ひょげんげんろんじゆう

　５月　３日

　憲法記念日なので、表現の自由とか言論の自由について。

　報道の自由について、現政権からは各種圧力がかかっているよう
ですねぇ。マスコミなどに。
（そんなことはない。と政府も放送事業者も言ってますが、それを
信じている人は少ないと思いますね）

　国連人権理事会に任命された「特別報告者」（表現の自由を担当する
専門家だそうです）が日本に現状を調査しましたよ。
　その中で「何が公平であるか、いかなる政府も判断すべきではない。
メディア規制の脅しと受け止められている」と批判して、廃止したほうが
いい。と提言しています。その廃止したほうがいいという法律というのは
放送法４条　でした。

　この特別報告者がなぜ日本を調査したかというと、「政治的公平性が
保てないのなら、放送局に電波停止を命じる可能性がある」という　
まさに公平性を欠いた　、高市法務大臣の発言（解釈）があったから
です。（放送法４条に規定されているんですが、それはよほどのこと
があった場合であって、今現在において、日本のマスコミ・メディアが
放送停止になるような不公平な放送・報道をしているわけじゃないですよ
たしかに、高市大臣も「今すぐではなく、そういうこともありえる」と
言っていますがね）
　他にも特定秘密保護法や歴史教育（教科書）についても調査して
います。

　でね。ＴＶ番組更改期ということで、３月で降板したり番組の内容を
変更したりして、自己防衛したＴＶ局もありましたよね。
　政府批判、反自民とみられてしまい、鋭い視線で世の中の不正や矛盾を
ついていた人たちが番組を降りたり（降ろされたり）しましたからね。

　日本には言論の自由がある。って、殆どの人が思っているでしょね。
でもね、それは思い違いですよ。
　「報道の自由」世界ランキングだと、日本は何位だと思いますか？
　答えは７２位（２０１６年）ですよ。

　どですか、こんなに下だと思っていましたか？
　ちなみに１位はフィンランド（上位の殆どはヨーロッパ各国です）
　アメリカ４１位
　アジアでは台湾が一番上で５１位、韓国７０位、シンガポール１５４位、
中国１７６位、北朝鮮１７９位などです。

　アタイ、憲法改正には賛成する部分もあるんですが、改悪には断固反対
です。（現政権は改悪を目指している）
　そうそう、日本の祝日は「○○の日」というのが殆どですが、「の」が
無い日もあります。「憲法記念日」は「の」がありませんよね。
　その意味を考えてみてはどでしょ。