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それって ほんと?

2017年02月15日 | Weblog
 2月 15日

 事実だけど真実ではない?

 新聞記事になっていたので、アタイもチョイと調べてみま
した。
 それはね。2015年にシンゾー君が発言したことですが。
 「自衛隊機のスクランブル発進が、10年前と比べて7倍に
増えた。だから、日米同盟が大切だ」という主旨の発言です。

 でね。2014年のスクランブルは940回ほど シンゾー君が
いうところの10年前(2004年)は140回ぐらいです。
 これだとほぼ7倍ですから、まぁ間違いではないですよ。事実で
すね。

 ところが、この140回というのは、過去50年間では一番少ない
回数なんですねぇ。
 だれが考えるんでしょうねぇ? 「10年前と7倍」(10年と
いうのは区切りがいいものね)インパクトありますよ。「7倍も
増加だ!」って。

 1990年代~2010年ぐらいの間はスクランブルが比較的
少なかったんです。
 たとえば1980年代だと800回や900回は当たり前の
回数なんですからね。(たしかに2010年ごろからはスクラン
ブルが増えています)

 つまり、事実であるが、真実ではない。(一番少ない時と、
一番多いときを比較してるもの。10年間の平均とかじゃない)


 でね。ここから別の話。
 スクランブルっていうのは、相手があってのことですよね。
 以前は冷戦時代のソビエト(今のロシア)からの航空機などに
対するスクランブルが多かったんですが、最近はダントツで中国
です。(中国の領土拡大政策、軍事力の強化・拡充)

 そういう国は、わざとスクランブルさせるんですよね。
 このスクランブルっていうのは、どこの国でも防衛秘密と
いうか、軍事機密扱いなんですよね。

 それはね。戦闘や戦争になったとき、敵国にどこから攻め込むか、
どこが手薄か防衛能力が低いか。
 コッチから近づいたときには、あの基地からは〇分でスクラン
ブル発進したのに、アッチからのときには△分だった。
 アッチのほうが反応が遅い。(つまり防御が弱い)

 てなことを夜とか低空とか高空とか雨とか雪とか、とにかく
何度でも試して、それらの情報を蓄積していくんだよね。
 逆にいうと、ほんとーはもっと早く見つけているんだけど、
わざとスクランブルを遅らせる。てなこともやっていると思うね。

 まっ、駆け引きはどこの世界でも業界でもあることですがね。
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