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元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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パラリンピック学校連携観戦について今一度

2021年08月24日 20時59分44秒 | 練馬区について
パラリンピックにおける学校連携観戦について、区内の知人の方から質問があったので、今一度確認も含めて書きます。

「練馬区においては、オリンピック同様、パラリンピックについても、学校連携観戦は致しません」

この件については、練馬区教育委員会としてオリンピック学校連携観戦を中止にした時点で、パラリンピックについても同様に中止しました。

そして、その後のコロナの感染者数等の状況が好転しないこともあり、練馬区としては観戦中止の決定は変わっていません。


理由の要旨としては以下の通りです。

・修学旅行を始め、様々な学校行事が中止および延期となっている。(修学旅行について、小池都知事は中止要請)

・仮に、観戦するにしても生徒一人ひとりに保護者も含めて参加の有無を確認しなくてはならないが、参加する生徒と参加しない生徒が出てしまうのは好ましくない。

・東京都は競技会場までの往復についてバスを準備するというようなことを言っているが、区から確認したところ事務レベルできちんとした回答を得ることができなかった。従って、公共交通を使ってまで集団で移動することはリスクが大きい。

※ちなみに、学校連携観戦の中止については、保護者の方からのクレームはないとのこと


また、練馬区議会自民党としても田中ひでかつ幹事長に確認しましたが、教育委員会の担当理事者から説明を受け、状況を把握し承認したとのことでありました。

私も個人的に、今回の練馬区の判断は致し方ないと考えます。
もし観戦を行ったとして、同時期に別の感染ルートから感染しても「ほら、観戦しに行ったからでしょう」という疑いになってしまう。

そして、国や東京都は「最終判断は各自治体に任せます」というものであり、言い換えれば「責任も各自治体です」ということであります。

現在(5月1日現在)の練馬区立小学校の生徒数は33,569人(特別支援学級含む)、区立中学校の生徒数は13,548人(特別支援学級含む)。

今回は、リスクより安心・安全を選択したという判断であったと思います。


この話の締めくくりとして、夢のある話もしておきたいと思います。

萩生田光一文部科学大臣は、オリンピック・パラリンピックで活躍された選手の方々が、公立学校の教員として登用されたり、今以上に授業や部活に関われるような制度を構築するべきだとおっしゃっていましたが、私も大きく賛同します。

直接的に観戦はできなくても、この大会が違う形で子どもたちの未来に繋がることを期待します。
また、そういう政治を行うべきであります。

パラリンピック始まります

2021年08月24日 19時06分03秒 | 小川けいこのプライベート日記
本日は、パラリンピックの開会式。
選手の皆様のご健闘と安全を心からお祈り申し上げます。

選手の皆様の並々ならぬご努力と実力は、本当に素晴らしいです。
そして、各選手の身体の一部であり、パートナーとも言える車椅子や義肢などのエンジニアやプロフェッショナルの方々も素晴らしいと思います。
ぜひ、ワンチームで頑張っていただきたいです。




ところで、この写真は練馬区役所に飾ってある、「練馬区民発100万人のハンドアートプロジェクト」作品『こんな風の話』。
これは、病気や障害がある子どもたちと、それを応援する人たちの手形を集めて作ったアート。
まさにパラリンピックを応援するにはぴったりのアートとも言えます。


そしてこのアートは、令和2年12月に100歳を迎えられた、練馬区ゆかりの洋画家、野見山暁治さん(文化勲章を受章、練馬区名誉区民)の作品でもあります。

さらに作品には、野見山さんの言葉も添えられています。



「こんな風の話

集まれば みんな友だち みんなで手を握ろう
しっかりと その手をつないで みんなで歩こう
こんなにも沢山の友だち
ほら 空はどこまでも広いんだ」


今の時代、心に響きます。


ところで、残念ながら増加してしまっているコロナ感染。
関係者の方から聞いた話ですが、観客数を制限しての観戦から無観戦となったことにより、オリンピック中のスタッフの配置も変わり、それが原因で密になってしまっていたり、五輪マークのオブジェと写真を撮るために500人位の人が並んでしまったりと、対策が必要な課題もあったようです。

ぜひ関係者の皆様におかれましては、改善点は至急改善のもと、医療関係者の方々の言葉に真摯に耳を傾け、安心・安全に開催していただくことを祈ります。