わたしは子供が苦手、だと思ってきました。
どう接したらいいのか分からないというのが本音だったのです。それが結婚し子供ができ、いつのまにか子供と接する機会が増えるたびに自分の中で自分のことを「子供が苦手」だと決めつけている気がしてきました。ある部分ではやっぱり苦手かもしれないと思うのですが、全部が全部苦手なのではないと思えるようになっていたのです。
その顕著なものが母とよく行っていた温泉でした。
今は母は自宅のお風呂に入るようになっていますが、以前は母と一緒に温泉に通っていたのです。そのときにいつも会う方がいて、お孫さんを連れてくる方でした。生まれて三ヶ月頃から連れてきているのでその孫さんも常連です♪
その子が少し大きくなり四歳頃からわたしと温泉で遊ぶようになりました。ごく自然に、です。小学生になるまで温泉に行く楽しみが増えました。小学生になると家のお風呂に入ることが多くなり、会える機会もほとんど無くなりました。そしてその子の下にまた女の子が生まれ、、、
そのおばあちゃん、上に二人男の子もいるので、総勢四人も孫育てをしてきたのです。
最初、その方の子供なんだろうなと思って見ていました。とっても若い感じだったので、孫だと聞いたときにはびっくり仰天でした。明るく元気な方で会うといつもパワーをいただく感じでした。
その一番下の女の子も今は四歳。
二年ぐらい前からおばあちゃんは働きに出ていて、一番下の子を見てくれるのはおじいちゃんだそうです。だからおじいちゃんが猫っかわいがりしているのよ、と目を細めて話していました。働き始めてから温泉で会うことは滅多になく、どうしているかなぁ、とか下の子は大きくなっただろうなあ、とか思っていました。
それが昨日、ひとりで温泉に行ったとき、偶然やってきました。あの一番下の子と一緒です。
わたしはゆっくり汗を流したかったので、サウナの後で湯殿の脇に座っていました。そのYちゃんが知り合いの方と話しているのを見て、わたしも仲間に入れてもらいました。
その後、わたしが体を洗っていると、Yちゃんがわざわざわたしの席にやってきてしばらく話をするのです。ずっと話していました。色々なことを。
例えばこんなこと。
温泉の中からちょっとした庭に出ることが出来ます。ベンチがあります。そこにYちゃんのおばあちゃんが行きました。寒いのになあって思って見ていると、Yちゃんが
「あそこにね、カエルがいたんだよ」と話すので「そう。おばさんも見たよ。それがねとっても大きくて怖かったのよ」と言うと、そこからカエルの話が続きます。Yちゃんは青蛙だったら触るし、誰それちゃんはカエルを持ってぶんぶん振り回したりするよ、と教えてくれます。びっくりしながらも面白い話にわたしもつい引き込まれカエル話は続きます。
わたしもお姉ちゃんのこととか知りたかったのであれこれ質問しましたが、自分の姉弟のことを聞かれたり、昔のことを教えてもらったのが楽しかったのか、ずっと立ちっぱなし。ときどきシャワーでお湯をかけてあげるのですが、ニコニコと話しています。
おばあちゃんが「そろそろお湯に入るよ」と声をかけたので、Yちゃんは話すのを諦めました(笑)。
お湯から上がってちょうどわたしがサウナに入ろうと立ち上がるとわたしの手を握ってそのまま一緒に戸口まで行きます。小さな手のぬくもりになんだか久しぶりの温かさを感じました。
またね、ちょっとさよならしがたい気分でしたけど、また会えるでしょう。
サウナに入ったら知り合いが
「あの子と何かなの?」と聞かれ
「ん? 何?」と。
「いや、ずいぶんずっと仲良く話していたから」
「いやあ、今日初めていっぱい話したのよ」
と答えると
「そうなんだ。やっぱり子供って分かるのね。子供は正直だから」
とその方が言いました。
たぶん、わたしに話しやすかったのはYちゃんの話を聞きたい! という態度が見えたからじゃないかな。
母もYちゃんのことをきにいっていたなあとふと思い出しました。Yちゃんが来るとずっと優しく見ていた母のこと、思い出しました。小さい子がいるっていいねぇ、そんなことを言っていました。
きっと体がもっと良かったら、温泉にも行けたのに。Yちゃんにも会えたのに。
もう連れていけないのかなぁ。
母がよく言いました。
大人はよくあまり可愛すぎて「おばさん、○○ちゃんを連れて帰ろうかな」とか言うけど、あれは止めたほうがいいよ。子供に嫌われるだけだから。
確かに、いたずらに恐怖心を与えるだけですよね。
大人だって自分の話をよく聞いてほしいって思いますから、まして幼い子供だったら、大人が話すよりも自分の話を聞いてくれる人の方がいいだろうし。
久しぶりの小さなおしゃべりを楽しんだ温泉でした♪
どう接したらいいのか分からないというのが本音だったのです。それが結婚し子供ができ、いつのまにか子供と接する機会が増えるたびに自分の中で自分のことを「子供が苦手」だと決めつけている気がしてきました。ある部分ではやっぱり苦手かもしれないと思うのですが、全部が全部苦手なのではないと思えるようになっていたのです。
その顕著なものが母とよく行っていた温泉でした。
今は母は自宅のお風呂に入るようになっていますが、以前は母と一緒に温泉に通っていたのです。そのときにいつも会う方がいて、お孫さんを連れてくる方でした。生まれて三ヶ月頃から連れてきているのでその孫さんも常連です♪
その子が少し大きくなり四歳頃からわたしと温泉で遊ぶようになりました。ごく自然に、です。小学生になるまで温泉に行く楽しみが増えました。小学生になると家のお風呂に入ることが多くなり、会える機会もほとんど無くなりました。そしてその子の下にまた女の子が生まれ、、、
そのおばあちゃん、上に二人男の子もいるので、総勢四人も孫育てをしてきたのです。
最初、その方の子供なんだろうなと思って見ていました。とっても若い感じだったので、孫だと聞いたときにはびっくり仰天でした。明るく元気な方で会うといつもパワーをいただく感じでした。
その一番下の女の子も今は四歳。
二年ぐらい前からおばあちゃんは働きに出ていて、一番下の子を見てくれるのはおじいちゃんだそうです。だからおじいちゃんが猫っかわいがりしているのよ、と目を細めて話していました。働き始めてから温泉で会うことは滅多になく、どうしているかなぁ、とか下の子は大きくなっただろうなあ、とか思っていました。
それが昨日、ひとりで温泉に行ったとき、偶然やってきました。あの一番下の子と一緒です。
わたしはゆっくり汗を流したかったので、サウナの後で湯殿の脇に座っていました。そのYちゃんが知り合いの方と話しているのを見て、わたしも仲間に入れてもらいました。
その後、わたしが体を洗っていると、Yちゃんがわざわざわたしの席にやってきてしばらく話をするのです。ずっと話していました。色々なことを。
例えばこんなこと。
温泉の中からちょっとした庭に出ることが出来ます。ベンチがあります。そこにYちゃんのおばあちゃんが行きました。寒いのになあって思って見ていると、Yちゃんが
「あそこにね、カエルがいたんだよ」と話すので「そう。おばさんも見たよ。それがねとっても大きくて怖かったのよ」と言うと、そこからカエルの話が続きます。Yちゃんは青蛙だったら触るし、誰それちゃんはカエルを持ってぶんぶん振り回したりするよ、と教えてくれます。びっくりしながらも面白い話にわたしもつい引き込まれカエル話は続きます。
わたしもお姉ちゃんのこととか知りたかったのであれこれ質問しましたが、自分の姉弟のことを聞かれたり、昔のことを教えてもらったのが楽しかったのか、ずっと立ちっぱなし。ときどきシャワーでお湯をかけてあげるのですが、ニコニコと話しています。
おばあちゃんが「そろそろお湯に入るよ」と声をかけたので、Yちゃんは話すのを諦めました(笑)。
お湯から上がってちょうどわたしがサウナに入ろうと立ち上がるとわたしの手を握ってそのまま一緒に戸口まで行きます。小さな手のぬくもりになんだか久しぶりの温かさを感じました。
またね、ちょっとさよならしがたい気分でしたけど、また会えるでしょう。
サウナに入ったら知り合いが
「あの子と何かなの?」と聞かれ
「ん? 何?」と。
「いや、ずいぶんずっと仲良く話していたから」
「いやあ、今日初めていっぱい話したのよ」
と答えると
「そうなんだ。やっぱり子供って分かるのね。子供は正直だから」
とその方が言いました。
たぶん、わたしに話しやすかったのはYちゃんの話を聞きたい! という態度が見えたからじゃないかな。
母もYちゃんのことをきにいっていたなあとふと思い出しました。Yちゃんが来るとずっと優しく見ていた母のこと、思い出しました。小さい子がいるっていいねぇ、そんなことを言っていました。
きっと体がもっと良かったら、温泉にも行けたのに。Yちゃんにも会えたのに。
もう連れていけないのかなぁ。
母がよく言いました。
大人はよくあまり可愛すぎて「おばさん、○○ちゃんを連れて帰ろうかな」とか言うけど、あれは止めたほうがいいよ。子供に嫌われるだけだから。
確かに、いたずらに恐怖心を与えるだけですよね。
大人だって自分の話をよく聞いてほしいって思いますから、まして幼い子供だったら、大人が話すよりも自分の話を聞いてくれる人の方がいいだろうし。
久しぶりの小さなおしゃべりを楽しんだ温泉でした♪