母は午前中ベッドに横になり、眠ることが多くなった。
今日も洗濯物を干しながら録画していた朝ドラを二人で見終わるとベッドで休むという。
布団を掛けてあげながら、
「ラジオをつける?」と聞くと、頭を休めるからいらないと断られてしまった。
二階に自分の分の洗濯物を干して降りてくると、どうやら眠ったみたい。今日は母と一緒にわたしもゆっくりしよう。
母が眠るそばのソファに座り、読みかけの小説を読んでいた。ときどき、母の眠る様子を伺いながら小説の世界を楽しんでいた。
お昼近くになって、母が布団から足を出した。そろそろ起き出すつもりだなと思って
「起きたの?」と聞くと
「寝てなんかいないよ」と答えた。
「えっ?寝ていたとばかり思っていた」
「なんも!」
「何していたの?」と怪訝な顔で訊ねた。
ちょっとニヤッとして
「ハッピーなことを考えていた」と話した。
「えーー、ハッピーってどんなことよ」と聞くと、笑って答えない。
「話すのはもったいない」
「えー、もったいぶらずに教えてよ」
少し間を置いてからおもむろに
「宝くじのこと!」と言った。
「誰になんぼやるかって考えていたら、次々に頭に浮かんできて・・・」とにやにや。
「ふ~ん、じゃあ、今年は絶対買わなくちゃね~」
買わずにハッピーな気分になれる母のプラス思考、いいね。
「ハッピーなことを考えていた」と言える母がなんだか可愛く見えた時間だった。
今日も洗濯物を干しながら録画していた朝ドラを二人で見終わるとベッドで休むという。
布団を掛けてあげながら、
「ラジオをつける?」と聞くと、頭を休めるからいらないと断られてしまった。
二階に自分の分の洗濯物を干して降りてくると、どうやら眠ったみたい。今日は母と一緒にわたしもゆっくりしよう。
母が眠るそばのソファに座り、読みかけの小説を読んでいた。ときどき、母の眠る様子を伺いながら小説の世界を楽しんでいた。
お昼近くになって、母が布団から足を出した。そろそろ起き出すつもりだなと思って
「起きたの?」と聞くと
「寝てなんかいないよ」と答えた。
「えっ?寝ていたとばかり思っていた」
「なんも!」
「何していたの?」と怪訝な顔で訊ねた。
ちょっとニヤッとして
「ハッピーなことを考えていた」と話した。
「えーー、ハッピーってどんなことよ」と聞くと、笑って答えない。
「話すのはもったいない」
「えー、もったいぶらずに教えてよ」
少し間を置いてからおもむろに
「宝くじのこと!」と言った。
「誰になんぼやるかって考えていたら、次々に頭に浮かんできて・・・」とにやにや。
「ふ~ん、じゃあ、今年は絶対買わなくちゃね~」
買わずにハッピーな気分になれる母のプラス思考、いいね。
「ハッピーなことを考えていた」と言える母がなんだか可愛く見えた時間だった。
いやはや素敵な母上ですこと。
ふと床に臥していた私のお袋にはそんなことあったのかな?と思い浮かべてみました。
>「誰になんぼやるかって考えていたら、次々に頭に浮かんできて・・・」とにやにや。
最高ですね!
前向きな母上さま、人間こうでなくっちゃーいけないと思います。
ということは、今がとてもお幸せなんだと想像します。
>「寝てなんかいないよ」
いやー、素敵な時間が流れていますね。
布団の中で寝息が聞こえたから「寝てたよ」
「ひとつも寝てないよ」
思い出しました
幸せな時間ですね💕
だとしたら嬉しい限りです。
でも父や弟が健在だったらもっと幸せなんだろうなとも思います。
ふたりでなんとなくまったりとした時間を過ごしていると、これもまた有りなのかなと。
一日一日を大事に過ごしていきたいと思っているところです。
小さいお子さんが居眠りしていて、寝てないよ!って慌てて目を覚ます、そんなことも思い出しました。
だんだん子供に帰っていく気がすると、この頃なんどか話しています♪
お久しぶりですね、お元気ですね
日増しに秋も深まり又、日の入りも早くなり何かと気忙しく感じる昨今ですが日々有意義に・・日毎に寒くなってきますにで御身大切に・・(^^♪
可愛くて可愛くて
どうかどうぞ お元気で、けいさんと共に健やかな日々を1日でも長くお過ごしになれます様に。
けいさん、隣を見たらお母さんがいらっしゃる事の幸せ、尊いものです。
空を見上げて月にいっても星に行っても、もうそのままの母に触れる事のできないのは、当たり前ですが切ないものです。
私ももっと色々話さしたかったなぁ〜と、あんなに会って話していたのに、それでもなお思います。
福の神さんのところはまだまだ暖かそうで羨ましい限りです。
なかなか更新できずにいますが、訪問コメントありがとうございます♪
お母様のこと、あれこれと思い出されるのですね。大好きでしたものね。
わたしは今はふたりの時間をゆっくり味わっていますが、最近はどんどん体の変化があるようで、頭のほうも認知症を心配するような感じが多くなり、一喜一憂の日々です。
すぐれない日が多くなり、それと同時にここに入ることもままならぬ、といった状態です。
なんとか元気を取り戻してもらいたいと努めて明るくしてはいるのですが。
隣に母がいる、というのは本当にありがたいことですね・・・