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元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

前練馬区議会議員小川けいこのホームページはこちら

福島県塙町へ vol.1

2012年05月06日 23時56分07秒 | 視察
 私は、志村区長とともに練馬区と友好都市交流関係にある福島県塙町からお招きをいただき行ってまいりました。


 初日は、菊池塙町長、鈴木町議会議長を始め関係者の皆さんとの顔合わせと懇談会が行われました。


 菊池町長のご挨拶は、練馬区との友好関係についてのお話の他に、昨年の大震災においての練馬区からの支援に対する感謝のお言葉もいただきました。


 また嬉しく思ったのは、その会場には塙町小学校6年生の4人の生徒さんたちからあるお礼のメッセージをいただいたことです。


 何のお礼か?それは、昨年の夏、塙町では放射能問題があり、子どもたちがプールに入ることが出来ませんでした。
 そこで、練馬区では、塙町の約150名の子どもたちをとしまえんのプールへの招待し、セミナーハウスに宿泊してもらい、練馬区の子どもたちとの交流事業を行いました。


 その150名を代表して、4人の生徒さんたちが思い出の写真をパソコンを使って見せてくれた上で、楽しかったこと嬉しかったことの数々を語ってくれました。


 そして、志村区長は子どもたちの挨拶を聞いて、


 「今年も、是非とも練馬区に遊びに来て、プールにも入ってもらいたい」


 と、即決をしてくれました。
 また、たくさんの笑顔に会えることを楽しみにしていますね


 区長と私から最新の「ねり丸バッジ」をプレゼントさせてもらいました。


 
 翌日の日程は、「風呂山公園つつじまつり」と「風呂山公園 100周年記念式典」でした。
 しかしながら、翌日の天気予報は雨ということで、式典の会場は室内に変更と決定していたので、せっかく来たからにはと曇りの初日に現地を見に行きました。


 東京と同様に花の開花が遅れているとのことで、花は三部咲きでした。風呂山公園のつつじは古典的な色合いの赤なので、満開の際は「燃ゆる風呂山公園」となるそうです。


 

 一応つつじと記念撮影をしてみました


 ちなみに、練馬区の花はつつじですが、塙町の花は

 

 ダリアだそうです。

 


足立区の台所を拝見! ~視察@足立区~ 

2012年04月12日 17時02分51秒 | 視察
 本日、上野区議・高松区議・村松区議と私の4人で足立区に視察に行ってまいりました。


 目的は、2つ。
 先ずは、そのうちの一つを本日ご紹介します。


 皆様、近頃メディアで取り上げられている


 『東京・足立区の給食室』


 という料理のレシピ本をご存知ですか?
 いわゆる足立区の給食のメニュー・作り方・カロリー等を紹介したレシピ本ですが、これが大人気7回の増刷、発行部数が7万3千部に達したという凄い実績!


 これは是非とも食すべき!ということで、そのメニューを実際に食べることができる、
足立区役所南館14Fにあるレストラン「ピガール」に行って来ました。


 ありましたよその名もその名もズバリ!

 「おいしい給食」550円!

 

 本日のメニューは、

  ハヤシライス
  野菜のくるみ和え
  味噌汁

 でした。

 本当に話題になっているらしく、レストラン内では某テレビ局の取材が入っていました。
 そして、私たちがレストランを出て目に入ったものは、

 

 「本日のおいしい給食は完売しました。」

 の文字。スゴイ.....


 そして私たちは満足して帰って来ました.....そんなわけはなく、その後この日の第一目的であった近藤やよい区長との面会に向かいました。


 近藤区長との面会については、明日また詳しく書きますが、この給食のレシピ本についても近藤区長からお話をお聞きしましたので一部ご報告したいと思います。


 「おいしい給食」事業は、特別に予算を使ったわけではなく、事業開始前と一食にかける予算は同じとのこと。周囲の方々からは、高い食材を使うのではという誤解も多かったそうです。
 また、議会からは、「子どもたちへの甘やかしになるのでは」という意見もあったと聞きました。

 近藤区長が「おいしい給食」事業をスタートさせるきっかけは、残菜量に着目したからとのことで、学校によって残菜量に大きな差があり、いくら栄養価に優れた給食を出しても、子どもたちが食べてくれなければそれは単なる「ゴミ」になってしまうと考えたからだそうです。
 事業開始後の3年間で減少した残菜量は123トンですが、まだ残菜量に変化が見られない学校については今後、検証されるそうです。



 我が練馬区の給食もおいしいという評判はありますが、さらに細かく検証する余地があります。(ちなみに給食のレシピは一部ホームページ等で紹介しています。)
 

 さらに、練馬区では、給食レシピではないですが、 

 『練馬発 わかわか かむかむ 元気ごはん』~いきいきとしたシニア世代を送るために~


 という高齢者福祉の観点からのレシピ本を発行しています。

 

 本のデザインは、日大芸術学部の学生さんたちです。
 また、高齢者福祉ということで字が大きく見やすくなっています。

 この本は、区役所情報ひろばにて300円で販売しておりますので、ご興味のある方は是非ともご利用下さいませ
 (お問合せ福祉部 高齢社会対策課 TEL(5984)4596 )


 やはり『食』は体の資本です
 食育という言葉が使われるようになってから数年が経ちますが、今後とも議会においても食の問題は取り上げて行きたいと思います。



 
 余談ですが、足立区役所1Fのアトリウムには、

 

 洒落たカフェコーナーがありました

 
 

 

京都国際マンガミュージアム

2012年04月04日 17時53分11秒 | 視察
 先月の27日に会派で、


 『京都国際マンガミュージアム』


 を視察しました。

 先ず、門を入って印象的だったのはこの光景です!

 

 建物の前の芝の上に大人も子どもも寝転がって、読書や会話を楽しんでいる姿が何とも羨ましく、見ている方も幸せを感じました。


 このミュージアムは、マンガ文化の総合博物館「読む・知る・創る」というコンセプトで構成されています。


 <<読む>>

 5万冊のマンガ読み放題!
 マンガ雑誌や海外マンガも
 絵本もたっぷり(こども図書館。ここでも寝転んだり出来ます)


  <<知る>> 

 イベント目白押し!
 マンガっていったいなんだろう?にお答えします
 100人の舞妓展(京都ならではの舞妓さん174人のイラスト)
 籠池歴史記念室(このミュージアムは以前、籠池小学校だった)
 紙芝居小屋あり


 <<創る>>

 マンガ制作のひみつが目の前で!(若手漫画家か目の前で実演)
 かいたり、ぬったり、つくったり(ワークショップ)
 あなたもマンガキャラになっちゃうかも?(似顔絵作家による似顔絵を(有料)


 以上のように、中味もかなり充実した施設となっています。

 施設もレトロと近代的がうまく融合して、心地よい空間が演出されていました。


 練馬区にこれを建設することは難しいですが、子どもから大人までが楽しみながら文化も学べる公共施設という点については、参考にできることが多々ありました。


 余談:施設内にあるカフェの壁には、著名な漫画家の皆さんのイラストやサインがたくさん描かれていました。ここも見所だと思います
 


いわき市に向かってます

2011年08月22日 19時08分48秒 | 視察
本日は、10時の幹事長会を頭に、会派総会、議会運営委員会などの会議を終えて、今は災害視察のために、いわき市に向かっております。


5月にボランティアで訪れて以来となります。
復興の状況や、今後必要な支援は何かをしっかりと見て参ります。

韓国視察⑤~河回村~

2011年06月10日 12時22分30秒 | 視察
 (芙蓉台から見た河回村と洛東江)
 

 久しぶりの韓国視察レポートでございます。



 本日は、2010年7月31日に世界遺産に登録された、『河回村(ハフェマウル)』の視察報告です。
 
 
 河回村は、慶尚北道安東市にある集落です。実際に今も、人が暮らしています。
 農村における両班(貴族)の伝統的な生活様式を保存・継承している村です。(マウルは韓国語で村に意味)
 世界遺産のほか、韓国の重要民俗資料122号に指定されており、多くの有形・無形文化財を擁うしています。

 

 村の保存を第1に考えているため、基本的には住人以外は、車の乗り入れ禁止なので、村から少し離れた場所に駐車場があり、 そこからは、専用のバスで村の入り口に着きます。
 

 

 また、河回村は1999年には英国のエリザベス女王が訪問したことでも有名です。
 
 こちらの建物内には、エリザベス女王の訪問時の写真や記念品が展示されています。
 
 一つ気がついたことが.....この建物の横には
 
 自由に使用できる車椅子のコーナーがありました。



 さて、村に入るとしましょう!

 村は、そのものが博物館といった感じです。
 

 

 この村の7割は、豊山柳(リュウ)氏で、朝鮮王朝中期の儒学者・政治家である柳雲龍・柳成龍兄弟もこの村から出ています。


 そして、韓流ファンなら誰もが知っている、韓流スターのリュ・シウォン氏もこの村の出身で、エリザベス女王の訪問時の写真にも、女王をご案内するお父上と共に写っていました。
 そして、ご本人がたまに帰って来るという生家も現存しています。
 
 
 
 下の新しい表札が、リュ・シウォン氏のものですが、ファンの方が持って行ってしまったので(←ダメですよ~)、新しいものになったとのこと。

 
 そして、門の横にあるローマの「真実の口」のようなものは、リュ・シウォン氏の祖先の方が、穴というか口に手を入れた先に、貧しくて勉強をしている人のためのおこずかいを入れて置いてあげたものだそうです。 





 河回村には、有名なものがもう一つ!

 それは、両班のを風刺した仮面劇です。村では、仮面博物館も運営しています。
 
 この日は、運よく見ることができました。

 仮面劇は、高校生を始め若い人たちも楽しんで見ていました。伝統・文化の継承は大切です。


 <雑  談>

 
 この日のランチは、安東名物に「塩サバ定食」!
 こちらも韓国料理の類にもれず、メインの塩サバの他にテンジャンチゲやおかずがたくさん付いてました。

 
 河回村までは、ソウルから車で約3時間程度かかります。ので、途中サービスエリアでのトイレ休憩は欠かせません。
 サービスエリアは、日本と殆ど変りません。トイレがあり、いろいろなファーストフードやちょっとした食事が出来るように
 なっています。 

 私は、
 
 好物の、とうもろこしを.....日本のものより固めで、もちっとした感じです。そして、甘くありません!
そこが好きです



                                  
 


 
   

韓国視察レポート④~エコ推進~

2011年06月01日 03時11分36秒 | 視察
 


 今回は、よーく地下鉄に乗りました!

 ちなみに、トップの写真は、「汝矣島(ヨイド)駅」。国会議事堂がある駅です。

 2番目の写真は、ホームから撮った乗り場。私が利用したどの駅もドア付きでした。
 
 ソウル市民の足は地下鉄・バス・タクシーが主流であります。地下鉄はかなり充実しておりました。


 また今回感じたことは、エコがかなり進んでいるということ。(節電については例外ですが)


 例えば、切符。
 日本でいうPASMOやSUICAと同じシステムは、当然のことながら韓国にもありますが、切符についてもリユースが徹底していました。

 日本の切符は使い捨てでありますが、韓国では、切符についてもICカード式
 


 そして目的地に到着したら、デポジット専用の機械にカードを返却すると
 


 500ウォンが返却されます。
 



 そして、地下鉄の他に、ホーと思ったのは、生ごみからの発電です。

 ソウル市の東大門区においては、生ごみを回収し、発生したメタンガスを利用し発電を行っているとのこと。

 生ごみの堆肥化は当たり前のことで、その先を行っていました。
 以前、アメリカのインディアナ州に研修に行った際、家畜の糞から発電!という話は聞いたことはありますが、身近な国が、すでに市民の身近な自治体単位で行っていることに脱帽でした。
 そういえば、12年前に初めて韓国を訪れた時に、すでにゴミの夜間収集が始まっていたことを思い出しました。



 朴さん曰く、韓国ではリデュ‐ス(ゴミの抑制)リユース(再利用)リサイクル(再生)、この順序が基本的に徹底されているとのこと。



 我が区もさらに研究します!

 リデュースについては、国がもっと徹底する必要がありますが。

韓国視察レポート③~芸術村プロジェクト~

2011年05月28日 14時11分45秒 | 視察
 昨日に引き続き、芸術についての視察報告です。


 昨日の「路上美術館」は2006年のプロジェクトでしたが、本日ご紹介の『芸術村プロジェクト』は、2010年にスタートし、さらに洗練されパワーアップした内容となっています。


 その目的は、市民の文化向上・拡大とソウルの文化ブランド創出で都市競争力を高め、「創造文化都市ソウルを創る」というものです。

 
 ソウル市内にいくつかの拠点を決定し、それぞれの地区でリーダーを中心に市民参加のもとテーマを決め、20回以上の会議を重ね、例えば学校の近くであれば子どもたちの作品を取り入れる、緑のある場所であればそこの馴染んだものとする、伝統的な家屋の壁であればそれに合わせた絵や文字にする等々の工夫がされています。


 ソウル市内には、ガイドブックに載る有名な観光地がたくさんありますが、このプロジェクトによってあらたな観光・文化・芸術の拠点の創出が出来たわけです。


 

 その一例をご紹介します。 


 
 このような何もない塀が.....(この写真はパンフレットより)
         ⇊  ⇊  ⇊
 
 こんなんなりました。蔦が這う塀にトカゲのオブジェが見事に融合しています


 
 味気ない建物が.....(この写真はパンフレットより)
         ⇊  ⇊  ⇊
 
 アジュンマのみなさんも大喜び!(この写真はパンフレットより)


 以下、作品のみご紹介! 

 
 ちょっと意外なモチーフですが、色合いはバッグの緑とマッチしています。 

 
 家に合わせたクラシックな絵柄と文字

 
 塀の向こうの竹林に合わせた、オリエンタルなモダンな絵柄
 

 「路上美術館」と言い「芸術村プロジェクト」と言い、感動と感心しきりでした。
 本当に行くたびに感じるのですが、今の韓国はパワフルです勉強になります。カムサハムニダ



 【練馬区の課題】

 私は再三にわたって、練馬区立美術館については、隣接している公園と、中村橋駅から美術館までの導線の道や壁等を、一つの美術館として捉え、芸術品や壁画等を設置するべきだ!と主張してまいりましたが、今回の視察でさらにその思いは強いものとなりました。
 実現すれば、文化・芸術はもちろん観光、商店街の振興にも役立つものとなります。

 サントリー美術館ご出身の若林美術館長も、新たなビジョンをお持ちのようなので、議会も協力体制のもと練馬の文化・芸術の発展に全力で取り組みます。(私の公約の一つでもありますし


 

韓国視察レポート②~路上美術館~

2011年05月26日 15時42分41秒 | 視察
 


 本日は、ソウル市梨花洞『路上美術館』についてを報告します。
 ある意味、私が今回の視察で一番見たかった場所であります。

 写真の絵は、一般の家の壁に描かれたもの!



 この『路上美術館』は、劇場が多く集まる街「大学路(テハンノ)」から「駱山(ナッサン)公園」にかけて歩くと、街のあちらこちらの家の壁や、階段、道などに出現します。(※大学路という地名は、以前はこの場所にソウル大学があったことからついた名前とのこと。)
 出現という表現を使ったのは、一か所にまとまって存在するわけではなく、歩いていると突然現れる!といった感じなので、出現という言葉の方があっている気がします。

 だから、次は何が出てくるのか、どこに現れるかなど好奇心をくすぐられる場所であります。



 この『路上美術館』は、ソウル市における「駱山プロジェクト」という文化観光部の生活環境改善事業の一環であり、2006年9月に始まったものです。

 そして、約70人の作家と子どもからお年寄りまでの住民による約80個もの作品が、街をキャンバスとして存在しています。

 その結果、傾斜がきつく高台や坂や階段の多いタルトンネ(月の街)と呼ばれていたこの地域に多くの人が訪れ、芸術・文化の街として再生しました。月に届きそうなほど高いにあることから「月の街」と呼ばれていたが、「サントンネ(山の街)」とも言われる。

 余談ですが、テレビで紹介されてからは、特に訪れる人が増えたそうで、喜ぶべきところではありますが、住民の中にはあまりにも人が来て自分の家が撮影スポットになってしまったことを疎ましく思い、絵を消してしまった人もいたそうです。
 また、楽しんでいる住民の中には、絵を描き変えている人もいました。



 ここから、私が探し出した作品を一部ご紹介しますね!(トップの写真も作品の一つです)

 
  アジョシ(おじさん)が釣りをしています

 
 ファンキーな猫

 
 空中散歩の紳士と犬

 
 草花の優しい絵

 
 微笑ましい恋人たちの絵

 
 路上美術館の中でも必ず取り上げられる花の階段

 
 上から見るとこんな!!ここの階段は人気ドラマ「華麗なる遺産」でも使われた場所だそうです。この近辺には他にもこのドラマの撮影スポットがたくさんありますよォ
 
 
 お次は、鳥の階段。今回の視察でもお世話になった朴さんとのツーショット!

 
 .....魚!?

 
 「恋人たち」のオブジェに入って、三角関係を作ってみました

 
 ガスメーターがてんとう虫に!可愛すぎるぅ

 
 ここは、生活感が溢れる街です。
 
 こんな感じで。
 でも、整理整頓されていない感がかえって情緒漂う素敵な街でした。

 でも、でも暮すとなると、かなり足腰を鍛えないと厳しいかも.....
 この日は、地下鉄で市内をまわっていたのですが、ここを後にする際は、

 「朴さん、タクシーで行きましょう!」

 と、かなり強固に行った私でした。


                                                 続く.....

 

韓国視察レポート①~主婦インターン制度~

2011年05月26日 00時58分08秒 | 視察
 数日前のブログで申し上げた通り、韓国のソウル市視察報告をさせていただきます。


 先ずは第1段は、以前から気になっていた


 >『主婦インターン制度』についてです。


 この制度は、20代、30代の主婦を中心とした社会復帰へのバックアップをする制度であります。
 『主婦インターン制度』の他、『女性インターン制度』もあります。


 これらの制度は、国の「女性家族府」(日本で言えば省庁)の政策であり、補助金もそこから出ています。
 日本でこの政策を受け持つとしたら、内閣府男女共同参画局あたりでしょう。特命担当大臣のポストがありますから。



 私が訪問したのは、ソウル市麻浦区にある「女性発展センター」です。
 



 先ずは、制度の内容を簡単にご説明します。

 ①社会復帰に向けて、手に職をつけるためにいろいろな講座やカリキュラムがあり、とても安い講習料でこれらを受講できる。
 
 ②職業斡旋を行っている。(企業とのマッチング)
  就職が成立した場合、国は韓国の最低月額賃金の約10万ウォン(約8万~9万円)の半額である5万ウォンを6か月間、企業に補助する。(条件は、週5日制、1日8時間労働)
  企業サイドは責任を持って6カ月間、雇わなければならない。雇った人に非がなく、この規則を破った場合は、二度とこの制度を使うことは出来ない。


 以上ですが、実績としては、年間1,000件程度とのこと。
 また、6カ月間が経過した後も、そのまま勤務するケースが殆どだそうです。


 この制度は、例えば韓国人の方と結婚した外国人に主婦にも適用されるそうです。ただし、ある程度の韓国語の語学力は必要。  
 


 そしてもう一つの、「女性インターン制度」ですが、これはちょっとしたカルチャーセンターといったところで、ファッション、IT、美容、料理、花、心理分野等々のカリキュラムが用意されており、女性なら誰でも受講の権利があります。
 また、施設も恵まれたものとなっています。


 私が、見せていただいた教室をいくつかご紹介します。

 
 (美容師の講座)

 
 (ポップアーティス講座)

 
 (講師は、韓国で有名なポップアーティスト、キム・ヒョジョンさん)

 
 (料理の講座)

 
 (作品展示ケース)

 これらの講座は、材料費は別として受講料は月額2、000円以下のものが殆ど。


 さらに受講終了後、施設の中において6カ月間、お試しで出店することが可能。この期間が過ぎると自分でお店を出す人もいれば、就職する人もいるとのこと。
 
 (こちらの女性は、ネイルアーティストの講座を卒業し、施設内でネイルアートのコーナーを出店。甘皮の処理と簡単なハンドマッサージとカラーで、なっなんと!約500円でした。お話も伺いたかったので、私もカラーをお願いしました。)


 これらの制度、話を聞けば聞くほど羨ましかったア。



 さらに、施設内はこれまた羨ましい設備がっっっ!!

 
 (一時託児所)

 
 (階段には、車椅子用の設備が)

 
 (なんと、美しいローズ柄のパネルはトイレの壁です。)

 
 (料理教室の廊下の壁の絵)


 今回の視察内容を、今後の施策に活かしたいと思います



 余談ですが、現在の日本における韓流ブームは、女性に優しいこのインターン制度を日本の女性が知ったらさらに加速するかもしれません