世界は程遠い。G7の国には核兵器を持ち、廃棄するつもりはない。日本は被爆国でありながら、米国の核の傘にいる。ロシア、中国などが核兵器を持ち、威嚇している状況では、西側の国々が核兵器を捨てることはできない。
ウクライナ戦争では、ロシアのプーチン大統領は、核兵器をいつでも使う用意があると、ウクライナを脅している。
以上の状況から、いま世界で核戦争がおこれば地球が亡くなるし、人間を含めすべての生き物は消滅するだろう。そのような危機的な状況下で、私たちは何をすべきか。ウクライナ戦争をとめることだ。しかし、現状は反対の方向に行き、ウクライナは西側から武器供与を得て、国内からロシア軍を追い出す計画だ。当然、多くの血が流れる。
ウクライナ・西側やロシアなどに、直接接近せず、自国の利益を高めるグローバルサウスの国々が増えており、ウクライナ戦争は泥沼化しつつある。
戦争をとめる指導者もいないのが現状だ。日本は米国などに追従し、うまくやっている国として世界からみられている。今回のG7広島サミット2023は、中身は問われるが、まず成功した。
今後、岸田文雄首相は衆院を解散し選挙をするだろ。サミットの成功で支持率があがり、岸田政権にとっては追い風だ。
現在の国民の生活は格差がひろがり、貧困者が増えている。少子化も当然の成り行きで、普通に働き普通に生活ができない国では、少子化が一層進むであろう。物価高となり、生活保護者が増えているのは、異常だ。政治・経済などがうまくいっていない証拠であろう。
国内の為政者は、G7広島サミット2023から何を学び、自分の仕事(有権者に何をするか)にいかしていくのだろうか。